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うどんの白さにゃ敵わねぇのさ
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「夕方にかけて二件、またUWO事件が発生したらしいわ。まだその辺にいるかも知れないから桜庭さんも気をつけてね」
弘明寺 能美子
は自室の部屋から
桜庭 円
に電話を掛けていた。
「うん。ありがと、能美子ちゃん」
円は一人旧市街を探索している。ネットや目撃情報から当たりをつけて猫集会を探すためだ。
自分の飼い猫『にゃーくん』が円を先導するかのように路地裏を歩いていく。
「それとね、どうも……やっぱり猫に金色の光のようなものがとり憑いたっていう情報も流れてるわ。
もちろんネットの噂だから、信憑性はアテにならないけど……にゃーくんも気をつけてあげて」
「うん、そうだね。それも気になってはいるんだ。にゃーくんが光る猫になったら嫌だから……」
電話をしながら、にゃーくんを追って路地裏を歩く円。
女子高生が一人歩きをするような時間帯ではないが、それは彼女のろっこん『ブレイブハート』の発動条件を狙ってのことだ。自発的に危険な行動を取らないと、彼女のろっこんは発動しない。
発動しても『運が良くなる』のが効果であるため、確実に危険を回避できるわけではないのがポイントだが。
いずれにせよ、まだUWO事件は頻発している。またその他に変質者が女子をつけ回していたという事案も発生したらしいので、更に警戒は必要だ。
円は心配する能美子に告げる。
「能美子ちゃんが心配するのも分かるよ、確かに危険はあるかも知れない。でも……」
「……」
「猫が光るのとか、うどんやモチが人を襲うのとか、ワケの分からないことが多すぎるんだ……。
ボクは少しでも知りたいし、襲われる人や猫を少しでも食い止められればいいなって思うし……それに……」
「……この間のこと、気にしてるんでしょ」
「え……」
つい先日のこと、円と能美子それに
御剣 刀
は天利の猫探しを手伝って光る猫に遭遇していた。
その猫を追いかけた彼女らは、詳しい経緯は知らないままに、ビルの上から落下してきた少女を救出している。
「うん……ひょっとしたら、ボク達が不用意に追いかけたりしたから……あんな危険な事件になったのかもって思ってる。そんなことないって思うのは楽だけど……」
消え入りそうな声で、円は電話口に呟いた。光る猫の正体が不明な今、それに関わったことでひょっとしたら飼い猫のにゃーくんにも影響があるかも知れない。不安を煽る要素は募るばかりだった。
それを解消するには、何かしらの行動を起こすしかない。
ゆえに、円は危険かもしれない猫探しをあえて一人で行っているのだし、能美子もまたそれを察しているから、それを止めなかった。
「……だからね桜葉さん、何かあったら連絡して、本当に。……ついでに御剣くんにも」
真剣な能美子の声が円の耳に響く。それは円にとっても心地よいものだった。
つい、声がほころぶ。
「……刀くんはついでなんだ?」
「ついででも思い出してもらえるだけ幸せでしょう」
つい、この取り止めのない会話をずっと楽しんでいたい。そんな想いにかられる二人だった。
☆
「うーん、なかなかヒットしませんねぇ」
綾辻 綾花
はぼやいた。先ほど天利 二十と共にUWOを撃退したはいいが、被害者を送った後の進展がない。
ネットの情報も聞き込みも今ひとつ決定打に欠けるという印象だ。
「まぁ、そうそうすぐに見つかるようなら俺らより先に誰かが見つけてるってモンさ」
光る猫とその集会を探している綾花が、なかなか情報が集まらない現状に少しだけ焦りのようなものを感じているのに対して、天利はどことなく余裕がある。
「……何かアテでもあるんですか?」
その様子に、綾花は訊ねる。
「ねぇよ、そんなモン。一日二日、手がかりがなかったくらいで焦ってられねぇのさ、探偵ってヤツは」
「そういうもの、なんですか?」
「そういうモンさ。情報や手がかりなんて、ねぇのが当たり前なんだ」
「ふぅん……」
その表情を眺める綾花、天利は自分の顎を軽く撫でた。無精ヒゲの感触が手先に伝わる。
「何だ?」
「さっき、何したんですか?」
小柄な綾花が天利の目を見ようとすると、下から覗き込むようになる。夜でも外さないサングラスの下から、綾花を見下ろす両目と視線が合う。
「言ったろ。企業秘密だ」
「えー、いいじゃないですか、教えて下さいよー」
くるりと背中を見せて歩き始めてしまった天利。綾花はその後に続いて裏路地を歩く。歩きながら、手にした地図に印をつけていく。
「手品のタネなんてのはな、誰かに教えてもらうモンじゃねぇのさ……で、何してるんだ学生さんは?」
今度は天利が質問した。
綾花はネット上の情報と自分達で聞き込みをした情報を、旧市街の地図に書き込んでいた。光る猫がいたという情報、猫集会の目撃情報、そしてUWOとの遭遇場所。
それらを広げた地図はただの地図ではなく、多くの情報をちりばめた書物となる。
「ええ、私も――」
鞄から可愛い眼鏡ケースを取り出して、そっとメガネをかけた。
「――私も手品をしてみようかと思いまして」
綾花はメガネをかけて書物を読むことでその内容を理解し、本来であれば綾花が読解できないような事象までを読み解くことができる。それが彼女のろっこん『読破』である。
それにより、地図に書き込んだ情報から次に光る猫が現れる可能性が高い場所、猫集会が開かれそうな場所に当たりをつけようというのだ。
「……」
その様子を黙って見ていた天利だったが、綾花の読破がひと段落ついたであろう頃、静かに声を掛けた。
「――何か分かったかい、学生さん」
それに対し、綾花もまた静かに、しかし一定の自信に溢れた声で返すのだった。
「ええ、予想はつきました――行きましょう」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月13日
参加申し込みの期限
2014年11月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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