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ニャンハンやろうぜ!
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【お魚釣りから始めよう】
「誰か一緒にお魚釣りの、くえすと? 行かないかねぇ。オレ、初めてなんだぁ」
目の前に集う人々へ、
曖浜 瑠樹
くんはにっこりのんびり、そう呼びかけました。
あたりをぐるーり眺めてみれば、大人も、高校生のお兄さんやお姉さんも、瑠樹と同じくらいの子供たちも。わいわい賑やか、みんな一緒に、何やら楽しそう。
彼らがNSP(ニャミステーション・ポータブル)でぽちぽちぽち、遊んでおりますのは、そう! あの『ニャンスターハンター』シリーズ、通称『ニャンハン』の最新作でありました。ここ、おもちゃ屋さん『
Gold Box
』では現在、新作発売に合わせてお試しキャンペーンが催されておりまして、瑠樹が手にしているゲーム機は、お店の人から一時的に借り受けているものです。
おかげで店内のフリースペースでは、いつものようにアナログなおもちゃで遊ぶ子供たちに混ざりまして、老若男女問わず、ニャンハンに興じる人々の姿が見受けられました。やり込み派なニャンハンフリークから、これを機に有名ゲームタイトルに触れてみようという初心者まで、その腕前も様々です。
もちろん、初心者だという瑠樹の呼びかけに答えてくれる、優しいお姉さんも。
「金猫魚釣りですか。良ければお手伝いしましょうか?」
声をかけた
檜扇 舞華
は、かなりのゲーム好き。『ネコネコ動画』の生放送主でもありまして、夜の放送に備えて、新作発売に伴う盛り上がりっぷりをレポートしに来たのですけれど……ついでにちょっと中級者くらいのフリをしつつ、初心者さんのサポートをしてみるなんていうのも、放送に彩りを加えるのには良いかもしれません。
瑠樹は、舞華の背負った可愛らしいウサギのリュック、ぴこんとネコミミがついた帽子に目を細めながら、
「わぁ、嬉しいねぇ。よろしくなぁ」
「ええ、こちらこそ。他にも初心者の方がいらしたら、ご一緒にどうぞー」
舞華が言うと、更にニャンハンは初めてと言う二人が手を上げて、参加を表明してくれました。
一人は、いつも元気なベトナム娘、
シダ 美穂戸
。シンチャオ!
「シダ ピコピコはじめて よくわからん むずかしいな むずかしい」
「じゃあ、お姉さんも一緒に、がんばろうなぁ」
よろしくね、とシダは、ぱっちりウィンク。日本語はまだちょっぴり苦手という彼女ですけれど、人懐っこそうなその笑みを見れば、わくわくとしてめいっぱい楽しもうという気持ちが伝わります。
もう一人、名乗りを上げたのは、
滝原 レオン
です。ゲームにはあまり馴染みが無いそうですけれど、
「一回やってみたかったんだ。けど俺、初めてでさ……一緒にいいか?」
「ええ、もちろん。まずは簡単なクエストからやっていきましょう。あたしもサポートしますから」
舞華の笑顔に、レオンはちょっぴり照れ臭そうにはにかみ。
ともかくこれで四人揃って、準備は万端です。さっそく、クエストスタート!
ぷおーん、と突撃ラッパのような音が鳴りまして。ぱ、と画面に表示されるのは、『良く晴れた丘陵地帯』のフィールドです。どこまでも広がる青空、雄大な景色は、ゲームと言えどこれがなかなか綺麗!
「おー、結構すげえんだな……って、そ、そ、それは……!?」
わなわなとゲーム機を持つ手を震わせたのは、レオン。
画面の中で彼の目を引いたのは、瑠樹の操作するキャラクターでした。もふもふとして可愛らしい猫の着ぐるみを着ていて、担いだ武器も、白猫のぬいぐるみ型大笛、『猫笛ニャオグルミ』です。
「な、何だそれ、可愛いじゃん……!」
「えへへ、『きぐるみシリーズ』っていうのがあったから、それにしたんだぁ」
嬉しそうな瑠樹くん。可愛いもの大好き! なレオンとしましては、
「お、俺もそれにすれば良かった……っ」
なんて少々、がっくり。
ただ、にっこり瑠樹がレオンのキャラクターを見て、
「でも、お兄さんのそれも、かっこいいなぁ?」
「そ、そうか?」
レオンが選んだ防具は、『クロバネシリーズ』。その名の通り、背中に生えた一対の黒い翼が特徴的な軽鎧です。片手剣の『闇刀・黒羽』と組み合わせれば、まさしく漆黒の騎士! といった出で立ち。もちろんこちらもなかなかカッコ良くて、瑠樹がにこにこと褒めてくれると、まぁこれはこれで。と、レオンもまんざらでは無いのです。
輪を作った四人、レオンと瑠樹の反対側には、シダと舞華が並んでぴこぴこ。
「キック どれ押す キック? シダ 蹴りたい 蹴るぞ」
「キックですか? うーん、出来ないことも無いですが」
ベトナムユニコーンとも呼ばれるサオラを模した……なんてなかなかにマニアックな防具、『サオラシリーズ』を迷わず選んだシダ。同系統の武器、砲撃槍『サオランス』を担いでいながらも、もっぱら興味を示しておりますのは、十八番のキックを繰り出す方法だったりします。
用途は限られますものの、ニャンハンにもいちおう、蹴るという行動はありまして。舞華はシダのNSPに指を伸ばして、操作を教えてあげますと、
「このボタンを押せば、キックできますよ」
「こうか ダッ ダッ」
ワンステップしてからローキックをしゅば、しゅばと繰り出す、シカっぽい防具を着込んだシダのキャラクター。
「腰 入ってないな もっと強いキック どうやる どれ押す?」
「もっとですか。では、ダッシュ中にこのボタンを……」
武器の操作もそっちのけで、真っ先に蹴り方を覚えたりしました。
ともかく全員、軽く触って一通りの操作を学んだところで、クエストの目的である『金猫魚』を釣り上げるため、フィールドの奥へと出発です。
舞華の指示を仰ぎつつ、まずは釣りエサを確保するため、採集ポイントをごそごそ。
「曖浜さんは釣りえびを持っているので、それを使いましょう。他のお二人は、エサカエルあたりを必要数採集してから……あら」
何かに気付いて、『イエネコシリーズ』で身を固めたネコミミメイドさんルックの舞華が、小型クロスボウ『鍋猫ガンマン』をがしゃりと構えます。
ばっさばっさばっさ……翼をはためかせ、空から舞い降りてきたのは、
「うわ、デカイ鳥! ……猫? とにかく、何かデカイのが来たぞ!?」
「わぁ、可愛いねぇ」
地上へ降り立ち、にゃおおん! 威嚇の鳴き声を上げる、鳥の羽が生えたデッカイ猫。ニャンハンプレイヤーにはお馴染みの敵キャラクター、『ニャンコッコ』!
レオンはわたわたとしつつも武器を取り出して。瑠樹は敵ながらも愛らしいその姿に、ついついほっこりです。
「敵か やっつけるか? シダ 蹴るか 蹴っていいか?」
「最初ですし、あまり無理をする必要も無いですが……そうですね。釣りをする前に、倒してしまいましょうか」
初めての戦い! 舞華のアドバイスに従い、彼らは敵を取り囲むように布陣すると、さっそく攻撃を仕掛けていきます。
真っ先に突っ込んだのは、黒い鎧を着たレオンです。慣れないゲームにまだまだ戸惑いがちな彼、ニャンコッコの目の前へすたたたっと走っていきますと、
「よ、よしっ攻撃……って、あれー!?」
画面の中、レオンは剣を振るうことなく、ぴこーん! 何か、体力が回復しました。どうやらボタンを間違えたらしく、敵のまん前で回復アイテムを使ってしまったようです。
隙だらけのところへ、ニャンコッコがくるりと一回転。鋭い尻尾の一撃! がっつり減ったレオンの体力ゲージ。
「ぎゃーっ、吹っ飛ばされた!? 死ぬ、死ぬー!」
「大変だぁ。今、回復するねぇー!」
ごろんごろんと草の上を転がったレオンに、瑠樹は大笛を構えまして、軽快にそれを吹き始めました。大笛は特定の順番で音色を奏でると、体力を回復したり、仲間をパワーアップさせたりと、様々に有効な効果を発揮してくれるのです。
「えっと、回復する音色はー……こうかねぇ?」
猫笛から流れ出す音は、にゃーう! にゃーお! と可愛らしい鳴き声。赤くなって減っていたレオンの体力ゲージが、ぴこんと緑色に変わります。
「あっ、良かった死なずに済んだ、ありがとな! よ、よーし次はちゃんと攻撃を……!」
「オレが回復するから、みんなは攻撃、頑張ってなぁ」
にゃあにゃあという笛の音をバックに、今度はシダが敵ニャンスターの足元へ。狙うはもちろん、キック! なのですけれど。
「頭 届かないな 蹴れないな」
二足歩行のニャンコッコへ華麗なキックを決めるには、ちょっと狙うべき位置が高く、どうにも具合がよろしくありません。
「まずは、武器で攻撃しては? キックはまぁ、後でもできますし……」
「武器 これか? ヴァン シダ 角で突っつく 突っついて 倒して 蹴ろう」
舞華の言葉に、シダはサオラ型の槍を構えて、ぶすっ!
砲撃槍は特殊な武器で、大きな槍で突っついた後に、火薬を爆発させて追撃をかけることができるのです。『サオランス』を突き刺してから、ボタンを押すと……どっかん! 爆発と共に角が発射されて、ニャンコッコはぎゃおんと鳴き声を上げながらよろけて、仰け反りました。
「お、効いてるみたいだな。じゃあ俺も……!」
再び突っ込んだレオン、今度はボタンを間違うこともなく、ずば、ずばっ! 剣を振るって、ニャンコッコの足を攻撃!
舞華は後方から、クロスボウの弾をびしばしと頭へ集中砲火。その間、今回が初ニャンハンである仲間たちへ、アドバイスも忘れずに。
「ニャンハンの基本は、相手の動きを良く観察して、攻撃のチャンスを見出すことですからね。危ないと思ったら、すぐに防御や回避に転じて……あ」
「えっ防御? 回避ってどれ……あっ」
ぽちぽちぽち、必死にボタンを連打していたレオンは、舞華のアドバイスもちょっぴり遅く。ニャンコッコのかみつき攻撃をまともに受けて、どーんっと再び吹っ飛ばされてしまいました。
「ちょ、死んだー!?」
おまけに、体力はゼロに! 死んでしまったレオンは一人、無情にもスタート地点へと戻されてしまいました。
「え、うわ、ごめん! ど、どうすりゃいいんだこれ!?」
「大丈夫ですよ、二回までなら、死んでもクエスト失敗にはなりませんから。すぐに戻ってきて、合流してもらえれば」
「わ、分かった、今戻る! ……えっと、どっちに行けばいいんだっけ!?」
わたわたわた。レオンは他のみんなのNSPを覗き込んで位置を確認すると、慌ててキャラクターを走らせます。
「待ってますよー。曖浜さんと美穂戸さんは、その間、持ちこたえてくださいね」
「分かったよぉ。防御力上げる音色、吹いとくなぁ」
「ホンサオダウ まかせろ れおんも頑張れ チュックマイマン♪」
色々波乱もありながら、こんな展開もまたわいわい、盛り上がるわけなのです。
その後、戻ってきたレオンも無事に合流しまして、しばし激闘を繰り広げた末。
「あ、痺れが入りましたね。では皆さん、総攻撃でー」
「「「はーい」」」
舞華がクロスボウから放った痺れ弾が効果を発揮し、びりびりと身体を震わせながら硬直するニャンコッコ。攻撃の大チャンス到来!
舞華の援護射撃を背に、瑠樹、レオン、シダが一斉に駆け出します。
「えっとー、オレはこっち、攻撃するなぁ」
「じゃ、俺はこっち……こ、今度は間違うなよ、俺っ!」
瑠樹は猫笛を振るい、ぶおんっ! と横殴りの一撃。続いて飛び込んだレオンの剣が、足元をざくざくと斬りつければ……どてーん! 地面へ転がったニャンコッコ。
そして、隙を逃さず走りこんだシダの、『サオランス』が炸裂!
……は、せずに。
「シダキック シダ ダダ ダダダ!」
ちょうど良く目の前に降りて来た、コッコの頭へ……シダキック、炸裂!
ニャンハンのキックって、そんなに威力は無いはずなんですけれど……どうやらこれが、ちょうどよくきっかり、体力が無くなったようでして。
ぎゃおおおん! とひと鳴き。倒れ込んだニャンコッコ、見事撃破!
「あ、やった……? な、なんとか倒せたな、良かったぁ……!」
「お見事ですよ、皆さん。それじゃ、後は釣りですね。釣り場にはキャットス……小さい敵がたくさんいるはずですけど、あたしが排除しますから。皆さんは、ゆっくり釣っててくださいね」
「ヴァン 分かった いっぱい釣って 食べるぞ シダ みんなで食べよう」
どうにかニャンハン最初のクエストを乗り越えた嬉しさに、レオンとシダは顔を見合わせて笑顔。舞華も、これで今夜のネコ動生放送のネタがたくさん手に入りましたもので、内心ほくほくです。
瑠樹にも、初体験のニャンハンでしたけれど……こうやって誰かと一緒に遊ぶのは、やっぱり楽しい!
「オレも、お年玉でNSPとニャンハン、買おうかねぇ」
どうやらみんな、まだまだ遊び足りないようです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
4人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月07日
参加申し込みの期限
2015年02月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!