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<急募>一日でぶどう500キロさばいて!<つまみ食い歓迎>
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大天使 天吏
は日課の九夜山散策の最中だった。
「……?」
風に運ばれて賑やかな声がする。この山中にあっては珍しいことだ。
(農園のほう?)
あまり人に興味のない天吏だが、馴染みのある場所だからか、自然とそちらへ足が向かっていた。
入り口にある山猫の看板、口元のあたりに「本日ぶどう狩り時間無制限!」という大きな広告が貼られている。
(ふうん)
ぶどうにさして惹かれるものはなかったが、この農園については少し気になっていた。よく鳥たちがこのあたりの木で群れて留まっている。ここの園長が、売り物にならない果物を鳥たちに与えているのかもしれない。鳥たちに対する、園長のささいな優しさについては興味がある。
「ほ、ほんとに無制限なんですねーっ!」
天吏と並んで広告を熱心に見つめていた、同い年くらいの少女がハイテンションで叫んだ。
「こ、これは行くしかないですね!」
天吏に向けて投げかけた言葉なのか自分の意志を確認したのか知らないが、曖昧に首を傾げて応える。
「思いっきり食い溜めしておきましょう!」
彼女の名は
奈倉 藍
。ねこったーでたまたま情報を見つけて、とるものもとりあえず慌てて駆けつけたのだった。
(ワクワクがっ……止まりません!)
引っ張られるように農園へ吸い込まれていく藍。天吏もなんとなくその後についていく。
カフェ&お土産屋コーナーには、ぶどう狩りを満喫した客たちがわんさか集まり、盛況のピークに達している。
「ぶどうジャムいかがっすか〜」
八百屋の次男坊、
宮田 厚
が最も威勢のいい声をあげている。
「お土産にどうですか、日持ちするのでご近所へのおすそわけにもいいですよー」
さらにそこへ
佐藤 英二
も加わって実演販売が始まる。
「ほっかほかのパンに塗って食べると美味しいですよ」
全力走で街から買って来た焼きたてクロワッサンに、作りたてのまだ温かいジャムを塗る。
「うわ、まじで美味しそうこれ!」
その光景に、素に戻る厚。
(役得役得♪ いただきます!)
ジャムたっぷりのクロワッサンを、サクッと一口食べる英二。
「んー!!」
想像以上の美味さに、いつもは感情控えめな英二も盛大なリアクションで、周りの客の注目を集める。どれどれ俺も、と厚、英二のクロワッサンにかぶりつく。
「うお、うめー!」
大げさでなく、心の底から美味いと驚く。
「どうぞ、試食に食べてみてください!」
集まった人だかりにジャム付きパンの欠片を渡す。そこかしこで美味の声が飛び交った。
「こちらでも試食ができますよ〜」
塔ヶ崎 璃亜
は、ジャムをヨーグルトにかけて振る舞う試食販売作戦だ。これも間違いなく美味い。
「今日採ったぶどうで作った手作りジャムです。いかがですか〜」
小さなプラスチック皿に真っ白なヨーグルトと混じりけなし果肉たっぷりのジャム。その色合いの良さもあって、通る人全員が璃亜から笑顔で受け取っている。
「あ、どうぞ」
そこへ登場した天吏にもジャムヨーグルトを渡す。
「できたてのジャム」
ぼそっとつぶやく天吏。
「はい、今も裏で作っているんですよ。ぶどうの甘いにおいがするでしょう」
璃亜は、かいでいるだけで思わず口につばがたまってしまう、煮立つネコーゼの香りが好きだった。
「お口に合うといいですが」
(くちばしでは食べづらそうね)
そんなことを考えながらスプーンでひとすくい。チュルッと吸うようにしてジャムヨーグルトをいただく。
「おいしい……」
咄嗟に出た言葉。自分でも驚くほど自然だった。
「気に入りました?」
「……ええ」
と、2人の上空を一羽の鳥が横切っていった。私と同じように賑わいが気になってやってきたのだろうか、それともいつも農園からお裾分けされているおこぼれを待っているのだろうか、とじっと見上げる天吏。
「ぶどう、好きですか?」
璃亜の問いかけに、まさに上の空。
「……え、ええ……そうね、きっと好きよ」
「?」
「鳥たちはブドウ虫が大好き」
「ブドウ虫?」
天吏の中で、勝手に話題の中央にいるのが鳥になってしまっている。ブドウ虫とは釣り用の餌虫だ。
「いえ、なんでもないわ。見た目がアレな虫だから、後で画像検索してみよう、とか思わないほうがいいわよ」
と、ちょっと不適な笑みを見せてから、小さいジャム瓶を一つ取って、会計へ向かう。
「ありがとうございます!」
(帰りにヨーグルトも買ってこ)
人の多いところは苦手な天吏、早々にカフェを出て農園のほうへと向かいだす。
「ぶどう会……?」
ネコーザをもぐもぐ食べながら藍、突如カフェの壁に張り出されたポスターに見入る。
「ぶどうの大食い……優勝者には特製タルトとケーキ!」
これは参加せずにはいられない。この一房を平らげたら大会に備えようと決める。
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月13日
参加申し込みの期限
2015年01月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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