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赤い空に白い掛札が舞う。鮮やかに暮れ行く空を覆い尽す勢いで響き渡る、ぐるりを囲む人ならぬ者たちの歓声を耳に、
天動 記士郎
は目前に繰り広げられる試合を眺め続ける。
早朝ロードワークに出たときの動きやすい格好のままのポケットに、無意識のうちに触れていた、自身が『白蛇さん』と呼ぶ白蛇の鱗から手を離す。
瞬きのうちに見知らぬ草原に迷い込んでしまいはしたけれど、ここに集うナニカたちにこちらに対する害意はないらしい。
巨躯を激しくぶつけ合わせる人外の者たちの、人の少年と鬼の少年の、人の少女と妖獣との。どの試合を観ていても、知らず拳を握りしめていた。知らず頭に戦術を思い描いていた。
相手が出す拳をどう避けるか、次にどう動くか。
(可笑しなものですね)
辞めたとは言え、プロにまでなった性はどうしようもないのかもしれない。そうでなければ、雑貨屋を営む今になってもまだ早朝にロードワークに励んだりはしないのかもしれない。自宅の一室全てをジムのようにしたりもしないのかもしれない。
ボクシングを辞めてこの方、人と殴り合ったことはない。
(ですが)
真剣に戦わなければ勘が鈍る。それだけは確かだ。
(どうしましょうねぇ)
うなじでひとつに束ねた栗色の髪の頭を掻き、記士郎は周囲を見回す。物の怪たちに交じって、ところどころ、人の姿も見える。
その中のひとり、眼鏡掛けた僧侶と眼が合った。
「おや、今日は」
「はい、こんにちはー」
穏やかに微笑み手を合わせる僧侶につられ、記士郎は闘気の欠片もないふうわりとした笑顔を見せる。
「食事処でのんびりと観戦しようと思っておりましたが、つい年甲斐もなくふらふらと」
剃髪の頭をつるりと撫でて照れ臭そうに笑う
齋藤 智照
の袖を、
「……そこな兄ちゃん、ちっと話があるんだが……」
嗄れた声の伊織翁が引く。
「はい、何でしょう」
「俺に賭けやがれ」
低く迫のある声で強請られ、智照と記士郎は顔を見合わせる。
「種銭がねェってならこれやるからよ」
どう見ても痩せた老人の言に躊躇う二人の胸元にこの世界のものと思しき札束を押し付け、伊織翁は物の怪たちの作る輪の中央に向かう。
待ち受けるは拳闘場の胴元でもある大天狗。
赤ら顔に高下駄、畳んだ翼を羽ばたかせ、天狗は伊織翁と一緒になってカカカと笑う。
「おう」
己より頭ふたつ分以上は大きい大天狗を見上げ、伊織翁は瞳をすがめる。
「だな、でけぇやつがいい。分かりやすいしな」
響き渡る試合開始の法螺貝に、素手のみの殴り合いを主催する物の怪と古武術を修めた老翁はもう一度笑みを交わす。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月29日
参加申し込みの期限
2016年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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