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<鈴島海賊の秘宝III>海へ
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●嵐・その3
「撃てーッ!」
後木 真央
の声が甲板に響く。みゆきや天野、豪、蛇那伊が練習通り耳を塞いで大砲から飛びのくと、爆音とともに飛び出した弾は、前方に蠢く巨大な足の手前に水しぶきを上げて落ちる。
「じゅるる、美味そうな不思議生物なのだ!」
マヨネーズを振り回しながら嬉々と叫ぶ真央は、こんな状況でも平常運転な食キングである。
仲間たちはぎょっとしたが、それを押しのけ、
椿 美咲紀
が真央に抱きついた。
「クラーケン! つまりそれは、ゲソですね!? 航海中の新鮮食材! 確保すべき材料です! 是非ともあの脚は切り落として回収を!」
「おおお、美咲紀ちゃん! 心の友よ! じゃあ早速真央ちゃんたちと一緒に戦うのだ?」
「いえいえ、こんなか弱い女子高生にバトルは無理です。人には適材適所があるのです。闘うのは得意な人にお任せします! 大丈夫、怪我はちゃんと回復しますから! 皆の食い扶持を見事にゲットして下さいねっ」
「任せるのだ!」
真央と美咲紀はがっちり手を組みあって互いの健闘を祈る。
一方、リ・ボーン号の甲板からも
晴海 飛鳥
が<ソリッドボイス>で、
<巨大生物だー! 凄い迫力ー!>
と大砲代わりにブロックを飛ばし触手を牽制する。
「あーあ、僕のろっこんもそろそろ爆発とかするようになんないかなぁ」
飛鳥の服の中に隠れていたお猿君が、心配そうに小さく鳴いて顔を出した。
「はっ、いけないいけない、はしゃぎすぎた、んじゃ引き続き探検は任せたぞお猿君、僕はちょっとここで頑張るから、いいもの見つけたら持って来てねん」
了解した、とばかりに猿くんは飛び跳ねながら船内に消える。
大砲とソリッドボイスの牽制のお蔭で、前方のクラーケンの触手はこちらに近づくのを躊躇っているようだ。利平たちが上手く帆を畳んでくれたためにこちらの船速も落ちている。ひとまず前方の脅威に対しては時間稼ぎが出来たと考えていいだろう。
問題は後方から迫ってくる海蛇号だ。海蛇号は、リ・ボーン号には目もくれず、まっすぐ船首を紅梟号に向けている。修がコウに教えを請いながら舵を取っているが、それは思った以上にじゃじゃ馬を扱うようなものであった。この荒波の中では船体を安定させておくだけで精一杯だ。
海蛇号の甲板では剣や銃を高く掲げた、ひどく顔色の悪い――中には顔というほどパーツの揃っていない――船員たちが血に飢えたような雄叫びを上げている。おおぉ、おおぉという声が雨風の隙間から切れ切れに届くのは、まったく心地のよいものではない。
顔が判別できるほど近づくと、海蛇号の海賊たちはパン、パンと銃を撃ち込んできた。
神薙 焔
が叫ぶ。
「海賊の習性ね。威嚇と襲撃の景気付けで撃ってきてるのよ。みんな、樽の影に!」
焔の呼びかけで、みな、敵からの遮蔽となるよう並べておいた獣脂の樽の影に隠れる。焔は予め弾込めしておいたマスケット銃を手元に並べ、手すりから身を乗り出すようにして撃ってくる、おつむの弱そうな海蛇号の狙撃手に狙いをつけた。
パン!
乾いた音が雨を切り裂き、狙撃手の手元を打ち抜く。
パン!
次の音が肩を。
パン!
次の音が頭を。
狙撃手はぐらりと身体を傾けたかと思うと、そのまま海に転落する。
「銃声?」
弘明寺 能美子
は不安そうに顔を上げた。その腕を、
エヴァ・ブランシェ
がぐい、と引く。
「ぼやぼやしてると撃たれるわよ。非戦闘員は船内へ退避!」
「そうね……私がでても足手まといになるだけよね」
能美子と美咲紀、
音海 なぎさ
、
薄野 九月
は、エヴァに誘導され船内に隠れる。
「俺がみんなを護衛しよう」
マウル・赤城・スティック
も船内に飛び込む。万が一、敵が船内になだれ込んで来た場合、彼女たちだけでは心もとない。それに船員室に仕掛けた罠のこともある。
しんがりのマウルが階段を転げ落ちるように下りたのと、横揺れの強い衝撃が船を襲ったのはほぼ同時だった。エヴァたちは姿勢を崩し通路の壁に身体を打ち付ける。
「くそっ! 突っ込んで来たぞ!」
「応戦しろ!」
甲板でそんな怒鳴り声が上がるのを、エヴァたちは聞いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<鈴島海賊の秘宝II>赤い寝子島の冒険
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月20日
参加申し込みの期限
2015年06月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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