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FAINYAL FANTASY
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【VS フジコ・ザ・フレイム】
「いらっしゃい、子猫ちゃん達」
「……何故でござろう? 拙者、あのボスにとても見覚えがあるような気がするでござる」
フジコ・ザ・フレイムの姿を見た瞬間、
夏神 零
は頭痛を堪えるように額のあたりを指で押さえてそう呟いた。
「あら、今回の敵はフジコ先生なのね。これは確実に「アーーーッ」してくる展開ね」
一方、
尾鎌 蛇那伊
はどこかこの状況に楽しげだ。何か同じ匂いをフジコ・ザ・フレイムから感じ取っていたのかもしれない。
「……「アーーーッ」?」
それに零は意味がわからず、片側の眉根を寄せる。どうかそのままで彼でいてほしいところである。
「ふふ。ボスを目の前にして仲良くお喋りなんて、随分と余裕ね。いいわ。それなら本気を出させてあ・げ・る」
フジコ・ザ・フレイムがハートのエフェクトを飛び散らせながら、筋骨隆々の肉体を器用にくねらせた。
「「…………っ!?」」
それだけで蛇那伊と零は何やら身の毛のよだつような悪寒を感じた。
と、その次の瞬間だった。
「行きなさい、あたしの愛しいJr.(ジュニア)達!」
フジコ・ザ・フレイムがそら恐ろしい台詞を言い放った刹那、その背中の向こう側からたくさんの小さなフジコ・ザ・フレイムが飛び出してきた!
「……なん……でござる、と……?」
あまりにヒドい光景に、普段は冷静な零もさすがに愕然とせざるを得なかった。
「「「う、ふふふ。あたしはフジコ・ザ・フレイムJr.よ。あなたは火を使う剣士のようね。私に炎は通用しないわ。さあ、どうするのかしら?」」」
小さなフジコJr.達が異口同音に零に言い放つ。
しかし、零もそれ以上は動じない。
「――たとえ先生といえど、敵なら容赦はせぬ!」
一度、スイッチが入ってしまえばもはや迷う零ではなかった。
剣を抜き放ち、何か火が点いてしまったような顔をしているフジコJr.に遠距離からスキル《黒焔》を見舞う。彼の剣撃から生じた衝撃波が火の鳥となってフジコJr.達の衣服を切り刻み、燃やし尽くいていく!
「「「バカね……。火は効かないと何度言ったらわかるのかしら?」」」
しかし、生じた衝撃や火はJr.達の衣服を切り刻み、燃やすことはできても、本体を傷つけることはままならないようだった。
だが、
「「「……っ!? こ、これはカラダが熱く――アーーーッ!」」」
次の瞬間、フジコ・ザ・フレイムは赤から漆黒へ変化した不死鳥の炎に飲まれ、そしてやっぱり爆発した。
「……すまぬな。火は火でも『闇』の火だ」
サラウンドで聞こえてくるJr.の断末魔に、零は口の端に少し憂いのある笑みを浮かべてそう呟いた。
「ふふ。なかなかやるわね。なら、今度はあたしが直接遊んであげるわ」
フジコ・ザ・フレイムはどこか楽しげに笑うと、
荒ぶるフジコのポーズ
をとった!
「フジコ・ファイア!」
フジコ・ザ・フレイムが叫ぶと彼の背中から翼のように燃え盛る炎が起きた。それが凄まじい速度で零と蛇那伊に襲い掛かる!
「む……?」
「あら……?」
しかし、フジコ・ファイアは二人の身体を一切傷つけることはなかった。
ただその衣服だけを炎で焼きつくし、ただでさえ露出度高めな彼らの格好をさらにあられのないものにする! 零は上着が焼かれて上半身裸になり、蛇那伊に至ってはもう
パンイチ
であった。
「んふ。やっぱり二人ともいいカラダしてるわね」
フジコ・ザ・フレイムは舌なめずりしつつ、剥き出しになった二人の肉体を舐めまわすように見つめた。
「やるわね、先生。なら、今度はアタシと拳で語りあってもらうわ」
「先生? なんのことかわからないわね。けど、相手をしてあげるわ」
言うが早いか、二匹の獣が絡みあうようにして激しい肉弾戦を開始する。
「…………」
零はそんなフジコを無言のまま見つめて、冷静に状況を判断する。
(……どうやらフジコ・ザ・フレイムは露出度に比例して戦意を高揚させるようでござる)
零はそう考えるとズボンのポケットから何かのためにと拾っておいた不死鳥もどきの尾羽を取りだした。
「……蛇那伊殿。これを」
鋭すぎるフジコ・ザ・フレイムのパンチとキックによってパンツが切り裂かれ、ほぼ
全裸
になっていた蛇那伊に零はそっとその羽を差し出す。
「あら、ありがと」
蛇那伊は零からうけとった尾羽を股間にセットした。どういう理屈かはわからないが、不死鳥の尾羽は驚くぐらいにそこにフィットし、定着した。
「あら? 隠しちゃうの? せっかくセクシーな姿にしてあげたのに」
フジコ・ザ・フレイムは不敵に笑う。
「……蛇那伊殿。このままでは埒が明かぬ。何かやつを一撃で倒せるような必殺技はござらんか?」
零はちらと横目に蛇那伊の様子を窺い、小声で訊いた。
「……あるわ。けれど、これは一撃必殺のカウンター技なの。発動させるにはもっとフジコ先生を昂らせなくっちゃ」
「……昂らせる。つまりやつをもっと興奮させればいいのでござるな?」
零はそれだけ訊くと、今度は蛇那伊と入れ替わりフジコ・ザ・フレイムと一対一の交戦に入る。
「あら? 今度はあなたがお相手? マッスルボディも素敵だけれど、あなたみたいな細マッチョも――好きよ」
「……っ」
ぎらりと爬虫類のような目で見つめてくるフジコの視線が零の心臓を貫く。悪寒が背筋を駆けあがる。
「ふふっ。どうしたの? どこからでもかかってらっしゃい? 来ないなら……こっちから行くわよッ!」
その瞬間、フジコ・ザ・フレイムの巨体が消えたかと思うと思うと、次の瞬間にはもう零の目の前まで迫っている。
「くっ……」
零はギリギリのところで回避しつつ、反撃でフジコの衣服を少しずつ切り刻んでいく。
「ふふっ! 着たままではなくて、生まれたままの姿での方がお好み?」
「よくわからんが、拙者も負けるわけにはいかぬっ……!」
激しい攻防の末、フジコも、そして零もほとんど全裸状態になったとき、その勝機はやってきた。
「ふふっ! そろそろいいわね。覚悟なさい。必殺ッ! フ・ジ・コ・ダ・イ・ブ!」
「いまよっ!」
フジコが筋骨隆々の肉体を躍らせて零に襲い掛かろうとしたとき、蛇那伊は零をかばうように間に割って入り、自らボディにダイブしてこようとするフジコの動きを完全に先読みし、その背後にまわる!
「……っ!?」
そして、蛇那伊がフジコ・ザ・フレイムに逆にダイブ! 名付けて、カウンタアーーーッ!
「アーーーーーーーーッ!」
フジコ・ザ・フレイムの恍惚の叫びが砦の最深部に木霊した。
「さあ、零ちゃん! とどめよ!」
「……う、うむ」
零はそのあまりにもあんまりな状況にとても複雑そうな顔で頷きつつ、エクスタシーに浸っているフジコ・ザ・フレイムに再度《黒焔》を放った。
「アーーーーーーーーーッ!(二回目)」
零の剣から放たれた火の鳥はまるっとフジコ・ザ・フレイムを飲み込み、そのまま爆発させた。
すると、頭上から勝利のファンファーレが鳴り響き、BOSSの撃破に成功したことがはっきりとわかるようになった。
「やったわね、零ちゃん」
フジコを「アーーーッ」させた蛇那伊は存外満足そうだった。
一方、
「……またつまらぬものを斬ってしまった」
少し自嘲ぎみに呟いた零の表情はやはりどこかとても複雑そうであったという。
〔NOTICE〕
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月02日
参加申し込みの期限
2015年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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