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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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寝子島下水道防衛戦線
●●●開幕は蝶のように●●●
炎天下とも言える日差しの寝子校。
舞台はここからさらに下に行き、あったのは下水道。
それは業者などの人間でない限り、そもそも入ることすら許されていない。
そんな所に憤りを覚えながら歩く少女が一人。
（…また、ですか。カミサマだったり、変なのだったり）
ため息をつくと言うよりも、手を強く握り、険しい顔をしていWる。
極力足音を立てぬよう、それでいてライトで先を照らしながら歩いていく。
とある筋から聞いたネズミの大型化、神魂が関係しているかもとの情報。
（生命って、なんでこうも弄ばれるんでしょーね）
少女、屋敷野 梢は寝子高校の生物部、部長だ。
生物をこよなく愛す梢は神魂であろうとその生命を軽んじられることを嫌う。
立ち止まった梢は、あがった心拍数を押さえるように深呼吸をする。
そして改めて気付いたのだ。
「…うえー、すごい臭い。 こういうのは早々にきりあげたいですよねー」
思わず声に出るほどの不快感。
様々な生活水が流れているのだから当然とも言えるだろう。
改まってそんなことを感じていたからだろうか、気がつくのが遅れてしまった。
ライトの先にあったのは大きなネズミの足。
臨戦態勢を取り、姿を確認するために上へとライトを向けようとする。
しかし、それは阻まれてしまう。
鳴き声のような野太い音を発しながら胸あたりに来たタックルを受けてしまう梢。
「はぁっ…ぁ…！」
苦痛に顔を歪め、吐息が漏れるが、どこか冷静であった。
奥歯を噛みしめ、続くネズミの攻撃を自らを蝶と化し、独特の軌道で回避する。
勢い余ったネズミは壁へタックルし、自分の頭を痛めていた。
梢のろっこん【胡蝶の詩】は自らを蝶にする事と、
目視した物体を蝶に変化させることができるろっこんだ。
（大きいとはいえ、種名はドブネズミ…かな。あの攻撃性も頷けます）
蝶になり、次の一手を考えていると、静かだが確実に近づいてくる音が聞こえた。
その音は勢いをそのままに頭を痛めたネズミの首へと衝突する。
速度と威力の乗った一撃は、貫通こそしなかったものの深々と刺さっていた。
梢がそれを腕であり、その先に男がいた事を認識するのは少々の時間がかかった。
「あら、やりすぎちゃったかしら」
そんなことを呟きながら腕を引き抜き、返り血を受けないよう、抜き口を変える。
若干の気遣いなのか、その動作に優しさが籠もっているようにも見えてしまう。
しかし、そんなことはお構いなしに噛みつき攻撃をするもう一匹のネズミ。
「尾鎌さん！ 左！」
突然聞こえた梢の声に反応し切れなかったのか、左からのタックルを受ける男。
その姿は筋骨隆々の大柄な少年、尾鎌 蛇那伊だ。
声を出すために蝶化を解除した梢はネズミの後ろにいた。
「大丈夫ですか！？」
「梢ちゃんじゃない。アタシは平気よ」
ダメージを受けているはずだが、そんな風は見えない蛇那伊。
よく見ると若干の後退で済んでいた。
それは梢が声を上げたおかげなのかもしれない。
そんな梢に気がついたのか、矛先を梢にするネズミ。
猪突猛進なタックルは見えていれば何のことはない。
攻撃を受けるときに梢は蝶となれば―――
「あれ？」
ネズミがタックルをやめて、目を押さえている。
なぜかはわからないが、チャンスであることは間違いない。
その機を逃すわけもない蛇那伊が後ろから両手をハンマー代わり大きく降りかぶる。
振り上げた軌道をそのままにネズミの頭に落とす。
目をやられていたネズミは回避する術もなく、崩れ落ちる。
「人間ほどじゃないけど、急所は知ってるわよ」
改めて呼吸を整えながらネズミに語りかける蛇那伊。
事前に調べたわけではないが、フツウのネズミと一緒ならば想像に難くない。
「にしても、梢ちゃんが動きを止めたのかしら？」
「いえ、私はなにも…あ」
蛇那伊の質問に何もしていないと答えようとした所で所持している物に気がついた。
ライト、なのだろうか。
暗いところにいたから強烈な光に耐性がないのも頷ける。
生物部の部長でもある梢は直感にも似た閃きが生まれる。
「光に弱いのかも知れません、ずっと暗所にいたから」
「ふふふ、そうかも知れないわね」
同意する蛇那伊に、安心を覚えてネズミの死体を見やる梢。
梢の【胡蝶の詩】で目視した対象物を変化させる進化能力を発揮させる。
ネズミの死体は2体の蝶となり、梢に寄り添うように舞う。
「この情報をみなさんに教えながら、ピエロの所に向かいます」
「わかったわ。なら、あたしは…星ヶ丘の方にいくわ」
敵の出現地はすでに共有されている。
梢はピエロの所に向かい、蛇那伊は一人で戦っているであろう人の所へと向かう。
寝子島の地下防衛戦、順調な滑り出しと言えよう。
炎天下とも言える日差しの寝子校。
舞台はここからさらに下に行き、あったのは下水道。
それは業者などの人間でない限り、そもそも入ることすら許されていない。
そんな所に憤りを覚えながら歩く少女が一人。
（…また、ですか。カミサマだったり、変なのだったり）
ため息をつくと言うよりも、手を強く握り、険しい顔をしていWる。
極力足音を立てぬよう、それでいてライトで先を照らしながら歩いていく。
とある筋から聞いたネズミの大型化、神魂が関係しているかもとの情報。
（生命って、なんでこうも弄ばれるんでしょーね）
少女、屋敷野 梢は寝子高校の生物部、部長だ。
生物をこよなく愛す梢は神魂であろうとその生命を軽んじられることを嫌う。
立ち止まった梢は、あがった心拍数を押さえるように深呼吸をする。
そして改めて気付いたのだ。
「…うえー、すごい臭い。 こういうのは早々にきりあげたいですよねー」
思わず声に出るほどの不快感。
様々な生活水が流れているのだから当然とも言えるだろう。
改まってそんなことを感じていたからだろうか、気がつくのが遅れてしまった。
ライトの先にあったのは大きなネズミの足。
臨戦態勢を取り、姿を確認するために上へとライトを向けようとする。
しかし、それは阻まれてしまう。
鳴き声のような野太い音を発しながら胸あたりに来たタックルを受けてしまう梢。
「はぁっ…ぁ…！」
苦痛に顔を歪め、吐息が漏れるが、どこか冷静であった。
奥歯を噛みしめ、続くネズミの攻撃を自らを蝶と化し、独特の軌道で回避する。
勢い余ったネズミは壁へタックルし、自分の頭を痛めていた。
梢のろっこん【胡蝶の詩】は自らを蝶にする事と、
目視した物体を蝶に変化させることができるろっこんだ。
（大きいとはいえ、種名はドブネズミ…かな。あの攻撃性も頷けます）
蝶になり、次の一手を考えていると、静かだが確実に近づいてくる音が聞こえた。
その音は勢いをそのままに頭を痛めたネズミの首へと衝突する。
速度と威力の乗った一撃は、貫通こそしなかったものの深々と刺さっていた。
梢がそれを腕であり、その先に男がいた事を認識するのは少々の時間がかかった。
「あら、やりすぎちゃったかしら」
そんなことを呟きながら腕を引き抜き、返り血を受けないよう、抜き口を変える。
若干の気遣いなのか、その動作に優しさが籠もっているようにも見えてしまう。
しかし、そんなことはお構いなしに噛みつき攻撃をするもう一匹のネズミ。
「尾鎌さん！ 左！」
突然聞こえた梢の声に反応し切れなかったのか、左からのタックルを受ける男。
その姿は筋骨隆々の大柄な少年、尾鎌 蛇那伊だ。
声を出すために蝶化を解除した梢はネズミの後ろにいた。
「大丈夫ですか！？」
「梢ちゃんじゃない。アタシは平気よ」
ダメージを受けているはずだが、そんな風は見えない蛇那伊。
よく見ると若干の後退で済んでいた。
それは梢が声を上げたおかげなのかもしれない。
そんな梢に気がついたのか、矛先を梢にするネズミ。
猪突猛進なタックルは見えていれば何のことはない。
攻撃を受けるときに梢は蝶となれば―――
「あれ？」
ネズミがタックルをやめて、目を押さえている。
なぜかはわからないが、チャンスであることは間違いない。
その機を逃すわけもない蛇那伊が後ろから両手をハンマー代わり大きく降りかぶる。
振り上げた軌道をそのままにネズミの頭に落とす。
目をやられていたネズミは回避する術もなく、崩れ落ちる。
「人間ほどじゃないけど、急所は知ってるわよ」
改めて呼吸を整えながらネズミに語りかける蛇那伊。
事前に調べたわけではないが、フツウのネズミと一緒ならば想像に難くない。
「にしても、梢ちゃんが動きを止めたのかしら？」
「いえ、私はなにも…あ」
蛇那伊の質問に何もしていないと答えようとした所で所持している物に気がついた。
ライト、なのだろうか。
暗いところにいたから強烈な光に耐性がないのも頷ける。
生物部の部長でもある梢は直感にも似た閃きが生まれる。
「光に弱いのかも知れません、ずっと暗所にいたから」
「ふふふ、そうかも知れないわね」
同意する蛇那伊に、安心を覚えてネズミの死体を見やる梢。
梢の【胡蝶の詩】で目視した対象物を変化させる進化能力を発揮させる。
ネズミの死体は2体の蝶となり、梢に寄り添うように舞う。
「この情報をみなさんに教えながら、ピエロの所に向かいます」
「わかったわ。なら、あたしは…星ヶ丘の方にいくわ」
敵の出現地はすでに共有されている。
梢はピエロの所に向かい、蛇那伊は一人で戦っているであろう人の所へと向かう。
寝子島の地下防衛戦、順調な滑り出しと言えよう。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2015年07月19日
- 参加申し込みの期限
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- 2015年07月26日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2015年07月26日 11時00分
