- 0
- 0
- 種族
-
- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
怪人セブンの復讐
アダムと刻人は防戦を強いられていた。
火炎放射を放つもれいび（通称Ｈ）と先程、李を捕まえたパワー強化のＢ、悪臭を放つＬが手を組んで行く手を阻んでいたからだ。
「Holy shit……!!」
瓦礫の陰に隠れてチャンスを伺うアダム。肩で息をするほど心拍数は上昇している。
同伴する刻人は苛立っていた。
「治癒系のもれいびがいると思ったんだけどなぁ、バリバリの攻撃系なんだもの、まいったね……」
刻人はやむなく、壁を破壊した際に出た瓦礫を握り締めている。
攻撃するには、敵の近くまで接近しなければならない。
アダムは意を決し、火炎放射もれいびと真っ向から火力対決に持ち込んだ。
真紅の炎と透明の炎がぶつかり合うと、大気が膨張して辺り一面に火炎が爆発音と共に撒き散らされた。
爆発に乗じて刻人が瓦礫の影から躍り出る。
そして悪臭もれいびの頭上へ瓦礫を振り下ろさんとする！
しかし、Ｌは再びお尻から黄色い悪臭ガスを放つ。
強烈な臭いに刻人の攻撃が阻止されてしまった。
そこへパワー強化ろっこんのＢが、刻人へ殴りかかってきた。
刻人は臭いで怯んで回避できない！
と、その時！
「これでどう！？」
北原 みゆきがＢに抱き着いてきた。
するとどうだろう、筋骨隆々だったＢの上半身がみるみるうちに萎んでいくではないか。
彼女のろっこん『ミス・ディレクション』は、相手の得意技を失敗させるろっこん。
しかも建物内の神魂の影響で、その発動率が格段に上昇していたのだ。
北原はここぞとばかりに全力でＢの腕を掴むと、その足を払いあげてひと思いに投げ飛ばした。
これは菜々緒から教わった合気道術だ。
パワータイプのもれいびは、意外にも小柄な北原の手によって組み伏されてしまった。
北原が来た、ということは、隠密Ａ班のメンバーが駆けつけたということ。
更に北原の登場により、周囲のもれいびのろっこんはたちまち不発に。
この好機に、戌井が素早くＬの背後から飛び掛った。
「さっきはよくもやってくれたね！？」
戌井の怨恨のフロントチョークがＬの頸部を圧迫。
そのまま締め落としてしまった。
火炎放射が使えないと判断したＨは、小銃の銃口を手近の北原へ向けた。
「そうはさせないよ！」
新井の重力操作で、発射された弾丸は北原へ届く前に真下へめり込んでいった。
Ｈは銃を捨てると、一目散に逃走！
新井が足止めをしようとしたが、うっかり北原のろっこん発動範囲内に入ってしまっていた。
つまり、ろっこん『似非ヒロイズム』の重力操作が不発に終わり、みすみす逃亡を許してしまった。
「銃火器は危ないので、蝶にして飛ばしてしまいますねー」
北原から離れた屋敷野は、敵の落とした武器をろっこん『胡蝶の詩』ですべて蝶へ変えて周囲に漂わせた。
戦闘を終えたアダムは、おもむろに懐から小瓶を日暮に手渡した。
『プレゼントだ、大事に使え』
そう言うと、アダムは『２階にいる少年の様子を見てくる』と言って単独で向かってしまった。
通訳の刻人を振り切り、ダッシュで来た道を戻るアダム。
一同はしばらく、何が起こったのか理解できずにいた。
「あれ？ これ、よく見たら火炎瓶だ……！」
日暮は飲みかけの酒のボトルか何かだと思っていたようだが、立派な爆発物出会ったことに驚きを隠せない。
「何者だったんだろう、アダムさん……。とにかく、大事に有効利用させてもらおうっと。さぁて……」
北原が取り押さえたＢに近付く日暮。
そして、ちょっと邪悪な笑みを浮かべてこう言った。
「本当は拠点を作ってから尋問するつもりだったけど、今は李さんのこともあるからね……。手っ取り早くここで済ませようか。ん？ 決まってるでしょ、尋問だよ」
日暮はＢの額に手を置いて、自身のろっこんを発動させた。
「それじゃ、まだ捕まってないメンバーのろっこんについて話してもらおうか。こちとら仲間の命がかかってるからね、手荒い真似は覚悟してよ？」
熟睡寸前になったところを、Ｂの頬へ平手打ちをして文字通り叩き起す日暮。
そして再び額に手を置いてＢを眠らせようとするが、また暴力で覚醒させる。
これを数回繰り返されたＢは、満たされない睡眠欲と暴力に苛まれた結果、半ば恐慌状態に陥ってしまう。
「頼む……、もう寝かせてくれ……、口を割るから、頼む……」
「なぁんだ、結構、あっさり情報を渡してくれるんだね？ まぁ、その方が僕の良心の呵責が少なくて済むよ……」
こうして、すべてのメサイアのろっこんの詳細を引き出すことに成功した偵察Ａ班。
ほぼ仕事の８割はこなしたといえよう。
だがちょうど同じ頃、隠密Ａ班と別ルートをとった突入Ｂ班を含む突入班の３班はメサイア側の猛攻に苦しめられていた。
火炎放射を放つもれいび（通称Ｈ）と先程、李を捕まえたパワー強化のＢ、悪臭を放つＬが手を組んで行く手を阻んでいたからだ。
「Holy shit……!!」
瓦礫の陰に隠れてチャンスを伺うアダム。肩で息をするほど心拍数は上昇している。
同伴する刻人は苛立っていた。
「治癒系のもれいびがいると思ったんだけどなぁ、バリバリの攻撃系なんだもの、まいったね……」
刻人はやむなく、壁を破壊した際に出た瓦礫を握り締めている。
攻撃するには、敵の近くまで接近しなければならない。
アダムは意を決し、火炎放射もれいびと真っ向から火力対決に持ち込んだ。
真紅の炎と透明の炎がぶつかり合うと、大気が膨張して辺り一面に火炎が爆発音と共に撒き散らされた。
爆発に乗じて刻人が瓦礫の影から躍り出る。
そして悪臭もれいびの頭上へ瓦礫を振り下ろさんとする！
しかし、Ｌは再びお尻から黄色い悪臭ガスを放つ。
強烈な臭いに刻人の攻撃が阻止されてしまった。
そこへパワー強化ろっこんのＢが、刻人へ殴りかかってきた。
刻人は臭いで怯んで回避できない！
と、その時！
「これでどう！？」
北原 みゆきがＢに抱き着いてきた。
するとどうだろう、筋骨隆々だったＢの上半身がみるみるうちに萎んでいくではないか。
彼女のろっこん『ミス・ディレクション』は、相手の得意技を失敗させるろっこん。
しかも建物内の神魂の影響で、その発動率が格段に上昇していたのだ。
北原はここぞとばかりに全力でＢの腕を掴むと、その足を払いあげてひと思いに投げ飛ばした。
これは菜々緒から教わった合気道術だ。
パワータイプのもれいびは、意外にも小柄な北原の手によって組み伏されてしまった。
北原が来た、ということは、隠密Ａ班のメンバーが駆けつけたということ。
更に北原の登場により、周囲のもれいびのろっこんはたちまち不発に。
この好機に、戌井が素早くＬの背後から飛び掛った。
「さっきはよくもやってくれたね！？」
戌井の怨恨のフロントチョークがＬの頸部を圧迫。
そのまま締め落としてしまった。
火炎放射が使えないと判断したＨは、小銃の銃口を手近の北原へ向けた。
「そうはさせないよ！」
新井の重力操作で、発射された弾丸は北原へ届く前に真下へめり込んでいった。
Ｈは銃を捨てると、一目散に逃走！
新井が足止めをしようとしたが、うっかり北原のろっこん発動範囲内に入ってしまっていた。
つまり、ろっこん『似非ヒロイズム』の重力操作が不発に終わり、みすみす逃亡を許してしまった。
「銃火器は危ないので、蝶にして飛ばしてしまいますねー」
北原から離れた屋敷野は、敵の落とした武器をろっこん『胡蝶の詩』ですべて蝶へ変えて周囲に漂わせた。
戦闘を終えたアダムは、おもむろに懐から小瓶を日暮に手渡した。
『プレゼントだ、大事に使え』
そう言うと、アダムは『２階にいる少年の様子を見てくる』と言って単独で向かってしまった。
通訳の刻人を振り切り、ダッシュで来た道を戻るアダム。
一同はしばらく、何が起こったのか理解できずにいた。
「あれ？ これ、よく見たら火炎瓶だ……！」
日暮は飲みかけの酒のボトルか何かだと思っていたようだが、立派な爆発物出会ったことに驚きを隠せない。
「何者だったんだろう、アダムさん……。とにかく、大事に有効利用させてもらおうっと。さぁて……」
北原が取り押さえたＢに近付く日暮。
そして、ちょっと邪悪な笑みを浮かべてこう言った。
「本当は拠点を作ってから尋問するつもりだったけど、今は李さんのこともあるからね……。手っ取り早くここで済ませようか。ん？ 決まってるでしょ、尋問だよ」
日暮はＢの額に手を置いて、自身のろっこんを発動させた。
「それじゃ、まだ捕まってないメンバーのろっこんについて話してもらおうか。こちとら仲間の命がかかってるからね、手荒い真似は覚悟してよ？」
熟睡寸前になったところを、Ｂの頬へ平手打ちをして文字通り叩き起す日暮。
そして再び額に手を置いてＢを眠らせようとするが、また暴力で覚醒させる。
これを数回繰り返されたＢは、満たされない睡眠欲と暴力に苛まれた結果、半ば恐慌状態に陥ってしまう。
「頼む……、もう寝かせてくれ……、口を割るから、頼む……」
「なぁんだ、結構、あっさり情報を渡してくれるんだね？ まぁ、その方が僕の良心の呵責が少なくて済むよ……」
こうして、すべてのメサイアのろっこんの詳細を引き出すことに成功した偵察Ａ班。
ほぼ仕事の８割はこなしたといえよう。
だがちょうど同じ頃、隠密Ａ班と別ルートをとった突入Ｂ班を含む突入班の３班はメサイア側の猛攻に苦しめられていた。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2015年03月07日
- 参加申し込みの期限
-
- 2015年03月14日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2015年03月14日 11時00分
