熱血！　寝子島不良伝　～死闘！　木天蓼不良四天王現るッ！～｜リアクション

熱血！　寝子島不良伝　～死闘！　木天蓼不良四天王現るッ！～

【エピローグ】

「やったね、勝ったよー！」
「危なかったですね」
「最後はひやひやしたな……」
　円、梢、そして修らがまっ先に駆けつけてきた。
「あら？　不良たちはどうしたのかしら？」
「もう、いませんわね。あれだけいましたのに……」
　蛇那伊にティナがすっかり居なくなった不良に驚きを隠さず言う。
「雑魚に構っていたら先を越されちまったぜ」
　文次もやってきて、残念そうに言う。
　学校への道を歩きながら、悠々と寝子校生たちは引き返していた。
「…………」
　しかし、北山の話を聞いて刀や庚と朔夜はすっかり黙ってしまっていた。
　賑やかに話す他の生徒たちは、そんな三人の様子に気づいた様子もない。
　当たりはすっかり暗くなり、その三人の胸中を表すかのようにゆっくりと闇が世界を被っていったのであった……。

　――To be continued

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