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【14時01分 三夜湖湖畔】
さて、先ほどの双子メイドだが、実は少し時間を遡って三夜湖湖畔にいた。
ちょうど寝子島に地震が起きた瞬間にやってきた2人は、揺れる地面に耐え切れずに前へつんのめった。
「「……痛い……」」
2人同時に呟いた。
双子メイドの視線の先には、穴を掘る鈴野、犬神、眠ってしまった小山内のほか、突然現れたメイドを訝しく思いながらも可愛らしさにちょっとドキドキしている十文字、そして直感的に黙示録を小山内から取り上げて後ろに隠した七緒がいた。
「この地震、神魂の気配がするね」
志桜月が穴の方を眺めた。
「いや、これは黙示録よ」
笑來月はワンピースのポケットから直径5cmほどのカーネリアンを取り出した。
志桜月も胸元からサファイアのペンダントを取り出して確認する。
――石が僅かに共鳴してキィィィンと甲高い音色を奏でていた。
「黙示録は現在、泉月花様の『暴食』、あの御方の『強欲』、日登美様の『色欲』、菜々緒様の『嫉妬』の所在が判明しているね」
志桜月の言葉に笑來月が頷いた、
「そして志桜月の『憤怒』と私の『傲慢』で6つ。ということは……」
2人は同時に穴を見遣った。
「「あそこにあるのは、むいみ様の失われた『怠惰』の黙示録!!」」
そうと決まれば双子メイドの行動は早い。
「「どうも、見知らぬ皆さん」」
素早く駆け寄り掘った穴を飛び越えるハイジャンプ!
それでもスカートは翻らない乙女の嗜み!
「「私たちは双子です」」
「「私たちはメイドです」」
「「私たちは叢雲教団代表代理の泉月花様に仕える身で、」」
「「殺し屋です」」
双子メイドは華麗に着地後、スカートの裾を摘んで挨拶をした。
「「私たちは偶然ここに居合わせてあなたたちと対峙しています」」
「「以後お見知りおき」」
「む、叢雲!?」
十文字はすぐさまコンパクトの鏡を割って破片をあたりに散りばめた。
普段ならばろっこん【Bai sema】の効果で鏡の破片が散らばっている範囲に防御結界が生成される。
しかし、十文字は違和感を覚えた。
「あれ……? ろっこん、発動しない??」
いつもある“感覚”がないのだ。
発動した、と思える手応えといえば分かりやすいだろうか。
それがまったくないのだ。
「もしかして……?」
十文字はすぐにピンときた。
これは黙示録の影響だ、と。
「みんな、気を付けて! 私のろっこんが発動しない! 多分、黙示録の影響だ……よ!」
耐え難い眠気に襲われながらも仲間に忠告する十文字。
「「どうやら間違いないみたいですね」」
志桜月と笑來月の声のユニゾンが確信を持った口調になった。
「「私たちは幸運です。黙示録を回収できれば、泉月花様もさぞお喜びになるでしょう」」
「そうは……させねぇべ!」
鈴野がフラフラになりながらスコップを構える。
「まさかそっちからやってくるとはなァ? ……ぁ~っ、だぁぁックソ眠ぃ!!」
大声を上げて眠気を晴らす犬神。
「ろっこん発動しねぇだと? 知るかッ! ようやく俺様の本来の役割が発揮できるンだ、最初っから切れる手札は切らせてもらうぜ!!」
犬神は袖をめくって自分の腕を露出させた。
そのまま大口を開けると、犬神は左腕に犬歯を突き立てるように噛み付いた!
彼女のろっこんは、意識が覚醒している状態で怪我を負い、溢れた自分の血液を舐めることで発動する。
普段ならナイフで肩口を切り裂くのだが、今日はスコップとハッカ油スプレーしか持ち合わせがない。
ならば吸血鬼のごとく噛み付いて直にすすればいい!
「ろっこん【羊很狼貪】ッ! ……って、マジかよ……、若菜の言うとおりっぽいな。いや、俺の意識が眠気に負けてるのか?」
いつも感じる高揚感が皆無であった。
むしろ徒労感のおかげで眠気が増幅されている。
「ならばオラがやるべ。ぶっちゃけ、ろぐすっぽ人のこと考えねえいがれぽんちにゃ、オラだって頭きてんだ」
鈴野は怒りで眠気を吹き飛ばし、双子メイドを鋭く睨み付けた。
「全力全開、“突撃準備よし”。――ぬさ、覚悟しろ」
鈴野はろっこん【旧軍の亡霊《勇》】の発動トリガーを口にする。
普段よりもアドレナリンの分泌量が増え、眠気にも対抗できる。
……はずだったが、どうにも効果が薄い。
「オラのろっこんはかろうじて発動できたみたいだっちゃ。けんど普段の100分の1にも満たないべ。ほとんど発動していないのとおんなじだべ」
「発動できただけでもいいだろ。こっちは空振りだクソッ!」
苛立つ犬神に鈴野が冷静に声をかける。
「犬神さん、目的は黙示録の保持だべ。忘れんでほしいっちゃよ」
「わかってるッ! でも目の前のメイドをぶん殴らねぇと離脱もできねぇぞ!?」
「「おっしゃる通りです」」
双子メイドは同時に頷いた。
「「偶然ですが、黙示録は我々叢雲教団が回収します。今なら再起不能で許して差し上げます」」
双子メイドがゆっくり近付く。
「「どうやら、そちらの小柄な方が掘り当てたようですね。でもなぜ眼鏡のあなたは意識がはっきりしているのですか?」」
ユニゾンする問い掛けに苦笑いする七緒が答えた。
「あー、実はこっちが知りたいんだけどね……」
黙示録を後ろに隠したまま、小山内を抱き抱えつつ後退する七緒。
「海~! お願いだから起きてー!」
七緒は小山内の体を必死に揺り動かした。
だが双子メイドは同時に地を蹴りエプロンドレスをなびかせて突進を開始!
「「させるかァ!!」」
そこへ鈴野と犬神が割り込んでスコップでメイドを受け止めた!
「ギャハハハ! スコップは突く・切る・打つ・叩く・投げるその他もろもろ多機能な攻撃と盾にも使える優れものだぜ!」
犬神が志桜月をスコップの連続突きで牽制する。
「オラは楽するために誰かを守ると誓ったんでねぇ、怠けたくてなにかを利用してるわけでもねぇ。オラがそうしたいからそうする、その意思を勝手に曲げられて堪っか。メイドの娘っ子にも、黙示録の石ころにもオラ自身を曲げさせねぇ!」
鈴野はまるで銃剣を扱うが如くコンパクトな動作で突きから斬り払い、そして柄による打撃技とコンボをつなげていく。
それを笑來月はワルツを踊るようにギリギリでかわしていく。
「目が慣れればさほど驚異ではありませんね」
「だったらこういうのはどうだべ!?」
隠し持っていた虫除けスプレーを笑來月の顔面に噴射!
目潰しだ!
「こっちも忘れんなよ!」
そこへ犬神が乱入!
スコップを棒高跳びの要領で飛び越え、高い打点からの浴びせ蹴り!
笑來月が受身を取って衝撃を地面に逃すが、頭部に受けたダメージまでは庇いきれない様子だ。
「ギャハハ! 今のはモロに入ったなぁ!?」
素早くスコップを回収して構え直す犬神。
「こと戦闘における倫理とかに関しては俺様ってば怠惰だからな……」
そして笑來月に強烈なスコップの一撃を見舞わせながら吠えた。
「つい『手加減』し忘れちまう! ギャハハ! 楽しいなァ!」
戦闘による高揚感で眠気を打ち消す犬神の調子は尻上がりに良くなっていく。
「押してる……! 大罪持ち相手に互角、いや優勢に戦ってる!!」
ろっこんが使えない十文字は身を潜めながら戦闘を見守っていた。
鈴野と犬神の即席コンビの連携はうまくいっているように思えた。
だが、敵は2人。
もう片方の志桜月が小山内めがけて飛び出した!
「黙示録、回収します」
寝ている小山内へ向けて手刀を放つ志桜月!
鈴野と犬神が戻ろうとするが、笑來月の回し蹴りが行く手を阻む!
「海ちゃん、起きて!!」
十文字の叫びが湖畔に轟く!!
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ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
神話・伝説
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月13日
参加申し込みの期限
2015年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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