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秋の散策~九夜山周辺~
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●
夜の闇が払われていく。
寝子島に暁の刻が訪れていた。寄せる波間から漏れる光は日没を逆しまにしたようで、空はじわりと、熱を帯びるように深みを押しやり、徐々に徐々に、幾層にも色の波立てを見せながら、仄明るく染まってゆく。
一日の始まりだ。
「今日は天気がいいらしいけん、九夜山に星を観に行きませんか?」
「――え?」
早朝のひんやりとした空気の中、
東城 六
は
倉前 七瀬
の言葉を聞き、目を瞬かせた。
夏休みが明けてから、幾度目かの休日のことである。町の中も、いつもより静かな気配が漂っていた。
道路の真ん中を、猫がのしのし歩いていく。
「ほら、この前約束したでしょう?」
「あ、ああ、うん」
朝の散歩。類は友を……という言葉があるが、偶然にも六は七瀬と会い、同道になっていた。今は寮への帰路だ。
(約束として、覚えていてくれてたんだな)
六が返答に窮したのは先の日、夜の散歩での会話が明確な約束であったのか、彼自身も判断しかねたせいだ。
その場限りの話だったかと、改めて確かめるにも機を逸し……そんな折りに、七瀬の誘いである。六にとっては不意打ちであり、純粋に嬉しい話でもあった。
「そうだね、天気がいいし星がよく見えそうだね」
「それじゃ、夕方にでも行きましょう」
七瀬は眠たげな猫目を緩め、朗らかな笑みを浮かべた。天気がいいですからねー、と、もう一度彼の口がそう紡ぐ。
「きっと綺麗な星が観られるはずです」
視線の先には桜花寮が、さらにその向こうに九夜山が見える。
朝の光は九夜山の山頂から、島をゆっくりと照らしていくところだった。
日がやや昇り、風の温度が変わった。それまでひんやりとしていた空気が、太陽の熱を帯びていく。
まだまだ日中は、暑い――そう予感させる時刻、
御巫 時子
は部屋の窓を開け、陽光を浴びた。
「ヨタカさん、おはようございます」
肩に止まった友人に時子がそう言うと、夜鷹は小さな頭を揺らして、囁くように鳴く。時子が微笑んだ。
「今日はですね、九夜山におでかけしますよ」
時子はろっこんで夜鷹の声を聞きながら、先日見た貼り紙の事を思い出す。清掃活動はこの日、ロープウェー『登山道入り口』駅に九時集合だった。
「……え? ふふ、そうですね。急ぐと疲れちゃうから、のんびり登りましょうか。新しいお友達ができるかもしれませんよ」
楽しみですね、という時子に夜鷹は鳴くと飛び立った。既に待ちきれないようだった。時子は空に舞う影から、九夜山を照らす日射しに目を細めた。
「今日も暑そうですね……お弁当と、お茶を用意していきましょうか」
同じく、星が丘地区にて。
八神 修
は弁当作りに苦戦していた。
「具材、どうしようか……」
普段しないためか、止めようとする家人を広げた五指で制したのち、修が作るのはおにぎりだった。作るはさておき、味の彩りなどは彼なりに悩むところがある。
「おかずは味が濃い……なら、ご飯を引き立てそうな梅干しや塩コンブ……イクラが無いなあ」
どこか楽しげに悩む口調は、本日、
後木 真央
と行楽に行くためである。
ちなみに家では、急にお弁当を作りだした理由について、
(真央と一緒だからだなんて、言えないさ)
ということもあり、「地域活動だよ」で通している。
の、だが。
掃除好きという側面が、どれだけ彼の真意を隠し通せているのか――それはまた別の話である。
「あ! これなら」
冷蔵庫にたまたまあった、『とある魚の卵』を発見した修。
「イクラも魚卵……ならこれもある意味、イクラだ」
握り終えて満足した修は、今度は出発の準備に取り掛かる。
果たしてお手製『イクラ?』おにぎりの味や、いかに。
「んー、いい天気デスね!」
下宿先の扉を開け、
マリナ・M・マディソン
が空を見上げた。シーサイドタウンにあるパン屋は開店の準備を始め、鮭を咥えた熊の看板は風に揺れている。その看板の向こうには、蒼穹が広がっていた。
「今日の鍛錬はイイ予感がするのデス」
マリナは名物メニューのサーモンサンドと水筒の入ったワンショルダーを掛け直す。『正義のサイボーグ』に鍛錬は欠かせない――休日の習慣であるロードワークをすべく、マリナは九夜山に向けてジョギングを開始した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月11日
参加申し込みの期限
2014年11月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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