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\ オーバータイム!/
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激しい動きを止めて刀は木刀を構えた。頬には一筋の汗が流れている。周囲の空気は張り詰めて何かの切っ掛けを待っているかのようだった。
石畳に一枚の木の葉が舞い込む。瞬間、拳銃の弾のように刀は跳び出した。木刀は縦に一閃して瞬時に横を薙ぎ、続けて苛烈な突きを大気に見舞う。
何体もの残像が現れては消える。ろっこんの『加速』によって海が画用紙に描いた刀を再現させた。それもまた、一瞬の出来事であった。
「今日の練習はここまでにしよう」
刀は木刀を腰に収める形で持ち、一礼して練習を終えた。竹刀袋に木刀を収めると社殿の方に目を向けた。
「小山内、寝ているのか?」
控え目な声のあと、刀は石畳を滑るように歩いた。海は階段に座った状態で上半身を横にしていた。瞼を閉じて茶色のジャケットに包まっている。口元に耳を寄せると微かな寝息が聞こえてきた。
刀は海の頭の方に座った。小豆色の階段に手を置いて、硬いな、と呟いた。海のサイドテールを手で払って横顔を覗き込む。苦しそうな表情には見えなかった。
「……前に川原で小山内が俺に膝枕をしてくれたんだよな」
刀は海の下側になった頬に手を差し入れた。柔らかいな、と口に出して頭を小刻みに振って一気に自身の膝の上に乗せた。
「意外と目が覚めないものなんだな」
海は刀の膝に頭を乗せた姿で眠っている。頭の位置を気にするかのようにもぞもぞと動いた。
刀は空に目を向けて溜息を吐いた。
「妙な気分だ」
上空を横切る鳥がいた。結構な大きさに見える。刀は目で追い掛けて、また下に意識を戻した。その時を待っていたかのように海の瞼がゆっくりと開く。
一瞬、刀の背筋が伸びた。海はぼんやりとした表情をしていた。頭を動かして真上を向くと目が合った。青い瞳は丸くなり、瞬く間に頬は紅潮した。唇は柔らかい果実のように震えている。
「えっと、おはよう……」
刀の言葉に海は固まっていた。数十秒後に復帰して勢いよく起き上がる。膝の上にあったスケッチブックに慌てて向き合った。
『おはよう』
縮こまったような文字で書かれていた。本人はスケッチブックの裏側に顔を押し当てて小さくなる。
間もなくして赤い顔の二人は夕陽に全身を染めていく。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月21日
参加申し込みの期限
2014年11月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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