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奇祭! 早朝の落神奉納餅つき!~筋肉もあるよ♪~
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【彼と彼女の複雑な事情】
霧生 穂月
は特定のペアがいないため、ふぁんた爺ズのもとでペアを決めてもらっていた。
穂月と同じようにフリー参加で参加者を求める人が数多くたむろしている。
その中でこの人、という相手を見つけるのだが……。
「
大江山 結月
ッス! よろしくッス!」
穂月の相手は、どう見ても男の娘だった。
なんでも、背格好が同じだから、という理由らしい。
小学生と同格の大江山の体格というのも、なかなか思うところのあるものである。
(いや、体は完全に男だけど! 褌じゃなかったら見間違えていたかも?)
頭では男と理解していても、大江山の顔立ちは少女。
穂月の頭は羞恥で沸騰しそうだ。
「あれ? どうしたんスか? パーカーなんて着て、具合悪いっスか?」
オロオロする穂月を気遣い、大江山の顔が接近。
「あ、え、いや! これは、恥ずかしいから……」
だが、これは逆効果。更に穂月の心拍数が跳ね上がる。
その時、彼の精神をクリアにする声が届いた。
「パーカーなんて着てないで男なら脱ぎなよ~? ほらほら~がんばれ♪ がんばれ♪」
霧生 里桜
の声援だ。
これを聞いた穂月、心の奥に熱い炎が灯った。
「ボク、恥ずかしくない! 里桜が見てくれてる!」
惚れた相手の声援があれば、褌姿だって怖くない!
潔い脱ぎっぷりに、大江山は感嘆の声を漏らす。
「まだ小さいのに男気を感じるッス! これで筋肉があれば完璧ッス、ハァハァ……!」
ショタ相手に10年後の姿(筋肉質)を妄想する大江山。
そのふしだらで緩みきった顔を見て、付き添いの
添木 牡丹
は今にも泣きそうである。
「もうやだ、この従弟……」
諦めの境地というものを悟る添木であった。
そこへ穂月を応援すると決めていた
野坂 庵
が添木に声を掛けた。
「泣かないでお姉ちゃん。悲しいことがあったらお餅食べてお腹いっぱいになろう? いおり、突きたてお餅、食べたいなぁー!」
純真な励ましに、添木は心が漂白されるような癒しを覚えた。
「ありがとう、お餅、一緒に食べましょうね?」
「うん! ほら、はじまるよー!」
人懐こい野坂に、思わず添木は微笑んでしまった。
運営テントでは、野坂と大江山と里桜へ熱い視線を送る
納 利悟
の姿が。
「今、巷で流行ってるモチクリームなるものを作ったぞぃ。バニラアイスを餅で包んだ饅頭じゃ。餅クレープや餡蜜もあるから、早く食べさせてやりたいのう……!」
ロリコン魂が疼く納。そいつ
その背中に『ロリ魂(コン)』という刺青を入れているほど幼女を愛しすぎている。
「ワシのアイスまんじゅう(意味深)をたべさせるんじゃあ! 白玉2つ(意味深)付きじゃあ!」
だが、だいぶ頭のほうがボケで残念なことになっていた。
「じゃが、懐かしいのう……」
納は懐から古めかしい写真を取り出した。
「ワシがこのくらいの年の頃、この祭に参加したときはワシがイケメン過ぎてファンに揉みくちゃにされて褌を脱がされかけたものじゃ。エロ同人誌みたいになっておったわい」
時の流れは非情である。
写真の中の好青年が、今では幼女性愛剥き出しの変態に成り下がっていた。
「智子さん……ワシの最愛の女性との3度目のデートはこの祭で、彼女は苦笑いしておったのぅ。あの時食べた、智子さんの雑煮は絶品じゃった……」
納の顔が、変態のソレから精悍な漢の顔へと変わっていく。
「すまんな、智子さん……。ワシが戦争に夢中にならなければ、今でも隣にいてくれたかのぅ……?」
その目には、うっすらと涙が……。
「ハッ! いかんいかん……。ついセンチメンタル爺ハート切なさ乱れ撃ちリミックスになっておったわい」
納の視界には、再び幼女しか映らなくなった。
だが、一瞬だけ写真の中の自分自身に告げた。
「昔のワシよ、今はとても平和じゃ。ワシは元気にやっておるぞ。平和なのは良いことじゃ、いつまでもこの平和が続くといいのぉ」
しみじみと納が余韻に浸っていると、一陣の風が通り抜けていく。
写真が、風にさらわれて舞い上がる!
「ワシの写真! 待っておくれ!」
追い掛ける納の手から写真がすり抜け、虚空へ吸い込まれていってしまった……。
「さて、次は俺が照らす番だぜ」
七峯は運営部から脚立を借りると、その上へ登って『月』を掲げた。
「大きな懐中電灯に覆いを付けて、丸い光になるように工夫したぜ。見せ場になったらしっかり照らしてやる!」
彼の親切心が、このあと、ちょっとしたハプニングを起こすことになろうとは知る由もなかった。
いよいよ穂月と大江山の番だ。
「パフォーマンスッスか? それじゃこんなのはどうッスか!?」
大江山は一旦控え室へ戻って、何かを抱えて戻ってきた。
それは、眩いほどの黄金色を放った2つの球体の物体であった。
直径5cmほどで、朝日を浴びるとキラキラに輝き出す。
「結月の『月』はこれッス!
以前お世話になったゲイバーのママから貰った『きんのたま』2個セットッス!
」
大江山の発言に、会場がにわかに騒然とする。
「ママは言ってたッス! 『大事にしなさいな、だって、アタシの大事なきんのたまだからね?』って!」
「何ですか、その金色の球体!? 普通そこは手鏡とかでしょう!?」
添木、今にも目眩を起こして倒れそうだ。
しかもブツはゲイバーのママから貰ったきんのたま。
意味深すぎる。
……後日、判明したことだが、これはシリトンという宝石で出来た水晶玉だそうで、かなり高価なものらしい。
それをすんなり2個も貰ってしまうあたり、大江山は色んな意味で期待されているのであろう。
「さー! みんなで『きんのたま』のありがたい光を拝むッスよ!」
そこへ七峯の懐中電灯の光がきんのたまを照らしだした。
するときんのたまから黄金の光が周囲へ拡散!
まるで曼陀羅めいた神々しい光景が九夜山展望台に広がるのだった。
(ただし、現物はきんのたま2個である)
おい、どうするよ?
そんな空気が観客席を覆う。
だが、1人だけ素直に拝む少女の姿が!
「なむなむー! きんのたまー、どうかいおりが元気に過ごせますよーにー!」
野坂のイノセントは最強だった。
彼女に倣って、観客たちはきんのたまを拝み始めだした。
その異様な光景に、添木の心は遂に折れた。
「アハハ……、叔父様、叔母様……、牡丹は駄目な娘ですぅ。ゆーちゃんは手遅れでしたぁ……」
元々、筋肉フェチの女装マニアだった大江山。
けれど今では完全に変態に振り切れてしまった。
魚の死んだ目で、添木もきんのたまへ祈りを捧げる。
(もうゆーちゃんは突き抜けるとこまで突き抜ければいいと思いますぅ)
こうして、きんのたまイニシエーション時間は無事に終了した。
次は穂月の番だ。
「サッカーボールでリフティングします! ……緊張してきちゃった」
ガチガチの穂月、うまく決めることが出来るのか?
まずはつま先でボールをリズミカルに操る。
そして膝、肩、頭とボールを巧みに移動させていく。
眺めていた里桜は素直に感心していた。
「穂月リフティング結構上手なんだね! すごーい! 惚れ直しちゃった♪」
その時、里桜に悪戯心が芽生える。
「あーそうだ、丸いもので照らすんだっけ? 手鏡でいいかな? えーい!」
里桜は穂月の顔面を照射!
「うわっ、眩しい!?」
不意討ちを食らった穂月はボールを取りこぼし掛けた。
「里桜!? なんか狙ってない!?」
「ごめんね穂月ぃ、里桜、間違えちゃった……!」
うるうると涙を溜める里桜の顔を見た穂月。
「そっか! 間違いなら仕方がないよね!」
あっさり許してしまった。
ちょろい!
ちなみに、涙目は隠し持っていた目薬で演出しましたとさ。
くろい!
その後も里桜は執拗に穂月の顔面を照射して、目潰しを行い続けていくのだった。
「そーれぺったんぺったん♪」
穂月と大江山が餅をついている間、楽しそうに身振り手振りを真似る野坂。
「ねーねー! 見て見て牡丹ねーちゃん! お餅、すごーいぷにぷにしてるー!」
「そうですねー、食べるともっとぷにぷにですよ?」
「本当ー!?」
添木が野坂に、突きたてのお餅を持ってきてあげた。
「それじゃ……いただきまーす!」
目を輝かせる野坂は、大きなお餅を丸かぶり!
その時、
野坂 庵
に電撃が走る!
「なにこれ、お口の中包まれそ! もちもちほかほかでやーらかくて……たまらないぜー!」
突きたての食感に感動する小学5年生。
「うわわっ、幸せすぎて泣きそ!?」
感涙を悟られないように、照れ隠しでお餅を齧り付く野坂。
(あれ!? なにこれ?)
餅を引き離そうと伸ばせば伸ばすほど、餅は伸びて伸びて伸びまくる。
(はへっ?! なにこれすっごい伸びる!?)
ぐぃーんとむにーんと伸びていく餅をバックステップで野坂は引きちぎろうとするがどんどん伸びるばかり。
「いおりちゃん!? 何処まで行くんです!?」
「ふがふがふが、ふがふがふが!!?(いおりもわからないよう!? 牡丹ねーちゃん助けて!)」
やがて伸びきった餅が地面へ垂れ下がっていくではないか。
(だめー! いおりのお餅が地面についちゃうー!)
のっぴきならない状態になったその時だった。
「早く食べるんだ! 俺が箸で支えてやる!」
御剣 刀
、見参!
「俺は目の前で誰かが溢れそうになったら手を伸ばすと決めたんだ、最速でな!」
伸びきった餅の中間地点を箸でつまみ、中だるみを阻止!
「ふがふがが!(にーちゃんありがとうー!)」
御剣の登場で、野坂は無事に餅を平らげることができたのだった。
「御剣さん……、噂では聞いてましたが、本当に女性なら誰でも粉かけるんですね……?」
「ちょっと待ってくれ、添木先輩!? それは誤解だ!」
御剣の精神に重衝撃が伝わった。
と、ここでつき終えた大江山と穂月が戻ってきた。
「おおう、鍛えられた筋肉ッス! 触っていいッスか!?」
発情した犬のように凶暴な顔付きで御剣に迫る大江山。
御剣の背後には、いつの間にか
ミッシェル・ナイスゲイ
の姿が!
その口元には饅頭が加えられており、キスを迫る勢いで御剣へ突っ込んできた。
「ムチューってしてほしいわぁん!」
だが、ミッシェルの顔面に光が照射される!
「イヤ~ン、眩しっ!」
「今のうちに逃げる、最速で!」
御剣、逃げ足も早かった。
顔面を照らされ続けたミッシェルは顔を抑えながら退散していった。
「危なかったぜ……」
七峯が咄嗟に光線攻撃で悲しき事故を未然に防いだのだ。
ファインプレイである。
野坂が穂月へ駆け寄ると、出来たてのお餅を差し出してきた。
「お疲れ様ー! いっぱい動いてお腹すいた? お餅おいしーよ! 食べて食べて!」
「え、あ、うん! いただきます……」
穂月、本当は里桜から食べさせてもらいたいのだが……。
「きゃー! あの人、腹筋や二の腕の筋肉すごーい!」
里桜は餅つきに夢中だ。
……もっとも、これも穂月を嫉妬させる里桜の術中である。
どこまでも恐ろしい子!
とにかく、穂月はひとまず野坂の餅を平らげることにした。
「あ、美味しい!」
自分でついた餅の味は格別であった。
「結月の餅も食べるッス!」
穂月、何故か同性からも餅をあーんされる。
いつの間にか穂月、両手に花(?)である。
これには里桜、面白くない。
弄って困らせてやろうと思ったら意外にも穂月がモテモテなのだ。
里桜のプライドが許さない。
里桜は大江山と野坂を押し退けると、蠱惑的な甘い声で餅を差し出す。
「穂月、あーん♪」
これには穂月、オーバーヒートして顔が真っ赤になる。
「どうしたの? 食べないの?」
「……里桜、筋肉に触ると御利益があるんだって。触っていいよ!?」
混乱した穂月は数段飛ばしで里桜に迫る!
「ほら、ボクもサッカーやってるし! お餅? 食べる! だから触って!」
「……穂月お腹触って欲しいの? しょうがないなー」
里桜は穂月のへその穴に指を突っ組むと、優しくかき回しながら腹の皮に爪を立てる。
その動作は中学生にしてはエロすぎた。
「なんか触り方……やぁっ、ちょ、くすぐったいというか、んっ!? ふぁ、頭の中、まっしろだよぉ……」
穂月、昇天……!
そこへ納が餅スイーツを持ってやってきた。
「里桜たん! ぺろぺろ! 餅スイーツとお小遣いをやろう!」
「利悟おじいちゃんも参加してたんだね! 可愛いお餅! これおじいちゃんが作ったの? すごーい! ってこんなにお小遣いくれるの!?」
万札を貰った里桜が餅スイーツを食べながら目を丸くしていた。
野坂も餅スイーツと1万円をもらうと、礼儀正しくお礼を言うのだった。
「ありがとー、じーちゃん! 大事に使うね!」
「うわあ、この子、天使じゃ……」
野坂のイノセントはやはり最強だった。
そんな野坂と真逆の里桜は、納の太ももの上に乗って体を預けると、彼の耳元で甘く囁き始めた。
「ねぇ~? 里桜ねぇ? 欲しいギターがあるの……♪ でもすっごく高くて買えないんだぁ……」
スマホの画像を納に見せる里桜。
「ニャスポールの白は持ってるけど、やっぱり黒も欲しいんだよ♪」
「いくらするんじゃ?」
納が尋ねると里桜は即答した。
「36万円!」
「よし、キャッシュで出すぞぃ! 貢ぐ! 貢ぐぞぃ! 孫の小遣い減らして貢ぐ!」
「わーい! おじいちゃん大好き! ついでに年金もちょーだい♪」
「年金はちょっと難しいのう……」
「えー?」
不満そうな里桜の顔を見た納の表情が凛々しく引き締まる。
「年金、好きなだけ使って構わん!」
「やったぁー♪」
納を抱きしめる里桜。
抱きつかれて口から魂が飛び出しそうになる納。
きんのたまを持ち歩きながら筋骨隆々の男性に迫る大江山。
この状況に添木は自暴自棄に呟いた。
「もうこれ、私がツッコミにまわらないと収拾付かないじゃないですかぁ! ってもういいですぅ! 彼氏持ちの私は誰にもお餅を食べさせてあげません! 全部!人で食べます!」
こうして、従兄弟の面倒を放棄して餅のやけ喰いに向かう添木。
翌日、体重計に乗った彼女の悲鳴が星ヶ丘寮内に轟き渡ることになる。
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