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【体育祭】白黒つける、玉入れニャン!
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金髪に白い猫耳がよく似合う。結梨亜は一匹の猫のように落ちている玉に飛び付いた。投げては外して、また拾う。少し学習してTシャツの裾を持ち上げて玉を入れ、少し離れたところからも投げてみた。
「やっと入りましたヨー。下手な鉄砲も数撃ちゃ何とかなる、のことわざ通りです!」
怪しい知識を披露した結梨亜は上機嫌で言った。のんびりとした足取りで玉へと向かう。
一方、玄は低い姿勢でがむしゃらに玉を拾い集めていた。
「僕が集めた玉でカゴを狙うですよ!」
白猫組の中にいて、ひたすらに玉を配って回る。戦力と見込んだ相手には多めに渡した。その一人、武道は先程から姿が見えない。玄の顔に焦りが生じた。
「脱衣キャラ被りの人がいないですよ!」
その声に反応したのは黒猫組の蓮太郎であった。口元に笑みを湛え、玄の前に立ちはだかる。
「おいおい、俺を前にして脱衣キャラがいねぇとは言わせねぇぜ!」
躊躇いのない指がシャツのボタンを外していく。付いてきた勘助は動揺を隠せない。
「ど、どうして、脱ぐの?! や、やめた方が、いいよ…」
「これが身体を張ったブロックだぜ! それにルールに『脱衣禁止』はなかったよな!」
「ぬ、脱ぐのは、やめて。先生や、警察が、来ちゃう…!」
当事者のように心配する声を無視して蓮太郎は全てのボタンを外した。
「カゴばかり見て飽きただろ! 目の保養だ! 俺の身体をじっくり見るがいい!」
両腕を同時に後ろへと回し、両肩を露わにした。歓声とは微妙に異なる声が混ざる。
近くにいた優菜は丸美に、目の毒です、ときっぱり言って引き離しに掛かる。
「とんでもない人がいるですヨー」
青い瞳をまん丸にした結梨亜は楽しそうに言った。
ヒッヒッヒ、と独特な笑い声が重なって聞こえてきた。老婆の集団が蓮太郎を見据えて口紅を塗り直している。
「な、なんでだ。ルール違反じゃないだろ! 誰にも触れちゃいない!」
「おまえさん、その行動は脳に酸素が足りてない証拠だねえ」
厚塗りの唇の老婆が仲間を引き連れてやってくる。総じて腰は曲がっていたが全員の足取りはしっかりとしていた。
「俺は誰にも触れてないって!」
見えない圧力が蓮太郎を後退させる。老婆の動きが速くなる。
「いいや、おまえさんの肌は皆の目に触れたねえ、ヒッヒッヒ」
「そ、それは――」
急いでシャツを着た蓮太郎は逃亡を図る。老婆の集団を伴って逸早く退場した。
玄は半ばまで捲っていたサイクルウェアを急いで下ろした。
「僕の華麗なる腹筋はまたの機会にするですよ!」
各々が競技に復帰する中、白猫の着ぐるみの月詠だけが変わらない様子でカゴと向き合っていた。両手で挟むようにして玉を拾う。その後、全力で投げるが真っ直ぐに飛ばない。足を鳴らして悔しがる様子に、がんばれー、と子供達が声援を送った。
白猫はツンと立った耳に手を当てる。子供達の声援が大きくなり、ようやく気付いたという風に手を振って見せた。大半の子供が手を振り返した。しかし、その人気の後押しがあっても点数には繋がらなかった。
白猫は大きな頭を振って諦めた。しょげた姿を見せた直後に黒猫組の陣地に勇ましい格好で手を向けた。行けー、と怒鳴るような声を一身に受けて白猫は突撃した。目立つところで団扇を持って鈍い動きで妨害に精を出す。
「おネコ様が団扇で盆踊りなのだ♪」
投げる手を中断して真央まで陽気に踊り出す。他の者は黙々とカゴに向かって玉を投げるものの、精度が落ちて外す回数が多くなる。極彩色の着ぐるみは立っているだけで目立つ。更に動作が加わって気を取られる者も少なくない。
修の視界にも入って狂いが生じた。玉はカゴの縁を掠めて右に逸れた。
「二十秒の我慢だ」
呟いて間もなく、審判のホイッスルが鳴って白猫は自陣に返された。
つぶさに見ていた結梨亜は団扇を握り締めた。二つのカゴの中身をじっくりと見比べる。
「負けてるような……」
結梨亜は戻ってきた白猫に目をやる。決断は早かった。
「私も行くのですよ!」
黒猫組の陣地に駆け込み、とにかく目に付いた人物に向かって叫んだ。
「ちょっと待ったー!」
「な、なによ、急に」
首を竦めたトモエがぎこちない動作で後ろを振り返る。結梨亜の意気込んだ表情が一気に緩んだ。
「面白い人がいたのです!」
「それは誤解だって! うちはトモエ、明るい性格ではあるよね」
「私は結梨亜ですよ。トモエさん、よろしくネ!」
笑顔で握手を求める結梨亜に首を傾げたトモエが応じる。
「それでうちに何を待って欲しいのかな?」
「えーっと、ルールにもあって、さっきの白猫さんみたいな感じの意味ですねー」
「邪魔しにきたのね」
トモエの朗らかな顔に、それ、と元気に答えた。
「わかったよ」
「ありがと、ってなんで玉を投げるのですか!」
「勝つためだよ。うちは負けず嫌いだからね」
トモエは軽い身のこなしで次々と玉を投げる。動きに付いていけない結梨亜は左右に振られた。
「休んだ方がいいよ」
へばる結梨亜に声を掛けた。トモエは余裕の表情で振り被って投げる。放たれた玉は疾風のように現れた幽が跳躍して団扇で弾いた。
唖然とするトモエに幽は柔和な顔を向けた。
「ブロックですよぉ」
「また投げれば……えええーっ!」
トモエは心底、驚いた。弾かれた玉は不安定な回転で自陣を飛び出し、敵陣のカゴに収まったのだ。
「奇跡的な偶然よ」
立ち直ったトモエの二投目も幽に易々と弾かれ、先程の再現となった。
「ブロックして点数を稼ぐ裏技ですよぉ」
「なによそれ、神業が過ぎるわ……」
「実はボクも負けず嫌いなのですよぉ」
結梨亜との会話を聞いていたのか。幽は微笑んで言った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月06日
参加申し込みの期限
2015年01月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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