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FAINYAL FANTASY
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〔episode.1〕〔火〕
【光の武闘家】
尾鎌 蛇那伊
は、いつの間にか、異世界にやってきていた。
「……あらあら、また異世界飛びね」
目の前にそびえたつ巨大な砦を呆然と見つめて、蛇那伊は呆れたように呟いた。
「面白いじゃない。今度はどんな敵が待っているのかしら?」
蛇那伊はそれに臆する様子もなく、むしろ
どこか嬉々として
、ゆっくりと砦の入口をくぐる。
すると、
「あら、さっそくおでましね。あれは……火の玉かしら?」
砦に入ってすぐのところで蛇那伊はゴムまりのように石畳を跳ねて接近してくる火の玉――ファイアーボールの群れに気がついた。
「……あれはさすがに素手で殴ると熱そうね。けど――」
と、そこで蛇那伊は、現実世界にいたときとは違う自分の格好を改めて見やる。
鎧のごとく鍛え上げられた上半身は衣一枚まとわず、下半身には格闘に適した柔軟性のあるズボンのみ。
「ご丁寧に衣装まで用意してくれているのね。この格好、あたし向きだわ」
そして何よりも興味深かったのが、心を集中させると全身から放たれる金色のオーラのような光だ。
「これはあたしの練気がオーラとして表れているみたいね。さしずめ今のアタシは輝くオーラをまとう『光』の武闘家といったところかしら」
それならば、と蛇那伊は一足跳びに火の玉との間合いを詰めるとバウンドの軌道を読んで「ふんッ!」と気合の掌底を放つ。
刹那、火の玉は蛇那伊の掌から放たれたオーラの嵐によって瞬く間にその炎を掻き消され、
「アーーーッ」
と耳をつんざくような断末魔をあげあがら小さな炭の玉となって消えた。
「あら、思ったよりもたわいのない相手だったわね」
蛇那伊はふふんと鼻先で笑って、それからもう一度金色の光を放つ自身の肉体を見やる。
「ふふ、この『光』のオーラ力。悪くないわ」
蛇那伊は自らに
設定
された職業をそれなりに気に入ったようだった。
「とはいえここでグズグズしてても仕方がないし、ひとまずガンガンいくとしましょうか」
かくして、蛇那伊は道場破りよろしく、正面から砦の内部へずんずん踏み込んでいく。
「ふふ。さあ、どっからでもかかってらっしゃい」
それから数十分間、その砦のあちらこちらから、
「アーーーッ」
という物の怪の類の絹を裂くような悲鳴がたびたび聞こえたのだという。
【限りなく『火』に近い『闇』】
夏神 零
もまた、いつの間にか、異世界にやってきてしまっていた。
「……火の、砦」
眼前に立ちはだかる重厚な砦を見やり、零はぽつりと呟いた。
その砦はとにかく熱く、そして暑かった。
ただ立っているだけでも、零の身体はじんわりと汗ばむ。
彼がその砦を一目見て『火の』と形容したるゆえんであった。
それにしても、現在の彼の格好――大きく前をはだけさせた上着から直接白い素肌を覗かせる出で立ちは、彼が男性であることを差し引いても、なんというか大変に危険である。
この砦では特に
。
「……拙者は火に呼ばれた、ということでござろうか?」
得体の知れぬ寒気にわずかに身を抱きながら、零は誰に訊ねるというわけでもなく言った。
というのも、零の実家は四聖獣の一柱――朱雀を祀る神社だった。
もっとも、かくいう彼は『火』属性ではなかった。
むしろ、自分の内側で脈を打つ属性は――『闇』。
自分は強いて言うなら、『限りなく火に近い闇』の属性を持つ魔法剣士。
それを彼はほとんど本能的に理解する。
「これもまた神魂の仕業というのであれば、元凶を叩けば元の世界に戻れるのでござろう」
零もまたこの手の現象には慣れたという様子で、その『元凶』がいると思しき砦の中に足を踏み入れていく。
「む……」
と、そこで零は何者かの気配にさっと身構えた。
「……!?」
現れたのは全身を真っ赤な炎で包んだ大型の鳥獣の姿だった。
その姿に、零は驚きに目を見開く。
それは朱雀にとてもよく似た見た目をしていたからだ。
しかし、
「朱雀……ではござらんな」
すぐに零はそう判断した。
あれは紛い物。言うなればただの朱雀もどきだ。
だが、
「同じく朱雀の神主として引き下がれぬな、この相手は」
零は言うが早いか腰に差した剣の柄に手をかける。
「然らば――御免!」
次の瞬間には零は得物を抜いて不死鳥もどきとすれ違えている。
チン、と甲高い音を立て、剣が鞘に戻された直後、不死鳥もどきは身体を上下に二分割され、その上半分がずるりと地面に滑り落ちると同時に黒い炎に飲まれ、何枚もの羽毛をまき散らしながら――
爆発
した。
「――剣技、《黒朱雀》。魔法剣士として呼ばれた拙者の新たな力(スキル)でござる」
零は手向けの言葉のように呟くと、何かに使えるかもしれないと思って不死鳥もどきが落とした一枚の尾羽をズボンのポケットにしまいこんだ。そのままさらに砦の奥へと進むために地面を蹴った。
「それにしてもさっきから聞こえる悲鳴はいったいなんでござる……?」
柳眉を寄せて困惑顔で呟いた零の問いに答えてくれる者は残念ながらその場には誰も居合わせていなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月02日
参加申し込みの期限
2015年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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