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秋の散策~九夜山周辺~
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●
九時少し前、ロープウェー『登山道入り口』駅前には、清掃活動の参加者がちらほらと集まり始めていた。
駅への道。登山用の大きなリュックを背に黙々と歩いていた
大天使 天吏
は、鳥の声に振り向いた。金の髪の下の右目が、やや柔らかくなる。
「おはよう」
「おはようございます、天吏さん」
時子がおっとりとした仕草でそう言い、肩に乗った夜鷹も挨拶代りにもうひと鳴き。
「ええ。御巫、さんもおはよう」
「天吏さんもクリーンアップ活動に来られたのですか?」
「クリーンアップ?」
天吏が駅の方を向く。時間となったのか、主催者側がスピーカーで説明や挨拶の言葉を放っている。理解した天吏が含んだ笑みを浮かべた。
「……手は多い方が、鳥や他の生き物のためね」
「どんな鳥さんたちに会えるのか、楽しみですね」
その言葉に、天吏は頷く。
「今の季節なら、カワセミさんいるかしら」
「ツツドリさんや、ヒタキさんがいるかもしれませんね」
九月は鳥の移動が見られる季節だ。いつもとは違う種類の鳥に出会う可能性は十分ある。
「それは、楽しみね」
それじゃあ、と天吏は歩みを再開した。既に清掃は始まっている。何人かがロープウェーに乗り、
亜魚隈 猯利
など、別の一団は登山道の方へ向かっていく。天吏は迷いなく登山道へと向かった。ロープウェーは論外である。天吏にとってそれは「人が自己満足のために、森を切り拓いた」モノの象徴に見えた。
(私もそんな『人間』の一人……出来る償いは、これくらいね)
用意したビニール袋などを手に取り、天吏は不釣り合いなリュックをふらふらさせながら登山道へと向かっていく。
そのリュック姿を
後木 真央
が遠目に捉えていた。
「あれはなかなか堂に入った装備なのだ。でも、真央ちゃんも負けてないのだ!」
ジャージ姿の真央がしょった、赤猫リュック。中には携帯端末やお弁当水筒を始め、万が一の怪我に対するキットも入っている。山道は結構危険だ。
「たまには山への恩返しもいいかもなのだ」
真央も修と山道へと歩き出す。道は少々ずれるが、九夜山は毎日走る場所。綺麗にするお手伝いならどんとこいだ。
「修ちゃんは山登り、大丈夫なのだ?」
「少しは鍛えたから、頑張りたいな」
真央の背で揺れる赤猫に、微笑む修。
「九夜山のゴミハイク、楽しみなのだ」
ゴミ拾いとハイキング。
略してゴミハイク。
小気味よく足を進める真央がその時、
旅鴉 月詠
の赤瞳と目が合った。手を振る。
「おはよう月詠ちゃん♪」
「ん、真央か。おはよう」
キャスケットの下、応えた月詠の長い白髪は、彼女の歩みにつられて揺れる。その手にはトングとゴミ袋がある。脇にはスケッチブック。
真央の瞳が好奇心に瞬いた。
「月詠ちゃんはやっぱり、スケッチしながら参加なのだ?」
「元々は散歩に来た程度だったけどね」
先ほどのアナウンスを聞いて参加したようだった。環境整備も芸術家の嗜みだからと、早速通り過ぎようとした観光客に声を掛け、手持ちぶさたにしていたゴミを袋に入れてもらう。
「ゴミは捨てる者の見方次第――私としては、今落ちているゴミの回収と同等に、今日投げ捨てられるゴミの予防も大事だ」
例えば、捨てる場所がないという。それが放り棄てる言い訳なら、捨てない意識を全員に持たせるより、捨てる場所の環境を整える方が即効性はある。
「それはともかく、途中で描くこともあるだろうね」
何が月詠の手を走らせるか――それは彼女の見方次第だ。
「描いたらまた見せてほしいのだ!」
先に行く月詠。真央は視線を巡らし、そしてさらに知人を発見。
「博美ちゃんは、主催者側だったのだ?」
「いや、俺は早いうちに協力を申し込んでただけだぜ」
奈良橋 博美
は、飛び込みの参加希望者にゴミ袋などの道具一式を渡し、真央にそう返した。当初はもっと参加者が少ない事を予想していたのか、思いのほか集まりが大きくなったので博美もお手伝い……という成行きだった。
「オレ達が普段過ごしている寝子島の清掃活動は、しっかりしないといけないと思うからな……あ、おはようございまーす」
TPOを弁え、訪れた
南戸河 蔵人
にそう挨拶する博美。
「へぇ、今日はクリーンアップなんてやってるんだ」
山登りに来た蔵人は、博美の説明を聞き、何度か頷く。
「ごみはしかるべき場所で処分する――基本だね。それじゃあ、俺も山登りついでに美化に勤めますかねっと」
「ありがとうございます!」
博美が彼の背に言って、真央に向き直る。
「人がはけたら、俺もゴミ拾いに行くぜ。今日はみんなが集めたゴミを麓の方に集積したりするから、何度か顔を合わせるかもな。その時はよろしく!」
「……なんだか、今日の博美ちゃんは超のつく大人なのだ」
バイトで裏方をやったり、伝令役をかって出たり……そういった経験が博美の中で活きてきている雰囲気がある。
「なら真央ちゃんもゴミ拾い、負けてられないのだ!」
真央も触発されてか、やる気がさらに上がった。
歩き出した彼女の足取りに合わせて、赤猫が荒ぶる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月11日
参加申し込みの期限
2014年11月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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