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にぎやかな悪夢 ~ミドリ人間の逆襲編~
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■落神神社付近
ミドリ人間からの猛攻から逃げ延びた
城山 水樹
と
塔ヶ崎 璃亜
と
赤羽 勇樹
の3人。
「ちょっとあなた、大丈夫? 顔色が……」
城山は隣を歩く赤羽を気遣わしげに見る。
「へーきッスよ。ちょっと血流しすぎただけで……」
彼は2人を守るために一番手ひどくミドリ人間の攻撃を食らっていた。しかし彼の血には、ろっこんの力により燃える炎の灼熱が宿っている。そのたびに返り討ちにしてここまで逃げ延びてきたのだが――彼の体力は限界に近づいていた。
「あ、あの、もうすぐ行けば神社ですから……そこで休憩しましょう」
赤羽の額ににじむ血をハンカチでぬぐいながら、塔ヶ崎が言ったときだった。
神社の境内へ続く道を歩いていると、茂みの中から物音がした。
「くそっ……まだいるのかよ!」
茂みから飛び出してきたのは、数匹のミドリ人間だった。
突如現れたバケモノを相手に、赤羽は2人をかばうように対峙する。
「何ぼさっとしてるんスか! 2人とも早く逃げるッス!」
「ば、バカなこと言わないで! それ以上戦ったらあなた――」
城山はそう言いかけたが、赤羽の決意は固かった。
先ほどから滴る血を周囲の茂みに飛び散らせて十字を切る。茂みはあっという間に燃え上がり、その熱さに城山と塔ヶ崎は思わず後ずさった。
「そ、そんな……」
彼の決意を汲み取って愕然とする塔ヶ崎。
しかしもう躊躇している時間はない。彼が身を挺して作ってくれた時間を無駄にするわけにはいかない。
「……仕方ないわ、私たちは先に逃げましょう!」
おろおろと立ち尽くす塔ヶ崎の腕をつかむと、神社へと向けて走り出した。
■シーサイドタウン/大通り
落神神社にどうやら一ノ瀬がいるらしい。
星ヶ丘で三村たちと会った
八神 修
は、バイクという機動力を生かしてその情報を各方面に伝えまわっていた。
一ノ瀬の居場所が分かったのは、先ほどの学生たちの中にいた
青倉 白
という少女のろっこんの力によるものだ。手作りの品さえあれば、その作り主の居場所が分かるという――まるでこの状況下にはぴったりの能力であった。
シーサイドタウンには、まだ大勢の人たちが残っていた。
二宮と合流して旧市街を目指す
五十士 柊斗
、
山野 無花果
。
ライブハウスで殴り合い、のつもりが逆に結束を固めた
神無月 文貴
と
唐沢 一也
。
そして――ほとんど戦うすべを持たずに逃げ惑う
嘉島 和穂
と
三谷 賢二
の2人。
「ちょ、三谷さーん! どうしたんですかその頭」
ミドリ人間の攻撃を食らった三谷は、ろっこんの力が働いてしまい頭がアフロになってしまっていた。走るたびにワサワサと揺れるアフロに、嘉島は思わず吹き出してしまう。
「げげっ、いつの間にアフロに!? ……待てよ、てことは」
この力は「ろっこんによる攻撃」を食らった際に発動するものである。
となると、このミドリ人間とやらの存在もろっこんの仕業――
「まだバケモノが来てますね……三谷さんは下がっててください」
頭もちょっとアレですし、と言いながら嘉島が一歩前に出る。
彼女が手にしているのは一本のダーツだ。
「ま、待てよ嘉島ちゃん! さすがにそれは危険――」
「私けっこう得意なんですよ、大丈夫大丈夫」
そう言って前に出る嘉島。
ああなんだか――すごくイヤな予感がする、と見守る三谷。
結論から言うと、三谷の勘は当たった。
投げたダーツは見事ミドリ人間の額に命中! するも、あまり動じた様子はない。バケモノは額に刺さったダーツを抜き捨てると、俊敏な動きで嘉島に飛び掛った。
「うひゃあああっ!?」
びっくりしたような悲鳴。爪に切り裂かれ、ばたりと倒れる嘉島。
「か、嘉島ちゃああん!」
「み……三谷……さん、ダメでした……」
そう言い残すと、嘉島はそのまま動かなくなった。
こうして、一足先に悪夢から目覚めることができた嘉島。
「はっ……夢か」
時計を見ると、時刻は早朝の5時半だ。
起きるには少し早すぎる時間だったが――日の出の頃はもう近い。
「くそ、間に合わなかったか」
嘉島がやられたのを目撃した八神は、歯噛みをしながらバイクを走らせる。
三谷を取り囲むゾンビをバイクで跳ね飛ばすと、減速しつつ持っていた警棒で残りのバケモノを叩いていった。聖なるものが苦手ということなので、彼は暗記している光明真言を空で唱えている。
その甲斐あってか、ミドリ人間の動きはかなり鈍ってきた。
「くそっ! いつまで沸いてきやがんだこいつら!」
「親父さん、そっちきてるッスよ」
ミドリ人間に追われながらもしっかり迎撃しているのは神無月と唐沢の2人だ。
最初はいがみ合っていたものの、その間には妙な絆が生まれつつあるようだ。
「そういやお前――けっこういい音出すじゃねえか。今度ゆっくり聞かせてもらいたいところだぜ」
「……気に入ってもらえたなら何よりっす」
神無月の言葉に、唐沢はまんざらでもない顔である。
周囲のバケモノを一掃すると、そこでようやく八神はバイクのエンジンを止めた。
途中から加勢に来てくれた神無月と唐沢に礼を述べると、今回の元凶が落神神社にあることを説明する。
「この映画を作った一ノ瀬が、どうやらそこにいるらしいんだ」
らしい、としか言えないのは、彼も青倉の能力を聞いた話でしかないからだ。
しかしここは彼女を信じるしかない。今は1人でも多くの人を助け、一箇所に集めることが先決であった。
「おい、一ノ瀬が神社にいるってのは本当か?」
その話を聞いて駆け寄ってきたのは、二宮だった。近くには彼と同行していた五十士と山野の姿もある。
「やれやれ……人騒がせな事件もこれで解決か」
猫を撫でながらため息交じりに言う山野。あまり戦う術を持たない山野の代わりに彼の愛猫は充分すぎるほど戦ってくれた。
「落神神社……やっぱり、映画の撮影場所か」
五十士が落ち着いた声で言う。
あのときそういえば――一ノ瀬は、神社の石畳の上で寝ていたような。
■落神神社
神社から上る火柱を見て、
御剣 刀
と
風雲児 轟
はそちらに駆けつけた。
辺りの木々は燃え広がり、辺りにはミドリ人間の焦げた死体が転がっている。
「おい、あれを見ろ!」
そのただ中に立ち尽くしていたのは、たくさんの傷を負った赤羽だった。
「赤羽!?」
無残な後輩の姿に慌てて風雲児が駆けつけるが、彼の目の焦点は合っていない。
「そ、そんな――おい、しっかりしろ!」
思わず風雲児がその肩を揺さぶったとき、まるで張り詰めていた糸が切れるように彼はばたりと倒れ伏した。
「そんな……死んでしまったのか……?」
愕然とする2人の前で、赤羽の体はゆっくりと消えていく。
悪夢から覚めた赤羽の意識が現実世界に帰っていったのだ。
「いや……やっぱりこの世界は現実じゃない。ろっこん絡みの出来事のはずだ」
御剣が真剣な面持ちで言う。異世界に切り分けられるということは彼も経験している。これがテオの仕業かは分からないが、ろっこんが絡んでいるのは確かだろう。
「きっと赤羽も、現実では無事に違いないさ。大丈夫」
目の前で後輩を失った風雲児を励ますように御剣は言う。
「ああ……そうだな」
その言葉に、風雲児は顔を上げる。
その目には決意がにじんでいた。
「俺たちで、早くこのふざけた世界を終わらせよう」
そうつぶやく彼の顔は、紛れもない「ヒーロー」のものであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
冒険
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月02日
参加申し込みの期限
2015年03月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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