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怪人セブンの暗躍
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「サンキューサンキュー、英雄たちは本当に高校生ばっかりなんだなぁ」
直に英雄の存在を確認できて満足なのか日登美は運ばれてきた肉にかぶりつきながらにやけた。
「ちょっといいかな? 暴食令嬢じゃなくても計画の内容を教えてくれるのかな?」
日暮の質問に日登美の表情が曇る。
「ボクちゃんは言いたくないけどねー。でも、君たちの推理が当たっているかどうかくらいは教えてあげてもいいよん?」
「それじゃ遠慮なく言わせてもらうよ」
日暮は自身の仮説を述べ始めた。
「魂(たま)喰らいのミルって魔物を知ってるかな?」
「うん、知ってるよー、それが?」
日暮は畳み掛ける。
「開催目的のファッションショーには寝子島中の人達がもれいび含めて大勢集まる。そこで一箇所に集結した沢山の神魂の膨大なエネルギーを用いて空に穴を開けようとしているんだ。その計画の為に必要な落神伝承に伝わる魂喰らいの魔物ミルを見つけ出す、それが今日の叢雲の目的でしょ? 伝承曰く、破裂寸前まで食い尽くしたミルは寝子島を容易に吹き飛ばすだけの力を秘めてるらしい。それだけのエネルギーがあればノア計画の代替案としては及第点、いやそれ以上の成果すら見込めるって訳だ」
日暮は眉を下げて聞き入っている日登美の反応に手応えを感じていた。
「暴食令嬢はおそらく自己顕示欲に飢えてる。それはきっと、自分の父親に認められていないからだ。怪人セブンとして先に覚醒してノア作戦を託された菜々緒さんと比べられてたんだと思う。今回、成功すれば暴食令嬢は菜々緒さんより優秀だと父親に認めさせることができる。セブンのなりそこないの存在にとっちゃ、このうえない喜びだろうね」
「へぇ……」
日登美は感嘆の声を上げた。
「前半部分はカスリもしなかったけど、後半部分はびっくりだ。どこで調べたの? よく妄想でそこまでこじつけられたもんだね」
「半分正解ってことかな、でも褒められている気がしないなぁ」
「は? 全部けなしてんだよ」
日登美は低い声で言い放った。
「つーか魂喰らいのミルみたいな雑魚なんて奪わなくても充分すぎる神魂エネルギーを生み出せちゃうんだな、これが。それが新しい叢雲教団の計画だよん。常識、概念、理論、事象、全てを根底から覆して更新できる素晴らしいエネルギーなんだ。全ての化石燃料の代替になり得るし、戦争だってたちどころになくなるんじゃないかな? ただまだまだ不安定なものでね、世界へ公開するまでには至っていないのがざんねーん!」
「マジかよ、神魂を世界に知らしめるっていうのか!?」
楢木が思わず叫んだ。
「そんなことしたらフツウが守れねぇだろ!!」
「あのさぁ……? なんでこのすっごいエネルギーを隠そうとするのかな? むしろ隠そうとするから異質になるんじゃねーの?」
楢木は日登美の発言の意味が理解できなかった。
「フツウを守るために、神魂は世間にナイショにしなきゃ駄目なんだろ?」
「あーあー、そっかそっか。ボクちゃんとチミとは概念の根底から違うんだなぁ」
日登美は呆れたようにワインを飲み干した。
「マイノリティ(少数派)がなんでマイノリティなのかわかるぅ? 答えは単純! 数が少ないからだよーん!」
「……まぁ、当然だね」
逆巻はパンを咀嚼しながら頷いた。
「じゃあさ、マイノリティが数を増やして、マジョリティ(多数派)になったら、どんな事が起きると思うぅ?」
「……そうか、“フツウが引っくり返る”のか」
八神の言葉に常闇が言葉を漏らした。
「……ひょっとして、人類救済のつもりですか? 浅はかですね」
「救済? 違うなぁ、進化って言ってちょーだいっ!」
ケラケラと笑う日登美に常闇のこめかみが痙攣する。
「多数決って便利だよねぇ? 数が多い方が正義だって言い張れるんだもんねー? もれいびが世界規模で爆発的に誕生したらさ、人類はどうなるのかなぁ? ワクワクしない??」
「おいおいおい……」
志波は頭を抱えた。
「ひょっとしてー? 叢雲は世界規模で神魂をばらまくつもりなのかなー?」
三ヶ島の質問に日登美は口元を人差し指で押さえた。
「ひっみつー! あ、チミ、なんか喋り方似てね? ニャインやってる? ID交換しよーぜー!」
「軽ッ、そしてチャラい……!」
壬生がドン引きしていた。
話を聞いていた
浅山 小淋
はスケッチブックに『更新』の2文字を書き込んだ。
これはろっこん『神様の手帳』の発動トリガーである。
【これで未来がわかるはずです……!】
浅山の手が勝手に動き出し、スケッチブックに未来を書き記し始めた。
その内容に、浅山は目を疑った。
『エラー(詳細不明)』
【……え? どういうことですか……?】
未来が読めないのだ。
何度やっても同じだった。
【もしかして、この人と関わる未来は読めない……??】
それは浅山にとって恐怖の対象であった。
時には人の死を予言することもあった。
時には仲間の危機を救うこともあった。
未来の断片を知り得るという確証が浅山のろっこんの自信になっていた。
それが読めない。
つまり、未来がない(No future)、とも言える。
【まるで幽霊です……!?】
浅山は人知れず肩をふるふると震わせ戦慄していた。
「てっかさー、英雄ごっこなんてやめない? 疲れるだけじゃーん?」
唐突に日登美はそんなことを言い放った。
「自分を傷付けてまでフツウを守ろうとしてなんになるの? フツウなんてあっという間に塗り替えられる、更新できる、アップデートできる。そんな流動的なものを、頑なに守って馬鹿ジャネーノ??」
浴びせられる暴言に、英雄たちは呆然としてしまう。
「チミたちが何もしなければ、世間の移ろいとともに非常識は勝手に常識になるのさ。そのことに誰も疑問を持つことなく、ね? 人はそれを『流行』と名付けて持て囃して褒めちぎって、受け入れられない奴らを袋叩きにしていくんだよ。そうやって今も世の中は、社会はアップデートしてるじゃないか。だからさー、ボクちゃんたちの計画も邪魔するより受け入れたほうが利口だよー?」
ケラケラと日登美は嘲笑う。
英雄たちは何も言い返せない。
ただレストランに日登美の嘲笑だけが響いた。
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3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
神話・伝説
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月13日
参加申し込みの期限
2015年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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