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5月の★ハッピーバースデー
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やがて。すっかりポップに生まれ変わった、ウッドデッキに二人も納得。
「ついてきてほしいノ!」
五月が看板娘を務める
蕎麦屋『すすきの』
まで、セレッソが五月を呼びに行く。
彼女の手を引き、ふわふわの衣装を纏ったセレッソが、会場までエスコートする。
五月も、レースのついた七分丈の白いブラウスに、ライトグリーンのロングスカートを合わせて、いつもとは雰囲気が違う。
店の前で五月は、華菜子に捕まって目隠しをされた。
「え? どうして目隠しなんです?」
「いーカラ、いーカラ!」
「私達がいいって言うまで、取っちゃ駄目アルよ?」
友人達に誘導されて。
そうしてウッドデッキに一歩踏み込めば、含み笑いと共に「もういいアルよ」と声を掛けられる。
恐る恐る、目隠しを取れば。
クラッカーが弾ける音と、祝福の言葉に出迎えられた。
「五月ちゃん、誕生日おめでとうアル!」
「サプライズパーティなのヨ!」
「……え。え。誕生日。あの、私の? あの、皆様が、えっと。あの、あの……」
注目を浴び、五月の顔は見る間に紅潮した。
(誕生会はもう始まってるみたいかな? でも仲良しな3人の時間も大事だよね。
ここは少し待って、見守るのもホストの務めってね♪)
なんて女の子達が水入らずで、仲良くする様子を伺い、出るタイミングを計っていた
八城 昌也
も躍り出る。
「ジャジャーン☆五月ちゃん! ハッピーバースデー♪
キミの素敵な記念日を、一緒にお祝いさせてもらうよ~ん♪」
うやうやしくお辞儀した昌也が、五月に花束を差し出した。
「セレッソさん、華菜子さん、八城さん。ありがとうございます……!」
「昌也クン! いつの間にいたノー!?」
「もう。いるなら、早く言ってくれれば良かったアルのに。八城君も一緒にお祝いしよ?」
「うん。みんなでわいわい、楽しいお誕生日にするノ!」
「ありがたき幸せ、なんてね! はは、3人とも驚かせちゃったかな? ごめんごめん☆
あ、そうそう。ちゃんとプレゼントもあるんだよ?」
そう言って昌也が取り出したのは、間延びした顔がなんとも愛らしい、猫のキーホルダー。
色違いで、3つある。
「セレッソちゃんと華菜子ちゃんにも、ね♪ いやぁ~ホストとしては、女の子皆に優しくしないとね☆」
悩ましいよ、と昌也はウィンク。
「主役の五月ちゃんから、好きな色を選んで♪」
「かわいい……昌也さん、素敵なプレゼントを、ありがとうございます!」
ちょっぴりセンスが一般の人からズレている五月に、ゆるキャラのような猫の表情は、お気に召したようだ。
「私達まで貰っちゃっていいアルか?」
心配する華菜子に、昌也が耳を寄せる。
『2人が一緒に喜んでる事が、五月ちゃんへの一番のプレゼントになったりするかもしれないしね♪』
「そ、そうかな? じゃあ、遠慮なく。ありがとうアル」
それぞれが好きな色を選んで、少女達はお互いの猫を見せっこして、微笑み合った。
「喜んでもらえれば、それが俺にとっても最高のプレゼントだよ」
急遽、昌也の椅子も用意してもらって。
セレッソが特別に発注した、本日のスペシャルメニュー。胡麻のモンブランが運び込まれる。
「細長いクリーム、見た目がお蕎麦みたいなのヨ! 他にもクッキーとかも用意してもらったワ!」
3人で食べるには、少し多いかもしれないと思っていたが、昌也が加わったので心強い。
ケーキにロウソクを刺し、皆でハッピーバースデーを歌う。
「じゃあ、五月ちゃん。火を消して♪」
「は、はい!」
思い切り息を吸い込んで、一息に炎を吹き消すと、大きな拍手が起こった。
「ケーキもとても楽しみにしてたから、どんどん食べてネ!」
「はい、いただきます!」
皆でセレッソの心づくしの胡麻モンブランに、舌鼓を打って。
示し合わせた少女達は、とっておきのプレゼントを五月に差し出す。
「嬉しい、開けていいですか?」
「もちろんアルよ」
ちょっと恥ずかしそうに華菜子が頷き、五月は包みを解く。
そこには、セレッソと華菜子が相談の末に選んだ、寄木細工のオルゴール。
木目が優しく、手に取れば木の温もりが感じられる。
「なんとなく、五月チャンっぽいカシラって! えへへー」
蓋を開ければ、優しく爽やかな音色。
流れるのは、グリーグの『朝』。
「綺麗な音、ありがとうございます!」
「中に手紙を入れておいたノ!」
セレッソに促されて見れば。
華菜子の手により、シールやマスキングテープで可愛くデコレーションされた手紙。
『これからも、セレッソの大好きなおともだちでいてね!』
『いつも仲良くしてくれて、ありがとう!
これからも華菜子と、ずっと仲良くしてね。末永くよろしくお願いします』
手紙に目を通した五月は、泣き笑いの表情。
「ありがとうございます、皆さん! こちらこそ、これからもよろしくお願いします」
「ホスト部も、よしなに☆」
しかしこんなに良くして頂いて、何もお返し出来ずでは……なんて、年に一度の誕生日を祝われる側なのに、五月は悩み、すぐに早起きして作った蕎麦粉のクッキーを思い出す。
(そうです、クッキーがありました……!)
「あの、これ。私が焼いたクッキーです、良かったら食べてください」
皆がくれた優しさに、五月は嬉しさでいっぱいで。
感謝の気持ちのありったけを、クッキーに込めて、差し出した。
実家の蕎麦屋、すすきのに帰り着いた五月を、もう一人待っている人物がいた。
御剣 刀
だ。
「刀さん、どうしたんですか?」
首を傾げる五月に、刀はプレゼントだとUFOキャッチャーでゲットした、縫いぐるみを手渡した。
「誕生日だって聞いたから。俺よりかわいがってくれそうな人の所へ行くほうが、縫いぐるみも幸せだろう?」
「このために、わざわざ? ありがとうございます」
お礼を言われた刀は、照れて上を向く。
「ああ、どういたしまして。えーと、だな。うん、
こないだ
は助けられて良かったよ。
俺は危険に積極的に関わっている方だし、無茶するなとは言えないけれど、気を付けろよ?
何かあれば気軽に声をかけてくれ、いつでも手は貸すよ」
「はい、その時はよろしくお願いしますね……あれ?」
五月は郵便受けから、顔を覗かせた少し大きめの封筒に、目を留めた。
確認すれば、手描きを思わせる絵柄の扇子。
広げれば、涼しげな水草の揺れる水槽の中を泳ぐ、金魚の絵。
同封されたカードの文字は
『お誕生日おめでとう 青野』
。
青野 海仔
は、五月に会いにすすきのを訪れたが、不在と知ってメッセージを残して立ち去ったのだった。
「へえ、いい絵だ。うまいものだな」
刀が言い、五月は扇子を包み込むように、そっと握り締めた。
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月12日
参加申し込みの期限
2013年07月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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