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撮影隊がやって来た!
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【1】バイトたちの事情
月曜日。
朝早くに寝子島にやって来た『落神伝説殺人事件』の撮影隊は、宿に落ち着くのもそこそこに、さっそく撮影を開始した。
彼らが、最初の撮影地としたのは、寝子島神社である。
ちなみにここは、ドラマの中では落神神社という設定だ。
「ああ……! 私、本当に『鳴神ひよりシリーズ』の撮影現場にいるのね!」
境内の一画で、台本を手に感嘆の吐息をついたのは、バイトとして採用された
碓氷 真理
だった。
「こっちも手伝ってくれ!」
スタッフに声をかけられ「は~い、今行きます!」と明るい声を上げて駆け出す。
そんな彼女を、もし知っている人が見たら、別人のようだと思うだろう。
そう、今の真理は普段の彼女ではないのだった。
『鳴神ひよりシリーズ』は、彼女の姉の千佳が生前、大ファンだった番組だ。
それで今回、バイトに応募したわけだが、姉ならきっとハイテンションで働いていただろうと思うせいか、言動がまるで彼女のようになってしまっているというわけだ。
「あ、それ、けっこう重いぜ」
真理が持ち上げようとしたカメラを、横から支えたのは、
獅子島 市子
だった。彼女も同じく、バイトだ。
「ありがとう」
明るく返す真理に、「いいっていいって」と市子も笑う。
やがて準備が整うと、撮影が始まった。
市子は大きなレフ板を抱え、カメラスタッフに指示された場所に立つ。
機材とスタッフに囲まれた中、カメラが回り、役者たちが演技を始める。だが、鳴神ひより役の栗原ひよりは少し離れた場所で、相棒・西脇数馬役の柳瀬良治と共に、出番を待っていた。千佳は、その二人に歩み寄ると、頭を下げる。
「私、このシリーズ始まったころから、ずっと見てます。ミステリーなんだけどホラーっぽい作風とか、ひよりと数馬の関係とか、すごく好きです」
「ありがとう。ファンの方に直に会えてうれしいわ」
思わずシリーズへの愛を語る真理に、ひよりが笑う。
「わ……っ! 笑うと、ほんとに鳴神ひよりって感じになるんですね!」
思わず声を上げると、真理は用意して来た色紙を取り出す。
「あの、これへサインしていただけますか?」
ひよりと良治は快諾して色紙を受け取ると、同じく真理が差し出したマジックで、それへサインする。
サインに入れる名前を問われ、「千佳でお願いします。千に人偏に土二つの佳です」と、彼女は姉ならそう言うだろう答えを返した。
やがて『千佳さんへ』と書かれた二人のサインが出来上がると、真理は色紙を最敬礼せんばかりの勢いで受け取る。
そこへ、スタッフの「出番です」の声がかかった。
「バイト、がんばってね」
「はい! ひよりさんこそ、がんばって下さい!」
ひよりに声をかけられ、真理も返す。良治がそちらへ笑いかけ、二人はそのままスタッフたちの待つ方へと立ち去って行く。
真理はその後ろ姿を、色紙を抱きしめ、頬を紅潮させて見送った。
やがて午後になり、撮影隊は旧市街の一画にある、空家へと移動していた。
ここは、事前にプロデューサーの石橋が撮影のために借りた場所である。落神の末裔を名乗る、落上(らっかみ)家の屋敷という設定だ。
空家の中は、管理人によって掃除されて、ずいぶんと綺麗だった。ただ、そのままでは使えない。
学校が終わってやって来た学生のバイトたちが中心になって、中に大道具や機材、小道具や衣装など必要なものを運び込んで行く。
大道具の運搬をせっせとやっているのは、
御剣 刀
と
奈良橋 博美
、
後木 真央
の三人だった。
「……え゛? 寝子高も参道商店街も出るのに、ここでエキストラないのだ。マジなのだっ!? オリジナルグッズ欲しいけど、古代人はないのだ~!」
というのが、町役場のサイトで募集を見た、真央の第一声だ。それで結局、バイトの方に申し込んだわけなのだが、昨日の面接では、彼女はこう訴えた。
「バイト四日間、マヂがんばるのだ。だから、一日分はオリジナルグッズに変えていただけませんかなのだ。オリジナルグッズの方が、希少性高いのだ~!」
面接した石橋は、半ば圧倒された形で苦笑と共にそれを了承した。
そのせいもあって、彼女は初日からやる気満々だ。
「こう見えても寝子高体育科なのだ。運動荷運びマッサージ、なんでもござれ。なんでもやるのだ」
現れた途端、スタッフにそう挨拶して、さっそく大道具の運搬に取り掛かったというわけだった。
刀と博美は、報酬に惹かれての参加だった。
「俺も体育科だ。力仕事は自信がある。任せてくれ」
真央の挨拶に感化されてか、博美もスタッフにそう声をかけ、同じく大道具の運搬を指示された。
「俺もやろう」
スタッフや役者らに挨拶して回ったあと、刀も率先してそれを手伝う。
そんな彼らの様子を、ハンディカメラで撮影しているのは、
八神 修
だった。
「俺は、落神伝説の実際と、この島の地理に明るいので、落神に関する演出に助言したり、それぞれのシーンに適した撮影場所を決めたり、必要に応じて助言することも可能だ。相談係といった形で、バイトさせてもらえないだろうか」
昨日の面接で彼は、石橋にそう申し出た。
彼は、今回の撮影が、寝子島を全国にPRするのにいい機会だと考えたのだ。なので、落神伝説についてはなるべく正確に描いてほしかったし、撮影場所も視聴者の記憶に残る形にしてほしかった。
しかし、石橋は言った。
「気持ちはありがたいが、撮影場所はすでに選定済みだ。演出などについても、スタッフの間で充分に話し合いがなされているし、基本それは監督の領分だからね。……現地スタッフにどんな仕事をしてもらうのかは、現場で監督やスタッフらが決めることだ。そのことを了承してくれるなら、君を雇おう」
「そう……か」
いささかがっかりして唇を噛んだ修だが、すぐに気を取り直して続ける。
「なら、もう一つ。撮影中は、撮影作業を逆に撮影したいのだが」
「ほう?」
これには石橋も、驚いたように軽く目を見張った。
「なぜまた、そんなことをしたいのだね?」
「メイキングを作るのに、最適かと」
修は答えて、続ける。
「テレビ夕日は毎年、年末に各番組のNGに賞を与える特番を放送している。それにたしか、この『鳴神ひよりシリーズ』はDVDやブルーレイが出ていて、映像特典としてメイキングが収められていたはずだ。俺の撮ったビデオは、そういうのに役立つと思うのだが」
「ううむ……。たしかに」
思わずうなって、石橋は考え込んだ。が、ややあってうなずく。
「わかった。その件については、了承しよう。ただし、現場では監督や他スタッフの指示を優先すること。それと、映像のコピーは全て我々に渡すこと。いいね?」
「了解だ」
念を押されて、修もうなずいた。
そんなわけで彼は、さっそく第一日目から自分のカメラを回して、撮影隊の様子を撮っているのだった。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月16日
参加申し込みの期限
2014年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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