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<鈴島海賊の秘宝III>海へ
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●紅梟号:食堂にて
みゆきが豪に誘われて食堂の扉を開けると、そこにはリ・ボーン号の乗員も含めほぼ全員が揃っていた。
テーブルには見事なクラーケン料理。
ゲソ焼き、酢の物、刺身――時子がマイ包丁で腕を振った――などなど、多彩な料理が並ぶ。
「はーい、メインディッシュはシーフードカレーですよー」
美咲紀と九月が次々にカレー皿を運んでくる。材料はクラーケンの足と、美咲紀が持ち込んだ根菜類だ。航海に野菜は大事よ! とは美咲紀の弁。
サキリが切り落とした一本でこれだけの料理が出来たのだから驚きである。
「ゆっ、ゆっ、夢のクラーケンなのだ! 真央ちゃんこの日のために生きてたのだうまそーなのだ!」
生で毒見し、食べられることを証明してみせた
後木 真央
が、うきうきとマヨネーズをゲソ焼きに掛けて口に放り込む。
「う~む、まったりとしてそれでいてコクがあり、こりこりとした歯ごたえが堪らない逸品なのだ~」
坂内 梨香
と坂内 コウが並んで言葉を交わしている。時代を越えて、祖先と子孫が食事を共にする様はなにやら奇妙で、感慨深い光景だ。
ひとしきり腹ごなしを終えた頃、
御巫 時子
が
十朱 此方
と一緒に海蛇号で手に入れたものを見せた。
それは、何枚かの絵だった。
ざっくりとしたデッサンのようなもので、一枚は紅梟号のようである。
残りの何枚かは、黒髪の気の強そうな女性が描かれている。
時子はそれをコウに渡した。
「……これ、コウさんによく似てませんか……?」
コウは驚いた顔でその絵を受け取った。確かにそれはコウに似ていた。問題は、絵がナイフのようなもので傷つけられていたということだ。
「本人より美人だな……」
そんな感想を漏らして一枚目の紙を捲り、コウはその途端、言葉に詰まった。
次の絵のコウは裸だった。
その次の絵は、ひどく拷問を受けているようなものだ。
いずれも刃物でずたずたに切り裂いた跡がある。
此方がおずおずと尋ねる。
「コウさん……実はグジと恋仲だったけど別れた、とか……?」
コウは吐き捨てる。
「止してくれ! あ奴を憎んだことはあれ、恋い慕うようなことは一度もなかったわ!」
コウの話によると、グジとの出会いは、最初に海蛇号に襲われたときのことだった。
<宝の島>を求め、鈴島海賊を率いて旧紅梟号で航海に出たコウは、航海三日目に海蛇号に襲われ船の帆柱を壊された挙句、半数の船員をも失った。そのあたりについては、
航海日誌
で知っている者もいた。
「あの戦いの最中、我とグジは相対した。剣の腕は奴の方が上だったが、様々な偶然が重なり、奴の片足を切り落としたのは我であった」
そのお蔭で紅梟号は命からがらながらも、海蛇号から逃れることができたのだという。
「……奴が義足になったのはそれからだろう。それで我を殺したい、それなら分かる。だが……この絵は……なんとも背筋が寒くなるぞ」
弘明寺 能美子
がそっと手を挙げた。
「わ、私も、……手に取って見てもいいかしら?」
コウは頷き、手渡す。能美子はそれを手に取りじっと見つめた。
<役立たずの逆さ時計>を発動させる。
能美子の脳裏にナイフで切り裂かれる前の絵が思い浮かぶ。
と同時にぶつかってきた自分のものでない感情の奔流に、能美子は思わず吐き気を覚えた。
「グジは……コウさんにすごく歪んだ愛情を感じてしまったんだわ……。自分の足を切り落とした、とても憎くて美しい女……あの女を手に入れ、好きなようにいたぶることが出来たら、どんなに快感だろう、って……。もうひとつ、上司に対するうんざりした感情みたいなのも感じるから、この絵はきっと手下に描かせたのね。それを本人の代わりにいたぶることで、恨みを募らせ邪な感情を昂ぶらせていた……」
それを聞くとコウははっとした。
「そういえば、円に聞かれたな。一度目の交戦はともかく二度目は必然だったのではないか、と。我はあそこが海蛇号の縄張りで、偶然二度もその網にかかったのだと思っていたが、二度目は奴ら、紅梟号を付け狙っていた可能性があるというわけか」
「宝や船より、コウさんを手に入れるために、ね……」
コウは深くため息をつく。
「まったく……ぞっとしない話よ……」
「二度目のとき、逃げ切れて良かったですね……もし掴まっていたら……」
時子は自分の恐ろしい想像に身を震わせる。
「本当じゃ。あのとき我がグジに掴まっていたら……今こうしていることはなかったじゃろうな」
「あのグジって男は、コウさんへの執着を捨てられず、死んでも死にきれなくて幽霊船となって襲って来たって事かしら? だから、リ・ボーン号には見向きもしなかった……」
コウは此方の推理に頷くと、一同を見渡しながら頭を下げた。
「それもそなたらが追い払ってくれた。感謝するぞ」
「ところでさー」
晴海 飛鳥
が足をぶらぶらさせながら話を変えた。
「わからないことが多すぎて困ってるんだよー。ちょっと話を整理してみない?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<鈴島海賊の秘宝II>赤い寝子島の冒険
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月20日
参加申し込みの期限
2015年06月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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