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寝子島高校
撮影隊がやって来た!
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【4】衣装に着替えて
四時きっかりに、撮影隊のロケバスが、寝子高の校門前に到着した。
降りて来たのは、何人かのスタッフと、バイトの面々である。
助監督の前島と名乗った男が、エキストラ全員の点呼を取ったあと、口を開いた。
「このあとの予定を説明します。寝子島高校の更衣室を借りていますので、まずは衣装に着替えて下さい。メイクは、汗で流れる可能性があるので、あちらに到着してから行います。着替えが終わったら、落神神社に移動し、そちらで撮影を行います。撮影は、あらかじめ電話でも知らせたとおり、途中、食事休憩を挟んで二十一時ごろまでかかります。早く終わる可能性もありますが、それより遅くなる場合もあります。その辺をご了承下さい。――何か、質問とかはありますか?」
「質問ではないのですが……」
美咲紀が、小さく挙手して言う。
「なんですか?」
問われて、彼女は口を開いた。
「私は、寝子島高校の新聞部員なのです。エキストラとしての体験を、記事にしたいと思っているのです。それで、スナップ写真を撮りたいのですが、かまわないですか?」
「ああ……。それは、問題ありません。ただ、撮影の邪魔にならないように、よろしく」
前島の答えに、美咲紀は顔を輝かせる。
「ありがとうございます。はい、邪魔にならないよう、気をつけるのです!」
それへうなずき返し、前島は改めてエキストラたちを見回した。
「他に質問のある人は? ……ないようなので、まずは着替えて下さい」
「はーい、では、私のあとに続いて下さーい」
前島に代わって、声を上げたのは真理だった。彼女に先導される形で、エキストラたちは寝子高の中へと入って行く。
彼らと共に、着替えの手伝いとして綾花、夏朝、市子、るちる、士の五人も続いた。
撮影隊が借りたのは、南校舎一階の更衣室だ。
そこに入って、エキストラ一同が渡されたのは、飛鳥時代風の衣装だった。
女性のものは、長いゆったりとした袖のあるシャツと足がすっかり隠れてしまうようなスカート、それに袖のない上着を重ねるようになっている。
どれも無地で、色はさまざまだったが、くすんだ色合いに統一されているようだった。
「あ、思ってたより可愛いーですね!」
とは、梢の感想だ。
男性のものは、シャツは現在の長袖Tシャツに近く、下は袴で、足首のあたりで縛ってすぼめるようになっている。無地だが、形はモンペのようだった。こちらは、女性のものよりも、更にくすんだ印象の色ばかりがそろえられていた。
「……貫頭衣では、なかったですね」
渡された衣装に袖を通しながら、翼が誰にともなく呟く。
「古代人っていうと、何かそんなイメージですよね」
隣で着替えていた智瑜が、小さく笑って返した。
「裾、長くないですか?」
それへ尋ねたのは、着替えを手伝っていた綾花だ。
「大丈夫です」
智瑜がうなずく。
「これ、おかしくないですか?」
体をねじって、衣装をつけた自分の姿を見て尋ねたのは、姫だ。
「ううん。似合ってるよ」
夏朝が、かぶりをふって答えた。
「衣装はいいとして、髪はどうするの」
るちるに手伝ってもらって、着替え終わった圭花が尋ねる。
「そっちは、メイクと一緒に神社でするってさ。長い人はそのまま結って、短い人はカツラ用意してるって、話だぜ」
市子が答えて、笑う。
「桃川なら、そのまま結っていいんじゃないか?」
などと、女性の更衣室は賑やかだ。
対して、男性の更衣室の方では。
士に手伝ってもらって着替えた、飛鳥時代の男性衣装に、涼太郎はすっかり悦に入っていた。
「上半身裸じゃないのは残念だけど、かえってこの地味な衣装が、僕の美を引き立ててくれるというわけだね。はーっはっはっはっはっ!」
相変わらずの高笑いに、零は小さく溜息をつき、士は驚いたように目を見張った。
一方、寝子高の校門前では、真央、博美、刀の三人が他のスタッフと一緒になって、ロケバスから機材を下ろしているところだった。
修は相変わらず、その様子をハンディカメラで撮影している。
彼らが全て下ろし終わったところに、着替えを終えた一同が戻って来た。
「みんな、似合っているのだ!」
エキストラたちの姿に、真央が声を上げる。
「まるで、古代からタイムスリップして来たみたいじゃん」
博美もうなずく。
「そこまで言われると、照れますねー」
嬉しそうに返す梢に、智瑜や圭花、翼、姫も照れたように顔を見合わせた。
「さっそく、写真を撮るのです」
と、そんな一同に美咲紀がカメラを向ける。
「うちにも、撮らせてや」
奈々美も、すかさずシャッターを切った。
そこに、もう一台、撮影隊のバンがやって来て止まった。
中から降りて来たのは、主演の栗原ひよりだ。しかも彼女は、エキストラたちのよりは幾分豪華な、飛鳥時代の衣装に身を包んでいる。
「ひよりさんも、古代のシーンに出演するですか?!」
その姿に声を上げたのは、姫だった。他の者たちも、ざわめく。
それへ、ひよりがにっこりと笑って言った。
「はい、出演します。実は私、今回は落神様の役もやらせてもらうことになってるんです」
「じゃあ、じゃあ、一緒に映るってことですかー?!」
きゃーとはしゃいだ声を上げて、梢が訊く。
「ええ。そういうことですね」
笑顔でうなずくひよりに、再び一同はざわめいた。
「そろそろ、移動します!」
それへ声をかけたのは、前島だ。
「落神神社までは歩きますので、特に女性は衣装の裾や袖に気をつけて下さい。木の枝などに引っ掻けたりしないように」
その前島に、真理が声をかけた。
「それじゃ、私たちはこっちのバンで、もう一つの現場に行きますね」
彼女のあとには、綾花、るちる、士、真央の四人も従っている。
「ああ、頼む」
前島が、うなずいた。
そのやりとりに、美咲紀が驚いて尋ねる。
「真央ちゃんたちは、一緒じゃないのですか?」
「そうなのだ。真央ちゃんたちは、旧市街の方の撮影現場のお手伝いなのだ」
真央がうなずき、「バイバイなのだ」と手をふった。
やがて、彼女たちが乗り込むと、ひよりを乗せて来たバンはそのまま去って行った。
それを見送り、ようやくエキストラたちと撮影スタッフは、落神神社へと移動を始めたのだった。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月16日
参加申し込みの期限
2014年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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