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FAINYAL FANTASY
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【水の聖堂の中で】
握 利平
は早くおにぎりを食べたいという一心で聖堂の通路をひた走っていた。
「とにかく先へ突き進むぜ!」
利平はひとまず細かいことは考えずに突き進むことにしていた。そして、その判断はおそらく正しかった。この建物は外観こそド派手だったが、構造自体は極めて単純なものだったからだ。
聖堂の通路の多くはごく普通の宗教施設然とした見た目をしている。奇妙なのはそのほとんどに水路が通っていることだ。
と、そのとき、利平の足下でカチリと何かスイッチの入るような音が鳴った。
「ん?」
足下を見やる利平。
「これはもしかして……ワナ?」
利平の頬を嫌な汗が伝ったその刹那。
「……って、うおわああああああ!?」
通路の壁の一部がガコンと観音開きになり、そこから高圧水流が一気に放出して彼の体を水路へと突き落とした!
「……ぶはっ。ち、ちくしょう。とんでもない仕掛けつくりやがって……」
利平は得意の泳ぎで水面まで浮上すると、通路に這い上がってぶつくさと文句を言った。
と、そのとき、利平の背後で何者かが水中から這い上がってくる気配がした。
「……っ!?」
利平がハッとして振り向く。
その先にいたのものは――。
『ワイルドだろぉ?』
何故かミニマムサイズになった小さな小さなサンマさんであった。
「必殺、普通の《パンチ》!」
『ぐえっ!』
利平は問答無用で殴りかかった。あれはサンマさんではなく、サンマさんによく似たナニカであった。だとすれば、容赦する必要はなかった。
「お約束のセリフの途中で攻撃するとはなんてワイルドなやつだぜぇ……!」
「だが、俺達の方がもうちょっとだけワイルド――」
「またまた《パンチ》×2!」
『『ぐええっ!』』
利平は瞬く間に三尾のサンマさんを蹴散らした。パンチで。
「ふぅ、驚かせやがって……。まあ、でも大した敵じゃなかったな……。こちとら海に素潜りしてウツボと格闘なんざ日常茶飯事なんだ。漁師の息子なめんなよ――」
と、そのとき、勢いよく水中から飛び出した二足歩行のイモリ――ニュートさんが、手に剣をもって利平に襲いかかってきた。
「……って、流石に剣は反則だろっ!?」
勢い良く振り下ろされた剣を、利平はギリギリのところで気合いで回避する。
しかし、素手対剣という状況はあまりに危険すぎた。
と、そのとき。
「お困りのようですねー。では、この私が助太刀するとしましょう!」
蝶の翅を生やした一人の少女が颯爽と利平の前に現れたのだった。
【胡蝶の夢】
「そっちが得物を使うなら、こっちは魔法を使っちゃいまーす!」
屋敷野 梢
はかなりノリノリでそう宣言すると、魔法で生み出した蝶に強い風を起こさせる《バタフライ エフェクト》でイモリを壁に叩きつけ、――爆発させた。
「おおっ、すげぇ! さんきゅー、助かったぜ!」
「ふふっ、もっと褒めてくれてもいいんですよ?」
素直に礼を言う利平に、梢は得意げに笑う。
と、そのとき、二人の前に新たなる敵モンスターが現れた。
それは――
『カメデマンネン!』
と、日本語で名乗る大きな亀型モンスターだった。
「何で喋るんだよ!」
「ていうか、見ればわかりますよね!」
利平と梢が同時に突っ込んだ。律儀なもれいびたちである。ちなみにそのモンスターは『カメでまんねん』と自己紹介したわけではなく、『カメデマンネン』という名前なのだった。どうでもいいですか、そうですか。
『スピンアタック!』
と、言うが早いか、カメデマンネンは頭と手足を甲羅に引っ込めると、その身体を勢い良く空中で回転させて二人の方へ突っ込んできた!
「……ちょ、ちょっ、それどういう理屈で飛んでんだよ!?」
「たぶん神魂の仕業なんじゃないですかねー!」
やはり律儀に突っ込みながら、利平は床を蹴り、梢は翅を羽ばたかせて攻撃を回避する。
「くそ、こちとら漁師の息子――いや、今の俺は『光』の漁師だ! 亀やらタコやらに負けてられっか!」
利平は体当たりをさけると、カメデマンネンが方向転換のために減速した瞬間を狙って反撃に躍り出た。
「くらえ、《パンチ》!」
利平の鉄拳がカメデマンネンの甲羅に直撃する!
しかし、
「……いっ、痛ってぇえええええええっ!?」
カメデマンネン(の甲羅)には効果がなかった。
むしろ、利平に対してカメデマンネンの甲羅バリアの効果は抜群だ!
「……あー。痛そうですねぇー……」
「いや、見てないで一緒に戦ってくれよっ!?」
「あー、お助けしたいのは山々なんですが、私の能力とは明らかに相性が悪い感じなんで……。頑張ってくださーい!」
「……マジで!?」
「サポートならおまかせください!(キリッ」
そんなちょっとコントっぽい会話は歯牙にもかけず、高速回転したカメデマンネンは容赦なく彼のもとへ襲い掛かってくる。
そのときだった。
「――ジャックスピン!」
カメデマンネンのものではない少女の声が緊迫した聖堂の中に響き渡った。
「「え?」」
利平と梢が同時に目を見開く。
高速スピンするカボチャの玩具が、不思議な笑い声を上げながら、カメデマンネンに正面からぶつかったのは、まさにそのときのことだった。
【Tric or Treat】
宮祀 智瑜
は、カボチャに乗って聖堂内を探索していたところで、カメデマンネンと交戦している梢と利平に遭遇した。
(……あれは私と同じ異世界に呼ばれた人達ですね!)
智瑜は二人の存在に気づくとクッションを加速させてそちらに急接近し、手持ちのカボチャの玩具を高速回転させて敵に投げつけるスキル《ジャックスピン》を発動させた。カボチャとカメデマンネンが衝突する、そのほんの少し前のことである。
「……な、なんだあのカボチャは!?」
「おお、ハロウィンって感じですねー」
利平と梢はまず目の前に突然現れた何かの存在に驚き、さらにその何かの独特とデザインに目と心を奪われたのだった。
しかし、もちろん智瑜はただ二人の注目をひくためだけにカボチャの玩具を投じたわけではなかった。
無論、二人をカメデマンネンの攻撃から守るという目的もあったが、さらに智瑜にはもう一つ別の考えがあったのだ。
(あの高速回転、私の《ジャックスピン》なら相殺できるかもしれません……!)
はたして、彼女の推測は当たっていた。
互いに逆方向に高速回転するカボチャの玩具とカメデマンネンは二度、三度の衝突を経て勢いが減衰。
さらには重く、硬い、カボチャの玩具との衝突によって、カメデマンネンの甲羅には大きなヒビが!
「今です!」
「おうよ!」
智瑜の声に応えるようにして、利平は再びカメデマンネンの前へ踊り出る。
「今度こそ食らいやがれっ、俺の《パンチ》!」
利平は喉から気合いの声を迸らせて、必殺の拳を叩き込む!
『!?!?!?』
次の瞬間、カメデマンネンの甲羅はバラバラに砕け散り、パンチの衝撃がその内部へと伝わる。
「あ、やべぇ……」
直後、何か嫌な予感がした利平がカメデマンネンを甲羅ごと思いっきり遠くへと蹴り飛ばした、その刹那。
カメデマンネンは大きな音を立てて――
爆発
した。
「おー、やっぱり爆発しましたねぇー」
梢はパチパチと他人事のように拍手しつつ、利平の健闘を讃えた。
「これで最後みたいですね。このクッション、あと二人ぐらいならなんとか乗れそうです。床には罠もあるようですし、最深部まで乗っていってください」
そうして、智瑜の提案により三人は一気に最深部まで進むことになった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月02日
参加申し込みの期限
2015年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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