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スープカレー店『猫亭<ニャンティ>』
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【カレーなるお食事風景】
しゃららん……この方が来店された際のベルの音は、いつもよりどこか洗練されて、優雅な響きにも聞こえたりなんだり。
「フ……」
口元に浮かべた不敵な笑み。さらりと流れる、美麗な金髪。そう、満を持してご登場のお嬢様!
開いた扉から差し込む外の光を後光のように浴びながら、でん! と立つその神々しい姿は、まるでどこかの美食家、グルメ界の誇る重鎮のごとし!
「……ここが噂の、『猫亭<ニャンティ>』……店構えはまずまず、かしら? でも、味のほうはどうかしらね。フフフ……この私!
財前 華蓮
が、とくと確かめて差し上げま」
「先輩、後ろのお客さんがつかえてるアルー」
「えっああ、はいはい。ごめんあそばせ」
後輩、
畑中 華菜子
の訴えで、華蓮は優雅な仕草で、後続のお客を先に通しました。いい人です。
「わー、これがスープカレーのお店アルか! 変わってるアルなー」
華蓮の脇からひょっこりと顔を出しまして、華菜子は内装をぐるりと見回すと、感心しつつ言いました。特徴的な語尾が示す通り……いえだからというわけではありませんけれど、ともかく彼女の実家は、ラーメン屋さんでありまして。他所様の食べ物屋さんの店舗についても、やっぱり気になるところではあるのでしょう。
スープカレー自体は、華菜子も一度食べたことがありましたけれど、そう詳しいわけではありません。そこへいくと……傍らの財前先輩はと言いますと、まさしくカレーのスペシャリスト! きっと、カレーのことなら何でも知っているに違いないのです。
……と、華菜子はそう思っているのです、ご本人はさておき。
「財前先輩、私、スープカレーのこと詳しく知りたいアル。いろいろ教えて欲しいアルー」
「ええっ? まぁ、私に分かることでしたら、教えて差し上げますけれど……」
何だか、後輩のきらきらした瞳に込められた期待に、異様なハードルの高まりを感じつつも。
二人は店員さんに案内されて、卓へとつきました。
賑やかな二人のこと、注文もまたこんな具合です。やってきた店員さんへ、
「ふふふ。さあ、この店で一番美味しいものを、お出しなさい!」
「えっと、あの、スープはあっさり系の『輪廻転生』と、こってり系の『ミレニアム』がございますが……どちらも、美味しいですよ?」
「えっ何て? り、輪廻?」
何それ? 寝耳に水な単語が耳に飛び込んできまして、華蓮は慌てて、目の前のメニューをぱらりと開きます。
「こ、これはまた、随分と個性的な……で、ではこの『輪廻転生』で……」
「かしこまりました。辛さのレベルは、おいくつに?」
「辛さの……レベル!? え、ええと、そうですわね。少々お待ちなさいな、今選びますから……」
わたわたわた。
……華蓮も、スープカレーは食べたことがありました。けれど、メニューに並ぶ珍奇なワードの数々。そしてひしひしと感じる、目の前の後輩、華菜子の尊敬のマナザシ!
先輩としましては、スパッと華麗に! 注文を飛ばしたいところではありまして。
「こ、これですわ。辛さLv.3! 具材は……これとこれとこれとこれ! ですわっ!」
ちょっぴりうろたえてしまいましたけれど、何とか最後だけは、びしっ! とメニューを選択。
「財前先輩、カッコイイアル! じゃあ私も同じ、Lv.3で。先輩が選んだなら、きっと美味しいに決まってるアル」
なんてことを言って、先輩の眉をピクつかせたりしながらも、華菜子も無事に注文を終えました。
店員さんが立ち去ると、華蓮は何だか、ほっと安堵の一息。
「この私を、こうまで追い詰めるとは……これは店主からの、私たちに対する挑戦ですわよ! 畑中さん!」
「えっそうだったアルか!? 気付かなかった……さすが先輩アル。これは、負けられないアルなー!」
妙なベクトルで盛り上がる、ノリの良い、仲良しな二人です。
「『輪廻転生』の辛さLv.3、『ニャンティチキン』にオクラとカボチャ、ニンジントッピングの方~」
「私ですわ! あら……なかなか良い香りですわね」
鼻腔にするり、スパイシーなフレーバー。厳しい華蓮チェックは、ひとまず第一次審査を通過といったところ。
「『寝子島しらすぺしゃる』に、半熟たまごトッピングの方~。こちらは、マンゴーラッシーでございます」
「ありがとうございますアル。わぁ、結構辛そうだなぁ……」
辛味への耐性はあくまで人並み、な華菜子。香りからもはっきりと感じるスパイスの存在感に、ちょっぴり不安……けれど、尊敬する先輩のお勧めなのです。間違いは無いはず!
「それでは、いただきましょうか」
「いただきますーアル!」
二人はスプーンを取って、ぱくりと食べ始めました。
途端、
「……んんっ!? こ、これは……!」
始まる財前劇場。何やら思わせぶりに、のけぞるようにして驚いた、華蓮お嬢様。
「まさか……いえ、間違いありませんわ。百年に一度だけ取れるという、アレを使って……! やりますわね……!」
「ひゃ、百年に一度アルか!? すごいアル、強敵アルな……!」
「それに、微かに香るこの風味。ふふ、私の舌はごまかされませんわよ? まさかここで、伝説のアレにお目にかかろうとは……!」
「でっでんせつの……! すごいアル! 財前先輩、やっぱり何でも知ってるアルなー、すごいなぁ……!」
「この私の舌を唸らせる『猫亭<ニャンティ>』、侮れませんわね!」
なんて、華蓮の知ったかぶりを、逐一全部鵜呑みにしてしまう華菜子ちゃん。キラキラとした視線は、一心に尊敬する先輩へ……何だかこう、チョロすぎて心配になってしまうところだったりしますけれど。
そんな華菜子は、スープをたっぷり含んだライスをぱくりっと口に含んで、
「……思ったより、辛いアル。でも、美味しいアル……あっ辛い。辛い……っ! で、でもこれが平気で食べられるようになったら、私も財前先輩みたいな、立派な大人の女性アル……頑張るアル!」
「ふふふ、その意気ですわよ、畑中さん」
先輩のお墨付きも得まして、舌にびりびりと響く辛さにひー! はー! と息を吐きながら。マンゴーラッシーの甘さにも助けられつつ、少しずつ食べ進めていきます。
華蓮はと言いますと、Lv.3はこれがナイスチョイスだったようで、
「後を引く辛さ、ウマさ! これは、辛ウマー! ですわっ!」
なんて、なかなかお気に入りのようでありました。
と、ふいに華菜子は、先ほどから気になっていたことがあり、ぱらり。メニューを取り上げてめくります。
「このお店のメニュー、なんかカッコイイアルなー。この、荒野に吹き荒ぶ……ええと……読めないアル」
「颶風。ぐふう、ね。激しく強い風、という意味ですわ」
「さすが先輩、物知りアル! こういう名前、カッコイイなぁ。良いなぁ」
そんな響きが、何だか気に入ってしまった様子で。やがては、
「うちの店のメニューも、こんな名前にしたいなぁ」
「!! それは良いアイディアですわね! 話題沸騰、大繁盛間違いなし! ですわよ畑中さん!」
「本当アルか!? わーい、先輩がそう言ってくれるなら、間違いなし! アルなー!」
……そのうちいきなり『猫島軒』 に、『甘美なる黄昏に抱かれし味噌ラーメン』なんてメニューが登場したりしたら、どうしましょうかね!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月08日
参加申し込みの期限
2015年01月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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