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9月の★ハッピーバースデイ
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●9月2日
御薗井 E セレッソ
の誕生日●
【シーサイドタウン:とあるカフェ】
秋晴れの午後。
まだそこかしこにやんちゃな夏の気配は残っているものの、すっかりお澄まししてよそ行きの顔になった空の下。シーサイドタウンの駅前に、3人の女の子が待ち合わせをして集まっていた。
「2人は会うの初めてカシラ? 紹介するワ!」
真ん中に立つ今日の主役・
御薗井 E セレッソ
が、面識のない2人を元気いっぱい紹介する。
「彼女は五月チャン! 五月チャンは一番のお友達で、お家がお蕎麦屋さんナノ!」
セレッソのクラスメイトでもある、
薄野 五月
が丁寧に会釈して応じ、
「恩センパイは素敵なものを沢山知ってて、私に教えてくれるセンパイだワ!」
早坂 恩
はその紹介にくすぐったそうに笑って、すぐに五月に握手を求めた。
「薄野五月ちゃんっていうのね。初めまして、恩よ」
「わ、早坂先輩、こちらこそ今日はよろしくですー」
その華奢な手をにぎって、五月もすぐに笑顔を返す。学年では1コ上、歳は2つ上の先輩になるけど、その気さくな態度が嬉しい。セレッソとの出会いなど、まだ良く知らない事はあるものの、
(笑顔が柔らかくて、優しそうな人ですねー)
恩の方もにっこり微笑んで、
(セレッソちゃんのお友達が、真面目そうなコで良かったわ!)
ちなみに、最初に「3人の女の子」と言ったが、厳密には恩の性別は男性である。すらりと高い背丈によく似合うパンツルック、長い1本三つ編みの容姿は、憧れの年上のお姉さん、といった感じ。その恩が、
「今日は来てくれてありがとう。先月
私のお誕生日を祝ってくれた
お礼に、
セレッソちゃんのお誕生日も、是非お祝いしたいと思っていたのよ」
「おや、そうでしたか! 実はこの私も、セレッソさん達には
バースデイパーティをして頂いたこと
がありまして……」
「まぁ! ちょうど同じように考えていたお友達がいたなんて、素敵だわ!」
そう、本日9月2日はセレッソの誕生日なのだ。五月と恩の2人は、彼女をお祝いするために、こうして集まっているのである。
その主賓のセレッソが、ぎゅっと2人と手を繋いで、その真ん中でくるくる回る。
「2人がワタシの誕生日をお祝いしてくれるって聞いて、凄くうれしかったノ♪
だから今日は3人一緒に、楽しく遊ぶのヨ!」
◇
セレッソのお祝いに3人がやって来たのは、キャットロードの外れにある、老舗のカフェだ。
ケーキファクトリーが併設されていて、作りたてのケーキが食べられることで有名なこの店は、2時間制のケーキバイキングもやっている。ミニサイズにカットして提供してくれるので、少量ずつ、沢山の種類を食べられる……という所が、人気のポイントだ。
「ふっふー。という訳で、今日はこの店のケーキバイキングで、
セレッソさんをお祝いいたしましょう。いざ!(きらーん)」
光らせ眼鏡の五月に先導され、趣のあるエントランスを潜ると、宝石みたいなケーキたちが、さっそく女の子達を出迎える。ショーケースの中で食べて食べてと出番を待つ、いちごショート、桃のタルト、レモンパイ、チョコレートケーキ、紅茶のシフォン、ミルフィーユ、和栗のモンブランにシュークリーム……
「まぁ……! 可愛らしいケーキがこんなにたくさん!」
「すごいノすごいノ! これ全部、食べ放題なのネ!」
恩とセレッソが手を合わせて歓声を上げ、ふだんはローテンションな五月もやたら眼鏡を光らせて、地味にテンションが上がっているもよう。
料金は前払い制だったので、セレッソの分は五月と恩で半分ずつ負担して、3人分のケーキバイキングを申し込む。端数にならないように、細かい分は年上の恩が持ってくれた。
「恩センパイ、五月チャン、ありがとうナノ!」
通り沿いの明るい窓際の席に3人で座って、
「ここなら沢山のケーキをテーブルいっぱいに並べても怒られないのネ!!」
ずらりとテーブルの上に並べられたのは、まずはセレッソが大好きな、チョコレート味のケーキたちだ。
「チョコラータのケーキたっくさん並べるノ!
クラシックショコラに、ザッハトルテにー
このシフォンケーキもチョコラータの味!!」
その他、ショコラトルテにアマンド・ショコラ、ショコラティエールにフォレノワール、ホワイトチョコの生ケーキ……とチョコレート尽くしのお皿の数々。
まずセレッソが、クラシックショコラにわくわくフォークを入れれば、「Buono!」
人差し指でほっぺをグリグリするジェスチャーで、じたばた美味しさを訴える。その可愛らしい仕草につられて、恩もひと口いただけば、
「あらホント、美味しいわぁ!」
ビターチョコの効いた濃厚な味わいで、スポンジもしっとりなめらかな食感。
「他のチョコラータケーキも、皆で一緒に食べるノ!」
「では私は、このココアのシフォンをば」
ふわふわのひと切れを口に入れれば、五月の表情もみるみる綻ぶ。
「シフォンケーキってこの、口に入れた時の
しゅわしゅわっとした感覚が好きなのですよねー」
やさしい甘さで、たっぷり添えてある生クリームも嬉しい。
「うん、このザッハトルテもクリーミーな口当たりだわ〜。
口の中に入れたら、あっという間にとろけちゃう!」
「杏のジャムもよくスポンジに染みてるノ! 甘酸っぱくておいしーノ!」
恩とセレッソに好評のザッハトルテを、五月もたちまち平らげて、
「おや、もう無くなってしまいましたか。これはリピート決定ですねー」
ミニサイズなので食べるのも速い。今の3皿をショーケースからリピするついでに、五月は店員さんに、Happy Birthdayの文字をケーキに書いて貰えないかと、お願いしてみる。
「いいですよ。お名前も入れて差し上げましょうか?」
そうしたイベントで利用されることも多いのだろう、すぐにサービスしてもらえた。セレッソの名前をチョコペンで書いた、チョコプレートを添えてテーブルに持ち帰れば、セレッソは立ち上がって大感激だ。
「Grazie! うれしいノ! ありがとうナノ!」
幸せそうにそのケーキを頬張った後、彼女もお礼を思い付いて、
「そうだワ! 2人のケーキ、ワタシが1つずつ選んでもいいカシラ?
五月チャンには抹茶のケーキ! 恩センパイにはレアチーズケーキ!」
2人のイメージでそれぞれ、ショーケースからケーキを選んでくれた。
「まぁ、うれしいわ、セレッソちゃん!」
セレッソの髪の色みたいに鮮やかなベリーソースが掛かったチーズケーキは、まったりとしたコクのあるお味で、恩の好みによく合う。
「こちらのお抹茶のケーキも、スポンジと抹茶クリームの段々が綺麗ですー」
五月の和スイーツは、抹茶の甘みとほろ苦さがいっぺんに楽しめ、アクセントに入った黒豆もいい感じ。2人とも大満足だ。
「ねぇ五月ちゃん、ケーキバイキング後に、
こういうサプライズってどうかしら?(ごにょごにょ)」
セレッソがお手洗いに立ったタイミングを見計らって、恩が五月にそうこっそり耳打ちすると、
「おお! ええですね、それ。セレッソさんきっと喜びますよー」
「? 2人とも何の相談カシラ?」
そこに戻ってきてキョトンとするセレッソに、
「うふふ、何でもないのよ。ちょっと私も失礼するわね」
入れ替わるように恩も席を立ち、その間を誤魔化すように、五月が紙の袋を取り出す。
「セレッソさん、コホン、こちらは私からの誕生日プレゼントですー」
「ホントに!? なにカシラ!」
プレゼントにすっかり注意を奪われるセレッソ。リボンを外してわくわくとラッピングを開ければ、中から出てきたのは、桜の花のブレスレットだった。
「!! とっても綺麗でかわいいノ!」
小さなサイズの桜の花が連なった、その繊細な細工のブレスレットは、セレッソの腕によく似合った。手首を天井の照明にかざして、くるくるとその場で回ると、セレッソの三つ編みがメリーゴーランドみたいに跳ねて舞い踊る。
◇
「五月チャン、ありがとうナノ!」
「ふっふー。そしてセレッソさんに、実はもう1つプレゼントがあるのですよ」
「もう1つ? そういえば、あれから恩センパイが帰ってこないノ!」
きょろきょろする彼女の背を押し、五月がセレッソを、お店の外に連れ出せば。キャットロードの通りで、その恩が2人を待ち受けていた。
その両手に持っているのは、数えきれないほどの、たくさんの風船──
「「セレッソちゃん/セレッソさん、ハッピーバースデー!」」
声を合わせてさけんだその合図で、色とりどりの風船が一斉に手から離れて、舞い上がる。
「…………! ……!!!!」
その突然のバルーンリリースに、なにごとかと足を止める通りの人々の輪の中心で、セレッソはもう感激の余り、言葉もない。
「本当に本当に凄いワ! 感動ナノ!」
「うふふ、喜んでもらえたかしら?」
そんな興奮した彼女の様子を、恩がぱちりとスマホのカメラに収めて、
「ショッピングモールでちょうど風船を売ってたの。
これが五月ちゃんと私からの、サプライズプレゼントよ」
「すごくびっくりしたノ! 2人ともありがとうナノ!
あっ、そうだ……折角だからお手紙もつけて飛ばしたいノ!」
恩の手にまだ1つ、赤い風船が残っているのを見つけると、セレッソはポケットのメモ用紙に何事かを走り書きして袋に入れ、それを紐の端に結び付ける。
「ワタシの誕生日とっても素敵だったから、
これを見つけた人にも幸せになってほしいワ!」
今日のこの幸せを、一刻もはやく見知らぬ誰かにも分けてあげたい。そんなふうにエイッと高くジャンプして、ふわふわ上っていくその風船の行方を見送る。
そうしてくるりと振り向くと、その様子をにこにこ見守っていた2人の胸に、とびきりの笑顔で跳びこんだ。
「2人ともありがとう、今日はお祝いしてくれて!
大好きヨ!!!(ぎゅーっ)」
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
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定員
30人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月28日
参加申し込みの期限
2015年01月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月04日 11時00分
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