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<鈴島海賊の秘宝I>海賊女王のピラミッド
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●能美子、航海日誌を読む
――出港。
天候 晴れ。順風。進路、南東。
ようやく念願の噂を確かめに行ける。絶海の宝島。かの龍宮とははその島のことだとも。胸が躍る。
近ごろよく見かける、ぶっちがい髑髏に海蛇の旗を揚げた黒い海賊船には、注意しなければ。
――二日目。
天候 曇り。
例の黒い海賊船の船影確認。見張りを増やし、交戦準備の指示を出す。
血の気の多い奴らだと聞く。まったく厄介だ。やり過ごせればよいが。
――三日目。
天候 曇り のち 嵐。
黒い海賊船『漆黒の海蛇号』と交戦。
突然嵐になり海蛇号退く。
この戦いで二本の帆柱と半数の船員を失う。嵐になす術なし。
――五日目。
天候 嵐。
流されている。嵐は止まず、星も見えず、船の現在位置は不明。船員の疲労も甚だしい。
七つの海を渡ってきたという老水夫曰く、南海に四六時中嵐が吹き荒れる場所があるという。
その海は、嵐くじらの巣と呼ばれる、いわば船の墓場。
入り込んでしまったが最後、沈むのを待つしかない。
我々は嵐くじらの巣に突っ込んでしまったのだろうか。
船内に絶望が広がる。
――七日目。
本当に七日目なのかはわからない。ただ、我々の体感では七日目であるのでそう記しておく。
我々は難破した。それにより残った船員のさらに半数を失った。
だが我々には非常なる幸運が味方していたといわざるを得まい。
我々は辿り着いたのだ。
探し求めていた絶海の宝島に。
(このあと空白の頁が数枚続く)
――船が直るまでのつもりであった。
仲間の怪我が癒えるまでのつもりであった。
青白い肌をした人々の暮らすこの島はすばらしく、我々は大いに歓迎を受けた。
見たことのないものを見、食べたことのないものを食べ、そうこうするうち三年もの月日が経ってしまった。
もっとも大きな要因は、船長であるこの我のためである。
子ができた。娘だ。
夫はこの島の王の息子である。
満たされた日々。しかし故郷を忘れたことはない。
我は鈴島に帰ることを決意する。
船はこの島の職人と共に直した。
この島の技術はいまだ理解できない部分も多いが、間違いなく以前より格段によい船になったと思う。
この島の中では風がわからない。
よい風が吹く場所まで送ってくれるというので甘えることにする。
数日ののち、我らが紅梟号は再びその赤き帆を上げることとなるだろう。
――船出。
天候 曇りのち晴れ。順風。
船の中は土産の品々で溢れている。船員たちも久々の船出に張り切っている。
娘にとっては初めての船旅。島の人々や夫との別れは辛いが、またいずれ戻ると約束する。
彼らの技術の粋が詰まったこの船があれば、いつでも島に帰ることはできるのだ。
――二日目。
天候 快晴。凪。
娘の船酔いがひどい。可哀想だがじき慣れるだろう。そのほか異常なし。釣りをする。
――三日目。
天候 晴れ のち 曇り。
見張りが黒い船影を発見。
ぶっちがい髑髏に海蛇。船旗より『漆黒の海蛇号』であると判明。
我らが異国の土産を山と積んでいるのを知っているのか。忌々しい。
(余白。その後の文字は乱れている)
交戦中。耐えているが帆柱を1本損傷。海蛇号め。
こちらの船は戦いに向かない。このままでは沈むか奪われるかだ。
我は船長として決断する。
日が暮れるのを待って、船員を小舟で下船させる。娘もだ。助かってほしい。
船に残るは我と老水夫がひとり。
これよりこの船は囮となり、前方の嵐に突っ込む。
心配ない。この船の方が嵐には強いはずだ。
仲間たちよ。娘よ。生き残れたら故郷で会おう。だが、もし我に何かあれば、あの島に
(血の跡。ここで文章は途切れている)
能美子は書類を閉じた。これで終わりだった。
焦げた革表紙に触れる。
能美子の脳裏に、この焦げ目がつく前の姿が浮かんだ。
『紅梟号 航海日誌』
その後、紅梟号がどうなったのかはこの書類からは読み取れない。
ただ、この船の船長であり、日誌に出てくる『私』の名前は分かった。
最後にサインがあったからである。
『坂内 コウ』、と。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月27日
参加申し込みの期限
2014年12月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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