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9月の★ハッピーバースデイ
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●9月8日
典町 託志
の誕生日●
【シーサイドタウン:カラオケボックス『シャンテ』】
「マコトの新人歓迎会だって?」
数日前のこと。開店の準備をしていた
シャンテ
の店長・
典町 託志
は、
暗道 忍
からそう相談を持ち掛けられた。マコトとは、今月から新しく入った学生バイト、
安本 マコト
のことだ。同じくバイトスタッフであるこの暗道の、後輩にあたる。
「ああ。この店の1部屋を、会場に使わせてもらえないかと思ってな。
もちろん営業後でいいんだ」
「バイト君の歓迎会か、忍も粋な計らいしてくれんじゃねぇか!」
気さくに暗道の背を叩き、その申し出を快諾する典町店長。
「さすが太っ腹だぜテンチョー。ついてはテンチョーにも出席してもらいたいんだが」
「ああ勿論いいぜ。マコトは明るくてお客さん受けもいいからな。
ここは店長として俺からも、盛大に祝ってやらねぇとな!」
「……という訳で、マコトの歓迎会って名目で、
店長の出席を無事取り付けてきたぞ(ひそ)」
出勤してきたマコトの肩を叩き、暗道は作戦の第1段階成功の旨を告げた。
「さっすが暗道さんっす! 俺の歓迎会やるって店長呼び出して
サプライズ誕生日パーティするなんて、考えたっすね〜!
普通に祝ってもつまんないし、それってチョー楽しそうじゃーん!(ぺらぺら)」
「ちょ、ばっかお前、声がでかいって!」
安本の蝶ネクタイを引っ張ってカウンターの下にしゃがみ込み、スタッフルームの方を窺う暗道……。よし大丈夫、店長には聞かれなかったようだ。
「あのなぁ……その通り、サプライズなんだからもうちょっと気を配れよ」
「じゃあテンチョーさんには秘密厳守で、部屋の飾り付けをするっすよ!
こういうのは俺に任せてちょり〜」
何か軽いんだよなぁ……と苦笑しながらも暗道は、当日の打ち合わせに入る。そう、安本が今ぺらぺらと口走った通り、何も知らない典町店長にドッキリ誕生会を仕掛ける作戦なのだ。
「バイト代も入ったし、やるなら気合入れて装飾するっすよ!」
「じゃあ俺はケーキの手配だな。
昔やったバイトで知ってる店があるから、そこに頼んでくるよ」
「ケーキには『テンチョーおめでとう』って、メッセージも入れて貰うちょりー」
「ははっ、じゃあマコト用のには『仕事中にナンパすんな!』だなっ」
「えー、そりゃ俺マジでチョーマジで彼女募集中っすっけどー(強調)
カラオケのお客さんも、チョープリチーでかわいい子いっぱい来て眼福っすけど、
さすがに仕事中にナンパしたことはないっすよー……って、えっ、俺のケーキ?」
「ん? どうした、何をキョトンとしてやがる」
「いやだってコレ、店長のサプライズ誕生会っすよね?」
何か聞き違えたのかと、不思議そうに訊ねてくる安本に、
「確かにそうだが、べつにお前の歓迎会だって、フェイクでやるわけじゃない。
2つの会をまとめてやるだけで、最初のうちはきっちり
新人バイト君の事も祝うさ。当たり前だろ?」
あっけらかんとそう答える暗道に、安本の方はもう手放しで感激だ。
「マジ嬉しい。いいとこにバイト来て良かったー!」
「そりゃ結構。テンチョーもマコトのこと褒めてたしな、
早くこの店に馴染んで欲しいって気持ちは、俺だって同じだ。
ま、ちょっとばかし調子のいい所はあるが、そのノリで当日は盛り上げてこうぜ!」
◇
そして作戦当日。
「うーっす、すまねぇな。売上の集計してたら、遅くなっちまって」
ドアを開けて会場に足を踏み入れた典町は、室内のデコレーションに目を見張った。
「ほー、飾り付けまで立派にやってんだな……!」
カラフルな風船の数々が天井を埋め尽くし、見慣れたいつもの部屋もそれだけで、随分と雰囲気が違う。テーブルのフードを摘まんでいたバイト店員たちが、こちらを見上げて口々に、
「もぉー、遅いですってばテンチョー!」
「マコト君の歓迎会、先に始めちゃってますから!」
「ワリィ悪りぃ、おー非番の奴もわざわざ来てくれたのか。
愛されてんなぁ、マコト!」
と本日の主役である安本の方を見れば、既にひと騒ぎあったのか、三角帽子に鼻眼鏡姿で、みんなからイジられている所だ。企画者である暗道の姿が見えないが、典町とは入れ違いでトイレに出たらしい。勧められるままに、典町もグラスを手にしてテーブルに付き、
「んじゃ、遅ればせながら俺からも乾杯だ!
俺の店によく来てくれた、これからもよろしくな、マコト!」
高々とグラスを掲げたその瞬間──フッと照明が落ち、いきなり室内が真っ暗になった。
「ん? オイ誰だ照明いじったの、早く点けてくれよ」
折角いい所なのに、と典町がボヤく。代わりに点いたのはカラオケのモニタの方で、絶妙のタイミングでそこから流れ出す、グルービーなバースデイソング。次々に立ち上がった店員たち全員がその歌を合唱し、続いてサビに加わったのは、やはり歌いながらドアから入ってきた暗道だ。
その両手のトレイに載っているのは、蝋燭いっぱいに火の灯った、バースデイケーキ。
「「せーの、テンチョー! 30歳の誕生日、おめでとうございますっ!」」
「……へっ? 俺の誕生日だって!?」
呆気に取られて立ちつくす典町の目の前に、安本がすごい電飾で「ドッキリ」って書かれたプラカードを突き出し、
「ドッキリだーい成功ぉー!!」
と鼻眼鏡のまま、嬉しそうに笑う。
「マジびっくりっしたっしょ、店長?」
「確かに俺は9月誕生日だけど……あ! そういうサプライズかよ!?
たはー、こいつは驚いた! 全く、してやられたぜ!」
ようやくこの企画のカラクリに気付いて、全てを合点する典町だ。暗道が続いてパチンと合図すると、さらに天井のミラーボールがゆっくりと回り出した。その回転に触れた風船が、さらに別の風船に追突し四方に弾き飛ばして、まるでビリヤードのブレイクショットのような、賑やかな騒ぎになる天井。
「って、よくよく見りゃあの風船、全部ビリヤードの玉のデザインじゃねぇか!」
「ようやく気付いたか。ハハッ、なかなか粋な演出だろ?」
「店長、ビリヤード好きっすよね? はいコレも俺からのプレゼントっす」
安本が同じくボール柄の灰皿を、典町にプレゼントし、
「店長、これからもシクヨロっすー。
ビリヤードチョー上手そうだからいつか俺も教わりたいなー」
「俺からのプレゼントは、この時間さ!(両手を広げ)
ってのは嘘で、実用性のある物の方がいいだろうと思って、
時計にしてみた。気に入ってくれるかな」
2人からの贈り物を受け取り、そして店員たちの拍手に囲まれながら、ケーキの蝋燭をていねいに吹き消して、典町店長がすこし興奮気味に言う。
「お祝い、ありがとな! ホントいい奴らだな、お前ら……!
俺の店に来てくれてマジで感謝だぜ!」
そして暗道は続いて安本にも、ほらとプレゼントを手渡す。
「えっ、俺も貰っていいんすか?」
「こないだ言ったろ、マコトの歓迎会でもあるって。
お前さんには、仕事で使えそうな靴を用意したぜ!」
動きやすそうなその革靴にさっそく履き換え、安本はぴょんぴょんと大喜びだ。
「暗道さん、マジでチョーマジでサンキューっすよ!
仕事は楽しいしお客さんはチョーかわいいしナンパはし放題だし、
仕事仲間もいい人ばっかだし、ここはチョー楽しい職場っすね!」
「ああ、お前も早く馴染んでくれよな……ってやっぱナンパしてんじゃねーか!」
そんな2人のやり取りを、満面の笑顔で見ていた典町がしみじみと、
「しっかし、俺ももう30か……早ぇもんだな……」
これからも大人としてこいつらに、そしてスタッフ皆に頼りにされるような店長でありたい。
改めて、そう決意を新たにするのだった。
「あっ、いいか、でもまだ俺の事『オッサン』って言うんじゃねえぞっ!
気持ちの若さじゃマコトにも、まだまだ負けてねーからなっ!?」
◇
「じゃあみんな、今日は本当にありがとなっ。
また明日からもひとつ、よろしく頼むぜ!」
そんなふうにして、新人歓迎会&マイ誕生会を心ゆくまで満喫した典町は、若いスタッフたちを駅まで送り届けると、上機嫌で暗道の方を振り返った。
「いやあ、今日は楽しかった。
マコトやあいつらに囲まれてると、俺まで若返ったような気分になるな」
「そいつは良かったぜ、テンチョーさん……んっ? テンチョオッサン?」
「だーかーら、それを言うなって忍!」
ぶつような仕草をして典町が笑い、その後少し真面目な顔になって、しみじみと言う。
「とはいえそろそろ身を固めることも考えねーといけねぇかなぁ。
よし、決めた! 目標だ! 30歳の間に新しい恋人作るぞ!」
「よく言った、その意気だぜ。よし、それじゃ行こうか店長?」
「行く……って何処へ?」
「ハハハ、まだまだ夜はこれからだろ?」
問われた暗道が、右目をつむってグラスを傾ける仕草をする。
「さっきは未成年もいたからな、店長もペースを加減してたろ?
2人でゆっくり飲みに行こうや、もちろん俺の奢りでさ。
パーっと騒いだ後は、静かな2次会も悪くないだろ?」
「ああ……そうだな。行くか、もう1軒!」
「近くに顔が利く店があるからな、夜も遅いが何かしら用意してくれるだろう。
もしかしたら新しい出会いとやらも、あるかもしれないぞ?」
「なにっマジか!? よし行こうスグに行こう! 新しい出会いに乾杯だ!」
こうして2人は、シーサイドタウンの夜の街に、肩を並べて消えていくのだった。
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日常
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定員
30人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月28日
参加申し込みの期限
2015年01月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月04日 11時00分
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