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【錯乱狂気】
「死ねぇぇぇっ!」
地下帝国で迷い込んだ猫と遭遇した
骨削 瓢
は、今まさに自分の分身の背後からスコップを振り下ろす!
ガチンッと金属がぶつかる音が穴ぐらに轟く。
ドッペル瓢はそれをツルハシで防いだ。
続けて骨削は切り上げるようにスコップをカチ上げようとするが、正眼から振り下ろされるツルハシの一撃をかわすために真横へ緊急回避。
ドッペル瓢は身を捩らせて真横へ獲物を薙ぎ払いながら踏み込んできた。
そこをスコップで突くように牽制を入れることで、懐に踏み込ませまいと抵抗する骨削。
先程から始まったこの戦い、いわば何でもアリのゲリラ戦術だ。
隠れては物陰から奇襲、騙し討ち、トラップ。その内容のエグさに、お互い思わず閉口してしまうほどだ。
「ニッヒッヒ! さすがあっしの分身。おたく、やることがえげつないねぇ?」
「そういうおたくも随分と汚い手段だねぇ。こんなのがオリジナルとは薄ら寒いよぃ」
ドッペル瓢は忌々しげに骨削を睨み付ける。
「あっしらはなんだ? 人間だろう? 理性をなくして暴れ回る輩は獣同然だねぇ!」
オリジナルを侮蔑するドッペル瓢の表情が怒りに染まる。
「つまり、おたくは人間にも満たない下等なナニカって訳さぁ。“獣”はあっしに退治されて同然だよぃ」
「まー随分と自信があるもんだこと」
骨削は退屈で欠伸が出てしまう。
「あっしが人間じゃない? 結構、結構! おたくがどんな崇高な“人間”だろうが知ったこっちゃないねぇ」
骨削は気怠げにスコップを担ぐと、肩を回しながらはっきりと言った。
「色々な物を壊してきたが、よもや自分を壊せる時が来るとは……。滅多に味わえない良い機会じゃないかい」
ドッペル瓢は奥歯を噛み締めた。
「狂ってやがるねぇ」
「いいねぇ、最高の褒め言葉だよぃ!」
骨削はケタケタと嗤う。
そしてスコップを地面に突き刺して、その場にあぐらをかいた。
「さて、同じ腕力に同じ考えときたら埒があかん。おたく、そんなに自信があるならあっしを言葉で落としてみるかい?」
オリジナルの挑発。ドッペル瓢は躊躇う。
「……いいよぃ、その挑発、あえて乗ってやるとするよ」
ドッペル瓢も骨削の前で腰を下ろした。
「乗ってくれてありがとさん。さて……」
ニィッと骨削の口角が釣り上がる。
「楽しいことをしたいのは誰しも考えよう。あっしはこの世界が壊れるところを見てみたい。カオスは笑いのツボさぁ」
すかさずドッペルが反論する。
「家族や友人、恋人のいる日常だって充分楽しいじゃないか」
これに骨削は呆れたように口を開く。
「“自分”の望みを忘れたかい? 最上の喜劇の実現を? あっしの他にもこうなってる奴らがいよう。 そのオリジナルを消し、信念の捻じ曲がった偽者が蔓延る世、きっと面白いよ~?」
骨削は、意図的に他人のオリジナルを殺害し、反信念が蔓延る歪んだ世界を見ようと思い立ってしまった。
スコップを引き抜き、ダッシュで地上への出口を目指す骨削。
フツウを死守することを至上とするドッペル瓢は、それに待ったをかける。
「させないよぉ!」
ドッペル瓢がつるはしを投げ付けた。
その先が骨削の背中に突き刺さり、肺を貫く!
吐き出される大量の血液を見た骨削は、満面の笑みを浮かべた。
ドッペルは歩み寄る。
「これ以上は無意味だ。人間は平穏の中でも上手くやっていける。でも、獣には秩序がない。害獣駆除に罪の意識はないさぁ」
「はッ……、ゲボッ? ……意味も無く壊、すから……、ゴフッ、楽しいん、じゃな、いかい……?」
とめどなく吐き出される血液。骨削に刺さったツルハシは致命傷を与えていた。
「おたくも、そう……ガハッ、思うだろ?」
同意を求められたドッペル瓢は即答した。
「エゴだね」
これに骨削も即答する。
「そうだねぇ。だが……欲があってこそ、人間味があり、発展してこれ、たんじゃないかい? カボッ……、おたくも、あっしなら思いだせ、破壊する、快楽を……」
骨削はつるはしを引き抜くと、仰向けに寝転がった。
「さぁ、あっしを殺せ……。言ったろう、滅多に、味わえない、自分を壊せる機会さ……。どっちかは、そう、なる運命……だろう? ゲボッ、その後で尚、平和を望む、信念が揺らがな……いので、あれば、それでも構わぬ」
「放っておいても死にそうだねぇ」
「ドッペルはん、あっしは喋り終わったら……おたくの喉笛を噛みちぎっちゃる。絶対にだ」
真紅に染まった歯を剥き出しにして骨削は嗤う。
ドッペル瓢はツルハシの柄を握る。
骨削は付け足す。
「おっと……、だが……、あっしを殺す事で……、少しでも、楽しいと感じれ、ば、おたくの中に……僅かでも狂気があれば、それは一気に噴出し……、おたくはあっしになる。さぁ、自分に正直に生きてみな?」
「黙れ、あっしは獣に成り下がらないよぃ!」
ガツッとツルハシが骨削の頭蓋を砕いた。
頭を砕かれた骨削の体は地面に溶けて染み込み、ドッペル瓢の影となった。
「……嫌な感触だったねぇ。全く狂ってるよ」
完全に成り代わったことを確かめ終わると、『瓢』は地上への出口を目指す。
……だが、足首を何者かに掴まれて動けない。
「イッヒッヒ! 狂気を認識したねッ?」
「ひぃ!?」
なんと、真っ黒な影から骨削が這い出してきていたのだ!
そのままズブズブと瓢の体を影の中へ沈めていく。
「さぁ、ヒトツニナロウカ?」
「あ、あっしが『本物』だぁ~!」
どぽん、とまるで水面に物が落ちるような音が響く。
暫くすると、1つの体が地面から“浮かび上がる”。
目を覚ました彼は、暗闇の中で独り呟く。
「さて、あっしはどっちだ……?」
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骨削 瓢
:鬼は暗闇の中で嗤う>
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担当ゲームマスター
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シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月05日
参加申し込みの期限
2014年10月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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