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【11:50 寝子島図書館】
御剣は席を離れる泉月花の後を追った。
(目を離したすきに何をするか分からないからな……)
泉月花は神話関連の書籍の前で足を止めた。
寝子島の伝承にまつわる本でも探しているのだろうか。
「加納」
御剣は思い切って声をかけた。
周りに人はいない。
ここなら立ち聞きはされないだろう。
「……驚かせないでください」
急に声を掛けられたのが驚いたようで、泉月花は御剣を睨み付けた。
「何のようですか?」
「質問がある」
「手短にお願いします」
「そのつもりだ」
御剣は単刀直入に質問をぶつけてみた。
「おまえ等の計画は7つの黙示録を使い、もれいびの魂を強化する事で落神へ昇華させること、じゃないのか?」
泉月花の顔付きが豹変した。
「どうしてそのことを……?」
「図星か。答えを聞くまでもなさそうだな」
「よもや見抜かれると思っていませんでしたから。でも根拠は?」
「ない」
「はい?」
「だからない。根拠はこれから探す」
「はぁ?」
泉月花は自分の失言を悔やんだ。
でまかせに反応してしまった以上、もうごまかしきれない。
「お前の反応で俺の仮説が大筋で当たっていることはなんとなくわかった。でもお前の反応自体が演技ってことも考えられるからな。なにより俺自身がまだ確証を得られていない」
「……そうですか」
泉月花は内心、胸をなでおろしていた。
「でも思い当たる節はある」
御剣は泉月花との距離を徐々に詰めていく。
「黙示録は使用者に負荷をかけるんじゃないか? 普段から暴食のお前は食い過ぎだし、強欲の壺井はお前のものを欲しがりすぎだ。それを7つ取り込むとなれば、反動は計り知れない。自分の肉体や精神が耐えられないはずだ」
泉月花は迫る御剣から後ずさる。
御剣の推論は、実際、黙示録の特性の真実そのものだったからだ。
「そこで叢雲は1つの魂を人為的に割いて二重人格者を作った。そして黙示録の反動を二重人格の片方に背負わせ、もう片方の人格を主人格として活動させる。さっき神話の本にあったけど、男女両方の特徴を持つ肉体を持つものを神聖視する話がいくつかあった。それが女王が計画の鍵だった理由じゃないか?」
「……御剣さんって脳筋だとばっかり思っていましたが、かなり頭がキレる殿方だったのですね」
「女王が前に言ってたんだ。
いつ人格が綻んでもおかしくない
ってな」
「……余計なことを言っちゃって」
泉月花は舌打ちをした。
「魂を強化するなら、人格が綻ぶ可能性のある女王を助ける事ができるかもしれない」
「まさか……、御剣さん、気付いてたのですか?」
御剣は頷いた。
「
女王は俺たちを出し抜いて、お前たちの計画を利用してまで自分の人格を繋ぎ止めようとしている
のだろう。でもそれでいい。それが俺のフツウを守ることに繋がるのなら、俺は女王を助けるために利用されてやる」
御剣は泉月花を本棚の隅まで追いやると、泉月花の顔の左の壁に右腕を突いた。
「こ、これって、壁ドン……!?」
泉月花の顔が真っ赤に染まっていく。
御剣の顔が近い!
「俺は怒っている、自分でも制御できない怒りで逆に感情が凍り付くぐらい……な」
両者の顔は5cmも満たない。
御剣の怒気を、泉月花は肌で直に感じ取っていた。
「憤怒って全て焼き尽くすって炎のようなもの凄く熱いイメージがあった。だけど俺の中にあるのは凍り付いて決して溶けない永久凍土のようなどす黒い感情だ」
御剣は泉月花の首に左手の手刀を添える。
「叢雲の計画は俺のフツウを傷付ける。だから絶対に許さない」
御剣は泉月花から離れる。
「もう一度言う。俺は
御剣 刀
だ。おまえ等の計画を潰す『憤怒』だ」
そして言い聞かせるような強い口調で告げた。
「俺を、俺たちを、甘く見るな」
御剣が席へ戻っていく。
泉月花はいつの間にか荒くなった自分の呼吸に気が付き、ひどく狼狽した。
額や手のひら、首筋には普段かいたことのないような量の汗が分泌されている。
「あはは……」
笑いがこみ上げる。
「偶然とはいえ、ここまで看過されるなんて……」
泉月花は自嘲気味に笑う。
「少し、考えを改める必要がありそうね……」
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
神話・伝説
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月13日
参加申し込みの期限
2015年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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