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黒い羽の宝石泥棒2―忠誠のトパーズ―
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11月も下旬。そよ風はすれ違った者の肌を冷やし、冬の到来を匂わせる。
そんな季節の移り変わりを気にも留めず、
大天使 天吏
は今日もシーサイドタウンの自宅マンションから双眼鏡を覗いていた。建物の屋根にとまっていた小さな野鳥が、何かから逃れるように空へと飛び立つ。
(……?)
双眼鏡の視界から小鳥が消えて残念がっていると、その近くでは数匹のカラスが騒ぎ、地上にちょっかいを出している様子が確認できた。野鳥観察を続ける中、今日は暴れているカラスがやけに多いことを、天吏は不思議に思う。
やがて一つの希望が舞い降り、冷たく澄んでいた彼女の瞳に、熱が灯る。
(もしかして、クローネさんがいるのかしら?)
もしそうならば、逢いたい。天吏はまずねこったーの画面を開き、"カラス 怪我"という単語で検索をかける。今回のカラス達がどこから来ているか、そして親玉がいそうな場所について情報を収集することにした。
***
御剣 刀
は寝子島神社の境内で剣術の練習をしていた。力強い踏み込みと同時に、木刀が空を斬る。
精神を集中させていた刀は、その時、侵入者の気配を察知した。
(――!)
上空だ。咄嗟に上を仰ぐと、見慣れた黒い鳥が羽を広げて向かって来ているのが見える。そのカラスから敵意を感じた刀は木刀を構えて迎撃体勢を取った。だが今日は、カラスの周りに小さな点が浮いていることに気付く。
不審を募らせつつも、直線的に襲いかかって来るカラスに木刀を振り降ろした。
「グァッ!」
僅か一瞬の衝撃にカラスは呻き、呆気なく地面に叩き落とされる。すると残心を取る刀の耳に、不快な羽音が横切った。
(蜂……!?)
小さな点の正体はこれだった。数は2匹。走って逃げようとしても追い掛けてくる所を見ると、こちらを狙っているようだ。
(何だこれ? カラスだけならまだしも蜂にまで襲われるのはフツウじゃない……)
事件の香りを感じた刀は、揺れるように飛ぶ蜂の動きに意識を集中した。剣士の眼が蜂の進む軌道を捕らえる。刀はその先に木刀を置くように、最速で振り切る。
日々の鍛練の賜物だろう。蜂は見事木刀に衝突。続けてもう1匹の蜂も同じように撃墜することに成功した。
一度は動かなくなったカラスと蜂だが、やがてむくりと起き上がる。刀は再び構えを取るが、カラス達からはさっきまでの戦意がすっかり消えており、よろけながら各々どこかへ飛んで行った。
(妙だな……また神魂絡みか。カラスという事はクローネか? どちらにしても俺のフツウのために放ってはおけない)
緊張を解しながら木刀を返し左手に納めると、刀は他にも襲われている人々がいないか捜すため、神社を後にした。
***
学校ジャージに赤猫リュックを背負った
後木 真央
は、星ヶ丘にある八神邸に向かって元気に歩いていた。
その道中、真央は知人の姿を見つける。
「あ、刀ちゃんなのだ!」
「後木。……ここらで何か変わった様子は無かったか?」
「んん? 変わったこと……ハッ! そうなのだ! この頃寒くなってきたから、道を歩いてるお猫様が少なくなったのだあ~」
猫好きとしては寂しさ極まりない近況に、だばー、と涙を流す真央。
どうやら、まだ今回の被害には合っていないようだ。
「真央ちゃんこれから、夏朝ちゃんと一緒に修ちゃん家で期末試験対策の勉強会なのだ!」
「そうか、偉いな。……!」
和んだのも束の間、真央めがけて滑空してくるカラスと蜂を刀は見つけた。
「チッ、来たか!」
「うおぅ!? 鴉と蜂……蜂ぃ!?」
「伏せろ、後木!」
真央が号令に従いしゃがんだ後、刀は先程と同じようにカラスと蜂を木刀でなぎ払った。
「おぉぉ! 刀ちゃんすげーのだ!」
「ふぅ……この調子だとあちこちに影響が出ていそうだな。原因を突き止めて対処しないと」
「真央ちゃんも協力するのだ! とりあえず修ちゃんに連絡取ってみるのだ」
携帯電話を取り出し、これから会いに行く予定だった
八神 修
へコールをかける真央。
「修ちゃん外みられるのだ? 何か鴉と蜂が大発生っぽいのだぎゃー!?」
話している最中、蜂が死角から飛び出してきて真央は思わず飛び上がった。
『真央!? 大丈夫か!? 状況を教えてくれ!』
電話越しの修はすぐ様、緊急事態を覚る。
すると刀が前に立ちはだかり、真央に退くように指示を出した。
「ここは俺が追い払う! 後木は仲間への連絡を頼む!」
「わわわ、わかったのだー!」
真央は慌てながらも、陸上部の身軽さで素速くその場から離脱した。
しばしの攻防の後、なんとか敵を撃退した刀は、他に襲ってくるものが無いことを確認して一息吐いた。
その際、視界の隅にあった看板に目が留まる。
たい焼き屋だ。
「…………」
冬も近い冷たい空気の中で、温かさを含んだほのかな香りが、神社での剣術練習からずっと動いていた彼の身体を誘う。
「ほい兄ちゃん! まいどあり!」
腹が減っては何とやら。刀はエネルギー補給と称してほくほくのたい焼きを頬張りつつ、事件解決の手掛かりを求めて奔走を再開した。
***
猫帽子と猫マフラー、ふんわりコートに身を包んだ
恵御納 夏朝
は、期末試験に向けての勉強会の前に、真央から事件のことを知らされた。
「蜂とカラスが襲って来るって…またクローネの仕業…!?」
『きっとそうなのだどうせ今回もクローネなのだ真央ちゃんはやってやるのだ』
「僕も協力する…! 皆で力を合わせて、何とかしないと…!」
互いの声を届けるNyaphoneを固く握りながら、そう決心する夏朝。
『修ちゃん家で作戦会議なのだ! 夏朝ちゃん、気を付けて来るのだ!』
「うん。後木さんも気をつけて…!」
前髪から僅かに覗く瞳に真剣さを宿した夏朝は、道中で役立ちそうな道具や装備を購入しつつ八神邸へと急いだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
イルミネート
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月29日
参加申し込みの期限
2015年10月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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