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スープカレー店『猫亭<ニャンティ>』
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【更なる高みへ……】
部活の帰りに、ちょっと贅沢な寄り道を。
「スープカレーって、スープなの? カレーなの? 良く分かんないけど、楽しみだな~。ねっ、若菜せんぱい!」
「うんうん! この辺りでスープカレーのお店って、珍しいもんねー。私も楽しみ!」
陸上部の部長である
十文字 若菜
と、後輩部員の
鴇波 羽衣
は、放課後の練習帰りに、噂の『猫亭<ニャンティ>』へやってきました。
部活帰りのご飯って、美味しいよねー! という先輩のお誘いには、いつもは甘口カレーばかりで辛いものが苦手な羽衣も、
(……大人になるためには、あたしだって、辛いものくらい食べられないと……!)
憧れのカッコイイ大人へ、多少なりとも近づきたくて、ちょっぴり背伸び。今日は少しばかり、自分の辛さの限界を越えてみたい心積もりなのです。
ちょっと変わった内装の店内をぐるりと見回しますと、寝子高生の顔見知りたちもちらほら。なんか時折、悲鳴みたいなものも聞こえて来ないでもないですけれど……。
ともかく二人、店員さんに案内されて、カウンター席へと並んで座ります。メニューをぱらりとめくると、
「わ、メニューの名前がなんかカッコイイ!」
「ほんとだ、すごーい。ねえ、羽衣ちゃんはどれ食べる? 私は辛口にしてみようかなぁ。辛いの好きなんだー」
「私は……うーん、す、少し大人の味に挑戦……してみようかなぁ?」
迷った末に、羽衣は『輪廻転生』の辛さLv.3、具材は『寝子島しらすぺしゃる』を注文。お水だけではさすがにちょっと不安なので、プレーンラッシーも追加。
一方若菜はと言いますと、
「えっとじゃあ……『輪廻転生』の、辛さLv.4。『定番ニャンティチキン』に、カボチャとナス、キャベツもトッピングしてください。飲み物は、ラッシーのプレーンで」
「わ、レベル4! さすが若菜せんぱい……!」
尊敬の篭もった羽衣の眼差しに、若菜はにこり! 優しい笑みを返しました。
「うわぁ、美味しそう!」
待っている間は、ちょっと頼みすぎちゃったかなぁ? なんて言っていた若菜でしたけれど。届いたスープカレー、その豪華な具材の数々に、
「思いっきり練習した後だし、お腹ぺこぺこ。全然いけちゃう!」
いただきまーす! と、羽衣と一緒に両手を合わせてから、さっそく。
ぱくり!
「……すっごい、美味しい!」
スプーンくわえたまま、ん~~~! っと、幸せそうな笑顔。
「辛さはちょっときついけど、その中にちゃんとカレーの味が感じられて。具材にもたっぷり、しっかり味が染みこんでて、美味しいっ……ああ、しあわせー♪」
先輩の威厳とかそういうのは、ひとまずもう、ポイッとしてしまいまして。若菜はゆるゆるのお顔のまま、辛味の中に感じる野菜の甘み、チキンのやわらかさとうま味を、ライスと一緒に堪能します。
Lv.4は、相当な辛さのはずですけれど、若菜はけろり! カナリの辛味強者っぷりでありました。
「ね、羽衣ちゃんのはどう? 美味し……って、大丈夫!?」
「……か、辛い! 痛い……!」
見れば、甘口がフェイバリット・テイストな羽衣。涙をぽろぽろぽろとこぼして、泣きながらに食べ進めております。
「せんぱい……これ、食べ物だよね? 兵器とかじゃないよね……?」
「カレー屋さんにそんなの売ってないよ、羽衣ちゃん!?」
Lv.3は正直に言いまして、羽衣には大人すぎる味わいのよう……じわじわ、びりびりという辛さは突き抜けて、もうこれ、痛い!
ヨーグルトフレーバーのラッシーはあっという間に空っぽになってしまい、後はもう、頼れるのはお水だけです。
「味とかもう、全然分かんないけど……でも、大丈夫だよ、せんぱい……大人の女になるためには、このくらい……!」
「ダメだよ、無理しちゃ。すみませーん、店員さん! ラッシー追加、お願いしまーす!」
「はい、ただいまお持ちしますね~」
見かねた若菜が注文してくれたラッシーのおかわりを、気付いた店員さんも、すぐに持ってきてくれました。
「はいっこれ、先輩のおごり。一緒に食べれば、辛さも和らぐよ!」
「ううっ、ありがとせんぱい……あたし、がんばる……!」
涙でにじんだ視界の中、尊敬する先輩の微笑みが、今日はまたいつにも増して、天使のごとくに見えてしまうのです。
食べ続けることしばし。
「なんか、慣れてきたかも……あ、美味しいかも。口の中も舌も痛いけど、少し、味が分かってきたかも。うん、これ美味しいかも……!」
「良かったね、羽衣ちゃん!」
ひとつ大人の階段を登ることができたのでしょうか、羽衣にも徐々に、はっきりと分かり始めてきた、スープカレーの美味しさ。
窮地を脱したらしい後輩の笑みに、若菜はほっと一安心……と。
「……あ。あれって、真央ちゃんと……」
ちょっと離れた席に、見知った顔がありまして。ちらと届くこんな言葉に、若菜は耳を傾けます。
「そーいえば、レベル5以上の裏メニューがあるっていう噂ダヨネー、気になっちゃう!」
「アレ以上に辛いとかそれって何が入ってるのだ怖いのだ……!?」
「武道君なら食べられるかもねぃ……あの赤いスープ、平気で飲めるんだから」
志波 武道
、
後木 真央
に
呉井 陽太
。若菜と羽衣が手を振ってみると、気付いた彼らも、向こうの席から手を降り返してくれました。
「へえ、裏メニューなんてあるんだ。すごく、辛いんだ……」
そんな噂が、この『猫亭<ニャンティ>』にはあるらしいのです。
店主が辛さの頂点を追求したという、激烈極まる裏メニューが存在する、と……!
「……若菜せんぱい? まさか……」
にわかに輝きを増す、若菜の表情。やっとこLv.3に慣れてきた羽衣の前で、若菜はうずうずとした様子で、言うのです。
「ほら、星ヶ丘寮までランニングで帰れば、カロリー的には大丈夫だよね!」
「や、そゆことじゃなくて……!」
「小盛りで、頼んでみようかなー。羽衣ちゃんにも、一口あげるね?」
「むりむりむりむり! あたしが食べたら、死んじゃうよ!!」
本気で裏メニューをおかわりするつもりらしい若菜に、羽衣は全力で、ご遠慮します! という意思を伝えつつ。
「もう、せんぱいってば勇者だね……あたし、応援してるね!」
「そうお? じゃあ、注文しちゃおっと」
なんて、羽衣の尊敬してやまないこの先輩が、今日はやけに大きく見えるのでした……この人にはやっぱり、敵わないや!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月08日
参加申し込みの期限
2015年01月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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