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秋の散策~九夜山周辺~
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亜魚隈 猯利
は額の汗をぬぐった。まだ九月の上旬。軍手をした手もやや蒸し暑い。
それでもロープウェーの駅を始め、登山道の入り口付近はまだ海に近い。九夜山の麓でもあるため木々が生い茂っているが、吹く風には木々や植物といった緑の匂いに、潮の香りが混ざっていた。
「気温がやや下がったとはいえ、まだまだ昆虫シーズンですねー」
木々の周囲や茂みを嬉々と巡りつつ、そうひとりごちたのは
屋敷野 梢
だった。今日の目的は九夜山に分布している生物の調査――という名目の、温泉行き登山だ。
とはいえ、そこは生物部の部長。
「おっと、あれはウラギン……」
ヒョウモンチョウなど、暑さを凌ぐため冬眠ならぬ夏眠する蝶などもいる。宙を舞い進む蝶を追って歩く梢。森の中へ入っていく梢から、猯利は視線を地面に移す。
猫が見上げていた。
黒猫が口に咥えていた菓子袋を落とす。猯利がそれを拾うと、猫が少し進み、草陰から新たなゴミを引っ張り出した。そしてまた、猯利を見る。
「……」
無表情のまま、猯利は手慣れた様子で落ちていたごみを回収した。
猫が、また引っ張り出す。
猯利が、自らのゴミ袋を膨らませる。
その横を
伊予 祐
が走り過ぎていった。
(今日は清掃活動をしてんのか。感心感心)
張り出した木の根を軽く飛び越え、祐は緩やかな傾斜を駆けていく。星ヶ丘からの走り込みは九夜山に入ってからが本番。汗ばみながらも、感じる風の心地良さに祐は地面を強く蹴っていく。
聞こえるのは地を蹴る音と、風を切る音、そして自らの拍動と呼吸だけ。
苦しい――のに、清々しかった。
(今年の夏も、終わったってことか)
熱気を孕んでいた空気が、鳴りを潜めている。身体は涼しくなった風を欲し、自然とペースも上がっていく。
(見えずとも、季節は動いてるってことだな)
そう思った時、不意に視界が開けた。
「熱ッ!?」
川の上にかかった橋。木々で隠れていた日射しが熱線となって、容赦なく突き刺さってきていた。体温が急激に上がる感覚。
前言撤回!
まだまだ日光の直射は、危険だ。
慌てて速度を上げ、次の森へ。乱れたペースを整え、しかし足は止めない。
走ってる間は、自由でいられる――地面と鼓動が刻むリズムを心地よく感じながら、祐は登っていった。
彼の渡った橋からはちょうど二つの川が合流し、海に注ぐさまが見られる。
時間の経つこと数分後、ジョギングで九夜山に来ているマリナもまた、この橋を渡りきった。
「やっぱり森の中の方がcoolデスね!」
マリナは走りつつ、一度振り返った。誰もいない事を確認すると、彼女の笑みが深まる。
「では、そろそろロードワークの本番、開始デスね!」
ワンショルダーを締め直したマリナの身体は次の瞬間に右……道を挟む木々の一方に飛び込んだ。落ち葉や枝、そして整地されていない地面に林立する木々や岩々へ向かって行く。腐った倒木を飛び越え、着地した大岩を手足を使って乗り越えると……マリナは宙に身を躍らせ、数メートル先の地面へ向け落ちる形となっていた。
「JET!」
ぶつかる寸前、彼女の口唇が言葉を紡いだ。直後、両足に金属質の構造物が出現。銃口のような穴が地面に向く。その穴から、勢い良く気流が吐き出された。
瞬間的に巻き起こる、風の奔流。
地面と激突した噴射の力は反動を生み、マリナの身体は落下エネルギーを殺しながら着地に成功――しかけ、よろめく。
「やや、改良の余地がありマスね……」
そう呟き、マリナは再び鍛錬――ろっこん『JETブースター』をも併用した自己流山道パルクールを行っていく。
「JET! JET、JET!」
ろっこんによる各部位の噴射で急加速や姿勢の制動を調節。そして改善点を見つけ更に能力に習熟していく……『JETパルクール』と名付けた鍛練法の成果を、今日こそ確認する機会だった。
ここまで森の奥に入れば、人もいないので思う存分――
「――誰か、いるのか?」
聞こえた声に、マリナが思わず横を見る。
通常の人間では居られぬ高さ。マリナの視線の先にはその高さを移動する博美の姿があった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月11日
参加申し込みの期限
2014年11月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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