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黒い羽の宝石泥棒2―忠誠のトパーズ―
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「蜂とカラスが大量出現して島の皆を襲ってるだと! そいつは大変だ!」
知人から騒動を知らされた
風雲児 轟
は、一般市民達を危機から救うため奮起して立ち上がった。
「戦衣、着装ッ!」
急いで準備を整えた後、人目のない場所でろっこんを発動。純白の戦士【ザ・ストレイト】に変身し住宅街へと駆け出した。
一方、
夢宮 瑠奈
は外出先のシーサイドタウンで、今回の異変を発見した。
「何が起こってるの……!?」
見上げた空には、カラスと蜂のシルエットがうごめいている。その時、戦慄を覚える彼女のところに、
森 蓮
がやってきた。
「瑠奈さん、お怪我はありませんか」
「蓮くん!」
肌を露出していると蜂に刺されやすいと考えた彼は、対策の一つとして長袖のジャージを着て、タオルを頭や首に巻き、軍手をはめていた。
それに加えて
以前
のように風邪のマスクや保護眼鏡、手袋を借りてきている。
事態に戸惑う瑠奈に、蓮は現在自分が知る限りの情報を伝えた。
「町役場に協力をお願いし、蜂の対処法についても伺ってきました。入手した情報を広く伝えたいのですが、あいにく私は携帯電話を持っていません……瑠奈さん、もしよろしければお願いできますか?」
「わかった。あたしの携帯からねこったーに載せるね!」
「助かります…!」
早速携帯電話に文字入力を始める瑠奈に、蓮は深く感謝した。
だがふと、憂いに眉を寄せて事件の不可解な点をつぶやく。
「役場の方に確認していただいた所、蜂の種類はミツバチだとおっしゃっていました。しかしミツバチは通常、11月ごろに越冬のため、行動を控えるそうです」
「…!」
本来ならば、蜂の数は少ない季節。自然に抗うこの怪異に、瑠奈は突如思い出したようにハッとした。
(もしかして、もれいびの力……?)
瑠奈は普段の生活の中で、もれいびのことをあまり意識しなくなっていた。それはフツウの世界に生きる側のもれいびとして、覚えておく必要が無いから、かも知れない。
(そんな力が目に見える世界では、誰かが誰かを邪魔してしまう。あたしはできれば、その行動を邪魔したくはない)
この事件の首謀者とて、何か特別な理由があってのことなのかもしれない。
(だけれど、もれいびではないひとたちにまで、もれいびが被害を与えているのなら――それは見過ごせないわ)
神魂による特殊な力を必要としない、平凡で平穏な世界を尊ぶ彼女は、怪異の恐怖を振り払って決意を新たにした。
すると少し離れた場所から、何やら騒がしさが沸いてくる。そして轟ことザ・ストレイトが、それを察知して駆けてきた。
「森! 夢宮! 外は危険だ。建物の中に避難してくれ!」
二人を守らんとした轟の言葉に、瑠奈は首を横に振った。
「ザ・ストレイトさん、街の皆を守るんだよね。あたしも手伝いたいの」
「私も協力させてください」
女の子や、もれいびではないひとを危険に巻き込むのは避けたい所ではあったが、彼等の真っ直ぐな眼差しは、ヘルメット越しの轟の目にも届いた。心強い仲間を得たのだと感じ、轟は力強く頷く。
「二人共……! わかった! カラスはともかく蜂はめちゃくちゃあぶねえ! 気をつけて行こう!」
「はい。蜂は整髪料や香水、人の汗の臭いに反応し、濃い色に攻撃性を強めるそうです。そして……ミツバチは近づいてきた天敵から巣や自分自身を守るために毒針を使い、針を使うと死ぬと聞いています……」
蓮は事件の解決を望む反面、加害者側とて尊き生物であるゆえ護りたいとも思っていた。カラスや蜂の側にもできるだけ被害者を出したくないという彼の願いを汲み、轟はサムアップポーズを見せる。
「安心してくれ。相手が何であろうと、無闇な殺生はしないつもりだ!」
自在に宙を飛び回るカラスと蜂の襲撃に、抵抗する術を持たない人々は身を縮めながら逃げ惑うしかなかった。
そんな市民を襲う群れを乱すように、小石が投げ込まれる。
「寝子島市民を脅かす奴は、俺が許さないぞ!」
ザ・ストレイトの戦衣に身を包んだ轟だ。カラスと蜂の注意を引き付ける勇敢なヒーローの登場で、市民達の表情に僅かな安堵が生まれる。
続けて、瑠奈の可愛らしい歌声が周囲に届く。
歌いながら軽快なステップを踏み、カラス達と自分の立ち位置を測り調整した後、瑠奈は歌の節目に合わせウィンクを決めた。
ろっこん【風のいたずら】が発動。風によって蜂やカラスは人々から引きはがされるように煽られていく。人間にとっては髪を揺らす程度の風でも、空を飛ぶ生き物を翻弄するには有効だった。
そして轟は、敵の標的が自分達に移ったことを確認すると周囲に呼び掛けた。
「こいつらをあっちの人気のない場所まで誘導する! その間に他の皆には避難してくれ! とにかく背を低くして家の中に逃げるんだ!」
号令を受けて一目散に逃げる者もいれば、まごついてしまっている者もいる。そんな中、蓮が進み出た。
「私は皆さんの避難誘導をします!」
「ああ、頼むぜ!」
住民を彼に任せ、轟と瑠奈は敵を引き連れて住宅街から離脱した。
数匹に追い付かれ途中で苦戦しながらも、あらかじめ決めていた場所に辿り着いた轟は、事前に隠しておいた道具を手早く取り出した。
「俺が用意したのは、発炎筒だ! 蜂は温度に弱いらしいし、カラスだって火花が出てる道具を見ればビビるんじゃないかと思ってな!」
複数個用意した発炎筒を轟は点火し、追い付いてきた蜂達を迎撃する。二人を狙っていた蜂だったが、眩い火花に阻まれ突撃の勢いを失っていく。
「夢宮はそのまま続けてくれ! 俺は蜂を捕獲する!」
「了解!」
武器になると同時に盾にもなる発炎筒の使用を瑠奈に任せ、轟は用意しておいた虫取り網を構えた。
「よぉし、捕まえるぞぉ!」
本気で虫取り網を振り回すそのヒーローの姿は、傍目からは無邪気な少年のようにも見えたかもしれない。炎に煽られて動きの鈍った蜂は、次々に網で掬い取られていく。
「…! 後ろにカラスが!」
「おう!」
死角から飛んでくるカラスも、瑠奈のサポートによっていち早く察知することができた。
「すばしっこいだろうが、接近戦なら俺だって負けん!」
力加減を調整しつつ、拳で迎撃を行う。
やがて誘導した蜂は全て捕獲し、カラスも懲りたように逃げていった。轟は点火済の発炎筒を回収し、撤収の準備をする。
「非常時とはいえ、ヒーローがポイ捨てはまずいからな!」
「ふふ、そうだね!」
二人が住宅街に戻ると、何人かの子供達が出てきて彼等を歓迎した。
「ザ・ストレイトー!」
「あ! やっぱり、未明せれねだぁ!」
普段から寝子島で活動を行う二人を知る子供達だった。ヒーローとアイドルが、今回の脅威を追い払ってくれたことに感激しているのだ。
「ありがとうザ・ストレイト! かっこよかったぞ!」
「すごいの! せれねの歌が、わたしたちを守ってくれたの!」
せれねの歌にはきっと素敵な力がある。瑠奈が使用したろっこんの風も、純粋な子供達はそんなふうに思ってくれたようだ。
(まだ何も知らない人たちには、何も知らないままでいて欲しい。もれいびの力を知らないひとたちには、ひとのままの希望を抱いて欲しい)
瑠奈はもれいびとしての想いを胸に秘め、子供達に笑顔を見せた。
「私は、人の夢を守るアイドルだから。皆が無事で、本当によかった!」
突然のファンイベントのような形でしばし交流がされた後、周辺の避難勧告をしていた蓮が子供達に声をかける。
「さぁ皆さん。またカラスや蜂が現れるかもしれません。身を守るため、なるべく屋内から出ないようにしてください」
「はーい! お兄ちゃんも、ありがとうね!」
絶えず住民に呼びかけ、被害を減らす努力をしていた蓮の姿も子供達はちゃんと見ていたのだった。
「私はこれから、蜂に刺された人を病院に連れて行きます」
「うん、お願いね。あたしは、あたしなりに事件の原因を探ってみるよ」
「俺もそうする。……寝子島の皆、行ってくるぜ!」
轟は背中に市民達の声援を受けながら、怪異の根源を追うべく駆け出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
イルミネート
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月29日
参加申し込みの期限
2015年10月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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