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<鈴島海賊の秘宝III>海へ
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●安らかで温かい場所
――少女が舞っている。白い服の少女が。
長い黒髪を揺らしながら。
手の中の花が優しい香りを放っている。
くるり、くるり。
裾を翻し舞う様は、まるで可憐な天女のよう。
ああ。
天の国というのはこんなにも安らかで温かい場所なんだ……。
それに、あの天女は美咲紀ちゃんによく似ている……。
天女の前に寝かされているのはブリジットちゃんに……。
そんなことが朦朧とする意識の片隅で泡のように浮かんでは消える。
みゆきはまた目を閉じる。
意識はふたたび暗く深いところへと沈んでゆく……。
◇
みゆきがもう一度目を開ける気になったのは、近くから荒い息遣いが聞こえたからだった。
「フンッ! フンッ!」
ゆっくりと頭を傾けたみゆきの目に映ったのは、隣のベットには、海パン一丁で汗を滴らせた
尾鎌 蛇那伊
が、ぐったりとした
桜庭 円
に馬乗りになり、激しく身体を揺すっている姿だった。
「きゃ、きゃああっ!」
みゆきの悲鳴に、
音海 なぎさ
が振り返る。
「ああ、北原くん。気が付いた?」
そこは、医務室のベッドの上だった。
「ここ……天国……じゃないよね?」
不安そうなみゆきに、なぎさが微笑む。
「一応ね。君は、船が渦にのまれかけた時、気を失っちゃったんだって。そうそう、あとで龍目くんにお礼言っておきなよ? ここに運んでくれたの、彼だからね」
はい、と頷き、それからハッとして隣のベットを見る。
「というより、円ちゃん!」
するとちょうど、蛇那伊が「ふぅ!」とやり切った顔で額の汗を拭ったところだった。
みゆきは真っ赤になって蛇那伊に尋ねる。
「な、な、何をして……!?」
「何……って、マッサージよ、マッサージ。彼女、もう大丈夫だと思うわよ。顔色も良くなってきたし」
蛇那伊がなぎさに声をかける。
「ありがとう、尾鎌くん。お蔭で桜庭くんも一命を取り留めたよ」
蛇那伊は海に落ちて体温を失ってしまった円に<快感ヒーリングマッサージ>を施していたのだ。
円の傍らで見守っていた
小山内 海
が、スケッチブックにこう書いてみゆきに見せた。
『みゆきちゃんも してもらったら? げんき でるよ』
「もしかして、海ちゃん、してもらった?」
海は頬を染め小さく頷く。みゆきは一瞬の間にいろいろ想像し、慌てて首を振った。
「わ、私は大丈夫だからいいかな。うん、元気、元気! ところで、他のみんなは大丈夫なのかな?」
質問に答えたのはなぎさだった。
「今回、一番重症だったのは肩を撃ち抜かれたアーチャーくんだったけど、それは椿くんがろっこんで治してくれてね。傷はふさがったからあとはゆっくり休んでいればよくなると思うよ」
みゆきが夢うつつに見た天女は、本当に
椿 美咲紀
だったらしい。あれは、<舞花の祈り>でブリジットの傷を治しているところだったのだ。
「ところでそのふたりは?」
「アーチャーくんは眠ってる。椿くんは台所に食事の用意のお手伝いに行ったよ。あと怪我したのは、朝鳥くんが、太ももを銃弾で掠って痛めたくらいかな」
朝鳥 さゆる
も怪我の直後すぐに美咲紀に治療してもらったらしく、傷はすっかり良いらしい。
このように医務室は何かと大盛況で、なぎさも美咲紀も船医の仕事をよく務めてくれたのだ。
「そういえば……龍目先輩は無事だったのかな……」
みゆきがそう口にした時だ。
「やあ、北原、目が覚めたって?」
噂をすれば何とやら、
龍目 豪
が珈琲片手に医務室に顔を出した。探検部部長の彼は、何事もなく元気そうである。よかった、と安堵したのち、みゆきは先程のなぎさの言葉を思い出して頭を下げた。
「先輩。助けていただいてありがとうございます」
「気にするな。それより珈琲飲まないか? 温まるぞ」
「はい……」
豪はみゆきが珈琲に口をつける姿を、にこにこと見つめていた。
「な、なんですか?」
「いや、本当に良かったと思ってさ」
「あの……」
「ん?」
「私たち、どうして助かったんですか?」
「ああ」豪は頭を掻いた。「そうだな……、それについてはあとで説明するよ。落ち着いたら食堂に来てくれ。みんな集まっているからさ」
そのとき食堂の方から海鮮焼きのようないい香りが漂って来た。
みゆきのおなかが、ぐぅ、となった。
「すぐ、行けそうです」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<鈴島海賊の秘宝II>赤い寝子島の冒険
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月20日
参加申し込みの期限
2015年06月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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