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スープカレー店『猫亭<ニャンティ>』
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【スープカレーとは!】
多種多様なスパイス。その調合が少しでも変われば、味はもはや別物と言っていいほどに変化してしまうのです。
それらが絡み合い、調和し、織り成すことで形作られるスープ。具材のチョイスももちろん大事で、投入される野菜の一つによって、スープカレーの見せる表情はがらりと変わり、また具材に合わせてスープの調合を変えるのもまた必然。
スープカレーとは、それらが器の中で渾然一体、まさしく一つとなった、そう……これぞ、スパイスの小宇宙!!
(いやいや。これが、大げさじゃ無いんですよー?)
……なーんてことを頭の中で力説しておりますのは、
屋敷野 梢
です。
既に注文を終え、器が目の前に届くのを待ちわびているところ。店内に漂う香り、ぐうと鳴るおなかの空き具合も手伝いまして、いささか手持ち無沙汰になった彼女は、そんな思考をぐるぐると頭に巡らせておりました。ああ、ガラムマサラにコリアンダー、クミンにターメリック。気分はスパイシー!
「おっ、何だ。随分知り合いがいるな」
「みんな、気になってたみたいだねぇ」
ふと見れば、
御剣 刀
と
猫島 寝太郎
がご来店。どうやら入り口でばったりと顔を合わせたらしい二人は、更には店内に
野々 ののこ
らの顔を見つけて、中央の大きなテーブルへと相席することにしたようです。
(ありゃ? 気付いたら、野々さんや白沢先生たちも来てたんですねー。ひとつ、ご挨拶を……)
と、思ったところで。
「お待たせしましたー! 『ミレニアム』の辛さLv.4、し、『深遠なる闇に瞬く稲光』。『定番!ニャンティチキン』の、チーズと舞茸トッピングになりますっ」
「あ、はい、ありがとうございますー」
店員さんがことり、ことりと、具材が満載のスープ、平皿に平坦に盛ったライスを置いてくれて、意識は一気にスープカレーへ!
梢は、いただきます。とつぶやいてから、早速スプーンを取ると、慣れた手つきでライスをひとすくい。次いでそれを、スープの中へとぷん。
アツアツのスープに浸ったライスを、そっと口の中へと運べば……。
(……んんー! な、なかなかこれは、力強い辛さ……!)
濃厚なカレーの味わい、全身に染み渡っていくスパイスの香りに続き、すぐにも舌へと襲い来る、びりびりと痺れる辛さ! 唇も、口内も全てひりつくような、強烈な刺激!
辛いっ!!
Lv.4は伊達ではないようでして。まさしく脳裏へ閃く稲光のような、鮮烈な辛さ!
でも。途端に拭き出す汗を拭いつつ、お冷を一口。すぐにまたカレー!
(美味しい!)
辛さが増すほどに、コクや深みも増していくのがスープカレー。トッピングのチーズによっていくらかマイルドになり、より味わい深くなったスープの中、やわらかいチキンのほろほろとほどける食感やうま味。素揚げした各種野菜の香ばしさに、忘れてはならない、この舞茸の存在感も!
(ああ、このスープの味わい。豊かで、自由で……救われますねー)
辛さは愛! と標榜する梢。このお店は、なかなかアタリであったようです。
「『輪廻転生』の、『荒野に吹き荒ぶ颶風』、『定番!ニャンティチキン』の方~」
「あ、私です。わぁ、良い香り……いただきます」
綾辻 綾花
らの着いたテーブルにも、注文の品が届き始めたようです。
今頃厨房では、調理担当だという店長さんが、フル回転しているのでしょう。
「『輪廻転生』、せ、『静謐なる森に差す朝日』の『ニャンティチキン』、キャベツ半玉に半熟卵トッピング。と、マンゴーラッシーの方~」
「あ、自分です。へぇ、これがスープカレーなんだねぇ」
初めてのスープカレーへの期待に、どきどきの寝太郎。見るのも初めて、器の中の豪勢な彩りには、驚きを隠せません。
「えっと、『輪廻転生』の『静謐なる森に差す朝日』、『寝子島しらすぺしゃる』にレンコン、舞茸トッピングの方~。こちら、プレーンラッシーです」
「俺です、ありがとう。辛いのは苦手なんだが……なるほど、これは食欲をそそるな」
苦手だからこそ、克服したい。食いしん坊な刀は、あえてのスープカレー初挑戦なのです。ふと、ふわりと香る魚介の香りに、彼は寝子島漁港から見る雄大な海の景色を、脳裏へと思い描きます。
「『輪廻転生』の辛さ2、『ニャンティチキン』の方~。と、チーズトッピングの方~……はぁはぁ」
繋げるとながーい名前に、店員さん、逐一メニューを読み上げるのにも一苦労だったりします。
それはさておき、これは修ともなかの注文の品。やがて、他の面々の品も順に届きまして……いざ、実食!
の、前に。
「ところで……これ、どうやって食べるのが正解なの?」
「あ、自分も、それが気になってたんだよねぇ」
首を傾げた
小倉 もなか
の問いに、寝太郎もうなずきます。
確かに、何の説明も無いままに届いた、スープとライス。色々と思いつく食べ方はありますけれど、スープカレーなりの、何か正しい作法のようなものがあるのでは? と考えるのも、当然の流れでありましょう。
博識かつスープカレー経験者の修が、すかさずスプーンを手に取って、
「諸説あってな、正しい食べ方、なんてものはどうやら無いようだが。一般的には……」
「私はライスをスプーンに乗せて、スープにつけて食べる派ですねー!」
ずいっ! 席が近かったのもあり、どうやらスープカレー通らしい梢が、思わず乱入!
「でも厳密には決まってなくて、スープをライスにかけても良いですし、交互に食べたっていいんです。どんな食べ方だって、お店の人にオコられる、なんてことは無いですよー。ね?」
「……ということだな」
苦笑いしつつ説明を譲った修も、スプーンに乗せたライスをスープへとぷんと浸して、一口。
「ん! これは、鶏がらとかつお、昆布の混合ダシか? 材料も、肉・野菜共に良いものを使ってるな。盛り付けも楽しく、遊び心が感じられて……味覚、嗅覚、視覚のいずれでも味わい深い。美味いな」
「おおー、さすが美食家のコメント……!」
思わず感心するののこちゃん。そんな修の、どこかの食通芸能人の食レポのようなお言葉には、一同のど元をごくり。
もなかと寝太郎もそれぞれ、
「じゃ、私もー。いただきます!」
「自分も……いただきまーす」
梢と修に習ってライスをスープに浸し、ぱくり。
寝太郎はにわかに、かっ! と目を見開きまして、
「……鼻をすうっと抜けていく、スパイスの香り。スープは一見あっさり、薄口に見える……でもそこには、溶け出した肉や野菜のうま味がしっかりと息づいていて。豊かなダシの風味が舌を躍るたび……これはもう、カレー宇宙ッ!」
見据えた天井には、なにやら神々しいマンダラ模様!
寝太郎の前に広がる、深遠なるカレー世界! どどん!
「っていう感じかな? 確かに、ファンがつくのも分かるよねぇ」
にっこり笑って言えば。もなかは汗粒を額に浮かばせ、こくこくこくとうなずき同意しつつも、黙々とスープ、ライス、チキンに野菜をぱくぱく! 喋る時間すらもったいないとばかりに食べる彼女も、すっかり虜のようです。
「お……これなら、俺でも食べられるな」
刀の『寝子島しらすぺしゃる』は、文字通り寝子島ならではの海産物をふんだんに使った一品。その美味しさは言わずと知れたもの、スープカレーに入れたって、もちろん絶品なのです。
ぴりりと舌を痺れさせる辛さの合間に、冷たく甘い、ヨーグルトベースのラッシーをごくり。これがまた、熱さ辛味との対比で、とんでもなく爽やか!
辛いのは苦手なはずの刀は、
「これ、お代わりもイケそうだな……よし、次は辛さLv.3に挑戦してみるか」
なんて、早くも二杯目の算段をば。
みんな、初めてのスープカレー体験は、バッチリ満足! のようでありました。
綾花とののこは、自分のカレーを堪能しつつ、お互いのスープも一口ずつ交換して、ぱくり。
「あ、こっちも美味しい……思ってたより食べやすいですね、スープカレーって」
「うんうん! 何か、身体にも良さそうだよね~」
二人の顔にも、じんわり浮かんだ汗。スパイスの効能がさっそく現れているのでしょうか、芯からぽかぽか、あたたまってくるようです。
「うーん、結構辛い! でも、綾花ちゃんはまだまだ余裕っぽいよね」
「ふふ。私、もう少し辛くても大丈夫そうです」
「ほんと!? すごいなぁ」
テーブルでは会話も弾んで、わいわい。いつの間にやら梢もこちらへ移って来まして、お喋りに花を咲かせつつの食事は、実に楽しく、賑やかでありました。
「……まぁ、すごいわね!」
そんな彼らが、
白沢 絢子
先生の驚きの声に振り返り……それを目にした時。ぴたり、訪れる一瞬の静寂。
「お……お待たせ、しましたぁ……!」
店員さんがその細腕で、どっこらしょ! と抱えたそれは……巨大。巨大な器! みんなの前に並んでいる標準的なものと比べても、優に数倍の大きさを誇る特別製。
とにかく、デカイ!
「ま、まずは……『ミレニアム』の辛さLv.1、『舞い降りし天使の歌声』……具材・トッピング、全部乗せに、なりますっ!」
「おう、やっと来たのう!」
もちろん、
鬼河内 巌
番長の注文の品です。その、目を疑うほどの、凄まじいボリュームときたら……!
しかも店員さん、『まずは』って仰いました。そうです、巌は先ほど、こう注文したのです……メニューは全制覇! と。
ええと……これがあと、四つ? ……マジですか?
「つ、続いて、順に、お持ちしますのでぇ……お召し上がりになって、少々、お待ちください~……!」
店員さん、よろよろ。
当の巌はと言いますと、
「さあて。スープカレーとはどがぁなモンか、見せてもらおうかのぅッ!」
さっそく、ばくばく、ばくり! と怒涛の勢いで、まずは無数のトッピング勢へ、端から食らいついて行きます……何せ、ある程度ここを排しておきませんと、スープが現れてきませんもので。
やがて姿を現した濃厚な『ミレニアム』のスープを、ずずずっ。
「おおっ、美味いのぅ、美味いのぅ! まさに、カレーは飲み物じゃあ! こりゃあ美味いのぅッ!!」
あっけに取られる周囲の目を、やっぱりさらりと受け流しつつ。味ももちろん気に入ったようで、ばくばくばくばく……! 番長、実にご満悦でありました。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月08日
参加申し込みの期限
2015年01月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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