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【わきあいあいの潮干狩り】
「ぬーん! 久しぶりの海、広い……!」
真辺 伸幸
は、熊手を片手に、海の広さをかみしめた。
「早起きは自信がなかったけど、起きられるもんだねぇ」
「楽しみだね、潮干狩り」
同じ猫鳴館で暮らす、
藤堂 月乃
がほがらかに微笑む。
「そっかぁ、もしかしたら、楽しみだったから起きられたのかも」
「後で食べられるんだよね。なんだかいいね、わくわくするよ」
海のない県から寝子島にやってきた月乃は、間近に海の存在を感じる生活が目新しく感じる。
「こうして海辺でみんなと過ごすっていうだけでも楽しいよね」
「うん。けど俺、潮干狩りって初めてなんだよねぇ」
「そうなんだ。私はね、何回かあるよ。かなり久しぶりだけど」
「とりあえず、掘っていけばいいんだよねぇ?」
「そうそう。がんばろっと」
「それにしても……」
伸幸は近くの女子を見回した。
「女子はみんな帽子をかぶっているねぇ?」
月乃は帽子をかぶってタオルを首に巻いただけの気軽な格好だが、意気込みを感じさせる生徒もちらほら見かける。
御鏡 聖
は、長袖のシャツに長ズボン、帽子に長靴、軍手まではめるという重装備だ。
「帽子は大事だよ、日よけにもなるしね」
月乃の言葉に、聖も同意を示した。
「私は、日焼け止めクリームもしっかり塗っておきました」
寝子島神社で働く聖は、体面上日焼けは好ましくないと考えているようだ。
普段から気をつかっているせいか、彼女の髪も肌もつやつやしている。
その後方で、
旅鴉 月詠
は、上がキャミソールタイプになっているセパレートの水着を着用して、パーカーをはおり、キャスケットをかぶっている。
服装も足元のサンダルも身軽そうだが、ただ一点、背中のザックが重たそうだ。
「何が入っているんですか?」
聖がたずねると、月詠は貝を拾っていた手を止めて、腰を伸ばした。
「中身は画材。濡れたら困るからね、鞄は防水加工のものだよ」
そう答える月詠の手には、きれいな貝が乗っている。
「あら、素敵ですね」
カラフルで小さな貝殻は、色合いも優しく、かわいらしい。
「自然のものは、それだけで味わいがあるからね。何かに使えるかと思って」
「たしかに、砂浜といえば貝殻集めだよね。私も探してみようかな」
月乃も瞳を輝かせる。
「あっさりー、あっさりー、ざっくざくー♪」
陽気な声があたりに響いた。声の主は、
高梨 彩葉
だ。
「潮干狩りは楽しいねー。今日は何して食べようかなー」
見るからにご機嫌な彼女は、リズミカルに熊手を動かし、次々とアサリをとっていく。
「よーし、俺も」
伸幸も見よう見まねで熊手を動かす。
「ざくざくざくざく……、おー、ぬんっ」
ぽろぽろとアサリが姿を現し、伸幸の頬がゆるむ。
「出てきた。これがアサリだねぇ」
「味噌汁にするとおいしいよねー。蒸し焼きもいいよね!」
食べ物の話をしているときの彩葉は、いい笑顔だ。
「お味噌汁は本当においしいですね。海の幸の味が広がって」
「おいしいね! いっぱいとって、みんなで食べちゃおー!」
「私も、いつもお世話になっている神社の皆さんに持ち帰りたくて」
「私もー! お兄ちゃんに持って帰るんだ」
聖と彩葉が言えば、月乃もうなずく。
「私は寮のみんなと食べようかと思っているの。夕飯になるかなって」
「ふうん、分け与えたい相手がいるというのは、素敵だね」
アサリは少量でいいという月詠が、作業を切り上げた。
「もういいの?」
「自分が食べるぶんはとったからね。絵も描きたいし」
「そっかー」
「向こうで、貝殻はもう少し探してみることにするよ」
月詠はそう言い残すと、浜辺に向かって歩いていった。
「あれー、この一回り大きいのはー、……ぬーん、なんだろ?」
上体をかがめて伸幸が拾い上げたのは、ハマグリだ。
「赤い貝……? いや、赤いのはポタポターって、ぬ、鼻血……!?」
とまどいをあらわにして、伸幸は貝を手放し、鼻をおさえた。
「あれ、あれ? どうしちゃったんだろ俺、いつのまにかハイテンション?」
「どうしたの、大丈夫?」
月乃が気遣わしげに顔をのぞきこんでくる。
「いやぁ、まさかの鼻血……で、む? ……止まってる」
「陽気にあてられたんでしょうか。ハンカチをどうぞ」
「ぬー、んん、もう止まったから大丈夫、かなぁ」
聖が差し出す真っ白なハンカチを断り、伸幸は海水で手を洗った。
「なんだったんだろー。大丈夫かな俺。あと鼻も」
「お、ハマグリ発見! ゲットゲットー!」
ばしゃばしゃと海水を跳ね上げて、
風雲児 轟
が近づいてきた。
「もーらいっと!」
食べられそうな海の幸ならなんでも集めようと意気込んでいる轟だった。
太陽にかざすハマグリを見つめるその顔を、赤い液体がしたたっていく。
「うぉっと! 何だ急に鼻血が……、止まらねぇー!?」
よほど血の気が多いのだろうか。
とっさに下を向いた轟の足元が、じわじわ赤く染まっていく。
「わわっ、どうしたの、怪我!?」
潮干狩りに夢中になっていた彩葉も、これにはさすがに気づいて慌てた声をあげた。
「怪我はしてないけど、とりあえずカゴにハマグリ入れて止血を……お?」
背負ったカゴにハマグリを放り込むと、とたんに轟の鼻血は止まった。
「あー、よかった。止まったねー」
「あれ、止まった、よな。どうなってやがるんだ? んー、まあいっか」
深く考えもせずに、轟は次の獲物を探し始めた。
「お、ここワカメもあるな。これもゲット……ぅっわ!」
拾おうとしたワカメの端を踏んづけて、滑った轟は、顔面から浅瀬にダイブした。
「あぶな……っきゃ!」
ばしゃーんと、泥水が周囲に跳ねる。
にごった海面に、突き出る一本の腕があった。
「とった……!」
全身泥まみれになった轟は、それでもワカメを手放さなかった。
【釣り師、砂浜、行き交う人々】
「海岸に集まって何をしているのかと思えば、潮干狩りか」
肩からクーラーボックスをさげ、釣り竿を背負って、
神木 煉
がやってきた。
「せっかくだから、俺も混ざるか」
少し離れた釣り場まで、にぎやかな学生の声が届いていた。
興味をひかれて様子を見に来たのだが、これも何かの縁だろう。
そんな煉の姿に気づいて、
亜魚隈 猯利
が呼び止めた。
「……何か釣れたか」
「寝子ヶ浜海浜公園の辺りでな。何匹か黒鯛が釣れた」
「黒鯛か。いいな」
「ああ。あそこで調理器具が借りられるかな」
煉が浜辺の牛瀬を指さす。
「アサリを調理すると話していたからな、色々とあるはずだ」
「そうか。ありがとう、じゃあまた」
さっそく道具を借りて黒鯛を振る舞おうと考え、煉は牛瀬のいる方へ歩いていく。
そんな煉を見送ると、猯利の思考も今後の釣りのことでいっぱいになる。
(旬は過ぎているが、せっかくのアサリだ。エサにすれば、カワハギが釣れるな)
専門乗合船はもう出発しているが、陸からの投げ釣りならばいけるはずだ。
水深があって、潮通しも良い場所。砂地に岩や藻が生えている場所が良いだろう。
(そろそろ産卵時期だ。食いつきが良いはず)
すっかりその気になって、猯利の腕が上下する。
(竿を大きくあおって、アピールするんだ。駆け引きには負けん)
カワハギは、エサ取り名人とも評されるほどの魚だ。
そんな魚とのエサを通じての駆け引きは楽しい。
(今の時期だと、良形の成魚が釣れるか。肝は美味いが、小さいかもしれんな)
「でも大潮の時は釣れないんだったか?」
無表情のまま、猯利はぶつぶつとつぶやく。
愛想もなく、いまいちとっつきにくい風貌の猯利だが、釣りへの情熱は本物だった。
(ふむ、海岸の掃除はやはりしておいて良かったな)
先日のゴミ拾い
のかいもあり、この日の砂浜はきれいだった。
猯利が美化委員でもある。
委員に名乗りをあげた動機も、海や川の清掃活動のためだという、徹底ぶりであった。
夢宮 瑠奈
は、熊手を持つ手を休めて、うーんと伸びをした。
「いい天気だねぇ……。新しいことが始まりそう、かなぁ」
まだ夏とはいえないけれど、海にふさわしく、白いワンピースに麦わら帽子を合わせている。
「あれ、どうしたんだろう?」
瑠奈の視線の先には、砂浜で膝をかかえて座る人影がある。
気落ちした様子の彼は、
新井 米太郎
。
口からはため息がこぼれている。
「残念だったな……、先輩、急に熱を出すんだもんな」
あちらからもこちらからも、楽しげな生徒たちの笑い声が聞こえる。
「一緒だったら、俺も、なぁ……」
予定が崩れてしまった米太郎に、瑠奈が優しく声をかける。
「大丈夫、元気ないね?」
「え、……う、平気……」
さっと視線をそらして、米太郎はぶっきらぼうに返事をする。
「よかったら、向こうでみんなと潮干狩りしない?」
「えと、のんびり過ごしたいから……」
ぼそぼそとした声で断ると、瑠奈も「そっかぁ」と浜辺を見つめた。
「きれいな海岸だもんね、のんびり過ごすのもいいかもねぇ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月29日
参加申し込みの期限
2013年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月05日 11時00分
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