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黒い羽の宝石泥棒2―忠誠のトパーズ―
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桜庭 円
は一人、星ヶ丘の一角にある雑木林に足を踏み入れていた。
(星ヶ丘のカラス。そしてカラスの群れ。覚えにあるのはニッキーだけども。……ただ、最近は宝石が盗まれたって話は無かった様な)
彼女は、過去の宝石泥棒事件に関わった者の一人だった。当時見たものを思い出しつつ、推察を行う。
(今回は、カラスと、蜂、関係は薄いかもだけど。クローネ絡みで、暴走してる可能性は有るかなー……でも、何故蜂?)
やがて辿り着いたのは、雑木林の中にひっそりと佇むコテージ。かつてニッキーの飼い主が拠点にしていた建物で、以前円も訪れている。
相変わらずドアの施錠はされていない。春に来た時と比べると砂埃は厚くなり、空気も冷えているせいか寂しさが増したように感じる。カラスの足跡が点々と見えることから、ニッキーやこの付近のカラスは出入りしているようだが、飼い主が戻ったような形跡は、見当たらない。
円は書斎に移り、以前も読んだ日記をめくる。
(飼い主はニッキーの自由を望んでいたわけだし。……その思いが伝わればいいのに)
円は日記を手に取りながら、一人静かに、哀感に目を細めた。
(んー、例のオニキスは何処に有るんだろう。それに、想いが残ってないかな?)
その日記には、飼い主とニッキーの出会いを飾った宝石のことも記してある。
("闇の中でも生き抜く、幸運をもたらす希望"――その想いが、ニッキーの飼い主へのこだわりを捨てて、自由に行ける道になると思うんだけど)
もれいびであるニッキーは、宝石に込められた想いを感知するろっこんを持っている。オニキスがあれば、ニッキーを救えるのではないか?
そう考えた円はこのコテージをもう一度洗い直し、飼い主やオニキスの手掛かりを探索することにした。
(飼い主はギャンブラー。イカサマ疑惑がかかって失踪。カジノの揉め事なのかな? 星ヶ丘には裏カジノがあるっていう噂もあるし。一応宝石の取得物のリストとかあればチェックしたいけど……)
机の引き出しや残された書物を念入りに探ってみるが、宝石や目利きの専門書、過去の鉱物取引レートなど、大まかな嗜好は分かれど個人の詳細な履歴を記すものは見当たらず。
結局、これといった手掛かりは掴めなかった。追われる身であった飼い主は、ここを去る際、自らの行方を示すものは全て抹消してしまったのかもしれない。
(……うーん、空振りだったかな?)
軽く口を尖らせて、建物の外へ出る。探索中に被った埃を叩いて一息吐いた後、円はぐっと身体を伸ばした。
「……あれ?」
ふと、コテージ付近の木にぽっかりと洞が空いていることに気付く。覗いてみると、そこには幾何学的な構造を模った黄色い壁。野生のミツバチの巣だ。瑞々しさがあるにも関わらず、今は巣の住人は居ない様子。この寒空に揃って出掛けているということか。
(街を襲ってるのは、ここの蜂?)
そういえば、カラスの気配も今はほとんどない。
(ニッキーの住家の近くにいた蜂やカラス達が駆り出されてる。そういうことかな)
ねこったーに多くあった、"敵は星ヶ丘方面から飛んで来ている"という報告にも合点がいく。円はしばし思考しながら、雑木林の帰り道を歩んだ。
そして円は街に出るやいなや、宙に浮いていた1匹の蜂に目を付けられてしまう。
「げ。見つかった!」
蜂を相手に生身では心許ないが、1匹くらいならいけるかも、と自分に賭けてみる。
ボクシングの構えを取り、向かってくる蜂の動きを目でとらえた。だがその直後、背後から3羽のカラスが円に襲いかかる。
「…ッ!」
動物の剥き出しの敵意に直感が震え、円は咄嗟に防御体勢を取った。
蜂の針が円に触れる、その直前。かすかな刃物の抜き打ち音が聞こえたかと思うと、空中の蜂は、真っ二つに分断されていた。
「……サキリくん!」
サキリ・デイジーカッター
が、暗器のナイフを手に円の前に立ちはだかる。
「何やら外が騒がしいなと思って出てみたら、これだよ」
外で妙な気配を感じた彼は、周辺を調べていた所でこの状況に遭遇した。蜂に続いて滑空してくるカラスに対し、サキリはナイフを持った手を返し、峰で次々と打ち払い墜落させる。気絶したカラス達を見下ろす瞳には、優美な顔立ちに似つかわしくない鋭さが宿っていた。
「あーびっくりした! ありがとねサキリくん」
危機に直面した割には、あっけらかんと笑う円。
そして、今回の事件はやはり神魂絡みだと推測していた二人はいくつか言葉を交わす。
「蜂はともかくカラスの方には心当たりがある。カラスのらっかみクローネ……おそらく奴が裏で糸を引いていると見たよ」
「うん。ボクも、その可能性はあると思ってる。実際に動いてるのは、たぶん別のもれいびカラスだけど」
「桜庭はそっちを探すのかい?」
「そうだね。そのカラスに覚えがあるから。サキリくんはどうするの?」
「僕が狙うのは、実行犯ではなく首謀者の方だ」
サキリは用意した鳥観察用の双眼鏡で、クローネを捜索するつもりのようだ。
「クローネに挑むんだ。チャレンジャーだね! クローネは何してくるか分かんないから、気を付けるんだよー」
「あぁ。桜庭も、過ぎた無茶には気を付けて」
互いの武運を祈った後、先程使ったナイフを手に取ったサキリはろっこん【斬空舞踏】を発動させ、瞬く間に木々を伝って高所へと移動していった。
「さてと。ボクもニッキーを探すなら、カラスと蜂の対策しとかないとね」
円も周囲に警戒しつつ、新たに捜索の準備を始めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
イルミネート
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月29日
参加申し込みの期限
2015年10月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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