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その時である。
図書館で情報の収集をしていた情報班から『ののこ誘拐』の連絡が入った。
「おい、どういうことだ?」
吉祥寺が泉月花に食ってかかった。
「……泉月花さん、説明して頂戴」
菜々緒も非難の視線を浴びせた。
「……どうもこうもないですって」
だが、一番困っていたのは泉月花本人だった。
「あたしは学校内部に潜入して神魂の影響を調査するように伝えただけです。誘拐の指示なんてしていません」
「そんな言葉、信じられるか?」
月居の表情は険しい。
月居だけではなく、他の“英雄”たちも懐疑的な態度であることは明白だ。
泉月花は深い溜め息を吐くと、スーツの内ポケットからスマホを取り出した。
「ごもっとな反応です。でも本当に今回は手荒な真似をするつもりはなかったのですけど……。今、現場の人間と連絡を取るので失礼しますね?」
泉月花が席を立つと、店のトイレの奥へ消えていった。
「……なにこれ、お姉様ったら魅紗歌のこと蔑ろにしすぎじゃないの?」
ぽつんと取り残された魅紗歌は居心地悪そうに唇を尖らせていた。
現在、店内は特別に貸しきりになっている。
英雄たちとその関係者、そして泉月花と魅紗歌である。
泉月花が席を立ってしまったがゆえに、魅紗歌はひとり島民たちと顔を合わせている状態だ。
「えっと、どうすればいいのコレ……?」
会話の糸口が掴めないのか、めまいを訴えるような仕草を魅紗歌は見せた。
自分のファンとはいえ、目の間にいる人物たちの立ち位置は特殊だ。
叢雲関係者の魅紗歌がそれを理解しているのは当然であろう。
「なぁ、みさリン! 今度のファッションショーってどんな格好するんだ?」
ファンである吉祥寺が場の空気を察して話題を振った。
魅紗歌はハッと我に返った。
「え、あ、うん! 有名なデザイナーさんが作ったオリジナルの制服を着るんだよ!」
「へぇー、俺さ、芸術科に所属しているから、そういうの興味あるんだよな」
「本当?」
「ああ、ほら、昨日、これなんかどうだ? 授業で描いた服のデザインなんだけどさ」
「すごーい! 素人にしては上出来だと思うよ!」
魅紗歌のナチュラルな毒もものともせず、吉祥寺とのファッション談義に華を咲かせる魅紗歌。
……と、背後で店の扉を開ける音がした。
全員が扉の方へ視線を向けた。
そして唖然としてしまった。
奇抜な色使いとデザインのスーツを身にまとった外国人の中年男性がそこにいた。
「……すみません、本日は貸し切りなんです」
尾鎌が進み出て申し訳なさそうに頭を下げた。
だが男は意に介さず、そのまま魅紗歌のいるテーブルまで近寄ってきた。
「おいおい、壺職人も自重しているのに勝手に入るなよ?」
吉祥寺の忠告も無視し、遂に魅紗歌の目の前までやってきてしまった。
「ハジメマシテ、ボバウ、コウイウモノデス」
男は名刺を差し出した。
「
スデンサ・ボバウ
ト 申シマス。No.1H0BByトイウ会社でファッションブランド、ヤッテマス」
たどたどしい日本語のままお辞儀をした。
「ボバウノ仕事、マーケティング&トレード。ミサカ、ボバウのブランドのスーツ、ランウェイ、キテホシイ」
「つまり押し掛け営業か……」
月居は困惑したまま傍観していた。
「壺職人ノ皆サン、服ヲ買イニ行ク服ガナイ。ボバウのスーツ、今ナラ20%OFFネ。ミサカ、着る。壺職人ノ皆サン、イッパイ買ウ。ボバウ嬉シイ。ミンナ嬉シイ」
「つまり、魅紗歌をおじさんの会社のCMキャラクターに起用したいってことかな?」
「Yes!」
魅紗歌の問いかけにニコリと微笑むボバウ。
「でもごめんね、おじさん。そういう話は魅紗歌じゃなくてお姉様に通してほしいなぁ?」
「ま、そうだよなフツー」
横でやり取りを聞いていた机、もとい新江も頷いた。
「直に本人へ交渉するのも大胆だけど、商談はやっぱり事務所を通すべきじゃないかしら?」
ラーメン屋からの流れで、結局、新江と同行することになった
貴家 衿花
も口を挟んだ。
彼女と相席している
北原 みゆき
もこくこくと頷いている。
「ったく、まだ電話してんのかよアイツ? おい、オッサン? あんまりみさリンを困らせんなよ」
ファンの1人として、吉祥寺は魅紗歌を守ろうと間に割って入った。
「黒子ちゃん、ちょっとまって」
そこへ桜庭が声を掛けた。
「……ボバウさん、何か企んでない?」
見透かすような、桜庭の赤い瞳がボバウを捉える。
「本当の目的は泉月花ちゃんかな?」
「……」
ボバウは何も答えなかった。
「ソウデシタ、実ハ、ボバウ、ゴ馳走、オ店、用意シマシタ。コレカラ案内シマス」
「ちょっと待って。ボクたち、これから寝子高へ行かなきゃいけないんだ」
桜庭の警戒レベルが上がる。
「泉月花ちゃんたちの予定もあるみたいだし、今日は諦めてよ」
「No……! オフタリ パワーツケテモラウ料理、食ベテモラウ」
しかしボバウは譲らない。
これに貴家が身を乗り出した。
「あなた、いい大人でしょう? 私たちは忙しいの。勝手に自分の都合を押し付けないで」
中学生とは思えないしっかりとした態度の彼女。
実際、頼もしさのアピールは誰よりもできている。
ここまで突っぱねられたボバウは、渋い顔のまま嘆息を吐いた。
「スッテラ・デッラ・コッリーナ、アノ隣のホテルデ待ッテル」
そう言い残し、ボバウは店を後にしていった。
「……なんだったの、あのおじさん?」
魅紗歌は気味悪がっていた。
そこへようやく泉月花が戻ってきた。
「……ごめんなさい。すぐに寝子島高校へ行きましょう」
「お姉様、この人が会場の隣のホテルで会いたいって……」
魅紗歌は渡された名刺を泉月花に手渡す。
それを訝しみながら見詰める泉月花。
彼女はひとまず名刺を懐に入れた。
「今は暴走している『色欲』を止めましょう」
足早に店の外へ出ていく泉月花を追うように、案内役たちは魅紗歌と共に寝子高へ向かうのだった。
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3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
神話・伝説
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月13日
参加申し込みの期限
2015年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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