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スープカレー店『猫亭<ニャンティ>』
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【スパイスの誘い】
「やっぱり、名前に惹かれてしまって……」
と言いますのが、本日、
綾辻 綾花
が同行を申し出た、一つの理由です。
やってきたのは、シーサイドタウンの一角。まだ真新しい看板に記されたお店の名前は、スープカレー店『猫亭<ニャンティ>』。猫好きな綾花には、どうしても抗いがたい響きだったりするのです。
ついでに看板では、ターバンを頭に巻いた猫のマスコットらしいゆるキャラが、綾花を手招き。
「それに、スープカレーは初めてなんです」
「うんっ、楽しみだよねー!」
同行するのは、
野々 ののこ
を含めた『究極のカレーを求める会』の面々。初めてのお店に一人で入るのは、ちょっぴり気後れしてしまう……という綾花をののこが誘ってくれたのが、もう一つの理由です。
「がははははは!!」
豪快に笑うのは……ば、番長!?
いささか時代錯誤な格好をお召しの、漢! といった趣きの、
鬼河内 巌
ですけれど。その実、カレーを愛し、日々究極のカレーへと至る道を模索する、カレー馬鹿一代なのです。
カレーは巌の、ソウルフード。故に彼、こう語ります。
「カレーは飲み物じゃけんのう!」
と!
「飲み物に特化したカレーとは、気が利いとるのう。漢ならもちろん、全メニュー制覇じゃあ!!」
「まあ、全部? すごいのねえ、うふふ」
傍らには、上品な微笑みをたたえた
白沢 絢子
先生。並んだ二人の対比ときたら、これから同じ食べ物を頂こうという風には、とても見えなかったりします。
綾花はそんな光景に、くすりとひとつ笑みを浮かべて。
「それじゃ、入りましょうか?」
「おう! 待っとれよ、スープカレーッ!!」
「どんなカレーなのかなぁ……わくわく」
「あら、味わうのはもちろん、『究極のカレー』の参考にするのも、忘れちゃあダメよ?」
四人は扉を開き、からんからーん、というベルの音に歓迎されて、お店へと足を踏み入れました。
ふわり漂う、スパイスの香り。
同じく『猫亭<ニャンティ>』を訪れた、
八神 修
。店内へ入るなり、ほう、とひとつ嘆息。
「これは、面白いな」
まず目を引きますのは、天井に、どーん! と広がるマンダラ模様。やや落とした照明の中、壁のくぼみにすっぽりと収まりつつ存在を主張する、精巧な仏像っぽい何か。卓と卓を区切る、アジアンでエスニックな仕切り布。
小さく流れる店内BGMは、インド音楽。聞き慣れない、けれど何だか耳に残る、不思議な響き……。
一貫した統一性があるように見えて、無国籍っぽくも見える、そこは何だか奇妙な空間でありました。
ぐるりと興味深く眺めておりますと、美麗なサリーを着こなした、若い女性店員さんがやってきて、
「いらっしゃいませ! 二名様ですか?」
「ああ、どうも。え? いや、俺は一人で……」
彼は今日、一人でここへやってきたはずなのですけれど……ふと、後ろを見てみますと、
「……小倉? 来てたのか」
「ウソ……八神くん、浮気……? 浮気なの?」
立っていたのは、何だか不穏な言葉を発する、
小倉 もなか
です。
「あんなに焼きそばパンを、愛してたのに……!」
そう。焼きそばパンと言えば、修! そのひたむきさはもはや、愛!
彼にとって焼きそばパンとは掛け替えの無い存在であり、焼きそばパンへとかけるその情熱は、白昼夢として修の前へと出現し、彼を応援してくれるほどなのです。
焼きそばパンこそ、至高!
……というのが、もなかの考えますところの、修のイメージだったりしました。諸々あって、何だか根付いてしまったらしいそんなもなかの思い込みは、日を追うごとに極大化の一途をたどっておりまして、
「だから、それは誤解だと……! いや、焼きそばパンも好きなんだが。別に浮気とかじゃなくてだな」
「浮気じゃない? ということは……焼きそばパンもカレーも、どっちも本気で愛してる! ってことなのかな?」
「いや、美味しい物、それを作る人、双方に敬意を払いたいという思いがあってのことで……」
「ああ。そっか、なるほど! 八神くんって、『食べ物』が大好きで、そして愛してるのね! 何て深い愛なのかしらっ!!」
取り付く島も無い!
修はもう、手も無く、やれやれ。と、頭を振るのみなのでした。
「あ、あのー……?」
ふと気付けば、人の良さそうな店員さん、二人のやり取りに困り顔。
「あっ、修君ともなかちゃんだ! おーい、こっちこっち!」
呼び声に、見れば中央の大きな丸テーブルにもまた、見知った顔たち。手を振るののこと、綾花、巌の巨体に、絢子先生の姿もありまして。
「野々たちも来てたのか。店員さん、あちらに相席ということで、二名。お願いできますか?」
「あ、はい、かしこまりました! ご案内します~」
修はもなかを引っ張りつつ店員さんに続き、ののこらと相席させてもらうことにしました。
「それでは、ご注文をお伺いします」
ぱらぱらりと、店員さんに渡されたメニュー表を開く一同。スープカレーは初めて、という面々も多い中、期待を込めて中を覗いてみますと、
「……何だか、すごい名前なのねぇ?」
もなかが、んん? と思わず眉を寄せてまじまじと見つめてしまうのも、無理からぬことではありまして。
「輪廻、転生……? ミレニアム……辛さの一つ一つにも、変わった名前が付いているんですね」
「がはははは、これはおもろいのう!」
物珍しげな綾花に、巌も豪快に笑います。
スープの種類が二つ、あっさり系の『輪廻転生』にこってり系の『ミレニアム』……そんな、やけに荘厳な響きの単語を皮切りに、『天使』やら『颶風』やら『恍惚』やら、およそ食べ物を表しているとは思えないような妙な名前が、ずらりっと並んでいるのです。
同席する彼らの興味と戸惑いに、修はちょっぴり、悪戯っぽい笑みを浮かべて、
「スープカレーは何度か食べたが、こんな風に独自の個性やスタイルを持っている店も多くて、なかなか面白いんだよ」
「へえー、修君、さすが美食家だね!」
博識な修には、色々な話も聞けそうです。ののこはそんなところも楽しみにしつつ、
「ねえ、綾花ちゃんは何にするー?」
「そうですね……ののこちゃんは、辛いのは大丈夫?」
なんて、傍らの綾花と一緒にわいわいと、メニューを選びます。
いささか変わった注文風景は、
「うふふ、見ているだけでも楽しくなってしまうわね。私は……そうね。『輪廻転生』の、辛さLv.3。具材は、お野菜を頂こうかしら」
という絢子先生のご注文を、まだあまり慣れていないらしい店員さんが、ちょっと頬を赤らめながらに読み上げますと、
「はい。『輪廻転生』の……こ、『荒野に吹き荒ぶ颶風』。具材が、『ベジタブルダイバー』……ですね。かしこまりましたぁ」
つまりは、こういった具合になりまして。傍からは、何を注文しているのかサッパリ! だったりするのでした。
続いて、それぞれ思い思いの注文を店員さんへと伝えていく中。お一人、格の違ったお客様が……。
「……全部じゃあ!!」
「えっ?」
巌番長、先ほどの言葉は冗談では無かったようで、
「この店のメニューは、全制覇じゃ! どがぁに辛くとも、順に食べりゃあ慣れるんじゃ! Lv.1から5まで、順番に! スープは交互に、なんなら混ぜても構わんぞ、がははは! 具材とトッピングは……面倒じゃのう、全部乗っけるんじゃ!!」
ご、豪快にも程があります、番長……ッ!!
目を剥いた店員さん、そそくさと全員の注文を取りまとめますと、ぺこりとお辞儀もそこそこに、慌てて厨房へと駆け込んで行きました。
もなかは思わず、
「こ、これは……愛だわ、カレーへの究極の愛だわ! 八神くん、負けられないわねこれは!」
「いや、勝てる気がしないんだが……!」
なんて修や、同志たちの驚きの視線も、けろりと流しつつ。
番長はやっぱり、がはははは! と、豪快な笑いをあたりへと響かせるのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月08日
参加申し込みの期限
2015年01月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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