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己の魂を越えてゆけ
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【その名を継ぐ資格】
八神 修
の前にドッペルゲンガーが現れるのは必然だった。
何故なら、彼の自宅(星ヶ丘寮の一戸建て)には、子猫7・成猫7・子犬1・成犬2がいる。
他にもハムスター4、ウサギ1、リス1と同居中。
寮生からは『八神動物園の園長』という異名で呼ばれているとかいないとか。
子猫の名前はミルク、ブラック、ミスト、マーブル、ブルー、パトラ、タイガ。
全て名前が付いているほど、彼は全員に愛情を注いでいた。
今朝、仔猫の目ヤニのチェックをしたらドッペルが現れた。
気が付けば、自分の後ろでタイガの耳の裏を撫でていた。
「また神魂か……」
八神はすぐに察した。
家族の仔猫たちは主人が増えたと勘違いし、一斉にドッペル修へ飛び掛った。
だが、それをドッペルはやんわりと払い除け、八神を見下ろした。
「君は『弱者を理解できる者が頂点に立つべき』と考えている。だが、それが何を生む?」
ドッペル修は強い口調で断言した。
「いいか、『少年老い易く学成り難し』だ。ペットは愛玩品だと割り切って誰かに譲れ。庶民の友人とやらにも、費やしてる時間は無駄だぞ」
「勝手なことを言うな。俺の家族と友人を手放すものか」
「だからお前のやり方は手緩い」
八神の反論を鼻で笑うドッペル修。
「エゴなんだよ、それ自体が。それが真の目的を果たすための何になる?」
クールな八神も、侮辱されてカッと頭に血が昇っていく。
仔猫を保護して家族として一緒に暮らすことは、彼の信念の一環だったからだ。
それを否定され、更に最終目標のことを蒸し返された。
「俺が……政治家である父を越えるのに、どんな手段を使おうが関係ないだろ!?」
「父を超えるには、同じ道をたどるのが一番手っ取り早いに決まっている。だから俺と代われ。もう、余計な遠回りは止すんだ」
ドッペル修が八神の肩を掴む。
それを八神は打ち払った。
「……ドッペルゲンガー、勝負しろ。君が優れているなら、俺が得意とする動物の扱いで勝ってみせろ」
「てっきり殴り合いかと思っていた」
ドッペル修がうそぶくと、八神は苦笑いする。
「まさか、お互い体力がないのは分かっているだろう? それに暴力はスマートじゃない」
「なるほど、さすがは『俺』だ」
ドッペル修は妙に納得していた。
こうして、2人は仔猫を1匹ずつ選出。
パートナーとして勝負に臨むことに。
「ごめんな、マーブル。巻き込んでしまって」
要領の良さに定評が有る三毛猫マーブルを相棒に選んだ八神は『彼』に詫びを入れる。
一方、忠信の虎猫タイガを選んだドッペル修。
「タイガは忠実だ。誰が強いか、理解している。政治家として従える者を見定める目は必要だ」
いかにも支配者っぽい台詞でタイガを評価する。
勝負は風呂場で勃発した。
「換毛期だし抜けるんだよな」
シャンプーすれば、泡と一緒に毛が手にまとわりつく。
皮膚を傷つけないよう優しく愛情込めてマッサージするように洗っていく。
ドッペル修も負けていない。
無駄なく効率を追求した動きは、トリマーも目を見張る動きである。
そしてブロー。
風邪をひかせないように、両者念入りだ。
八神は無駄毛をカットして切り揃える。
「こら、じっとしててくれ」
タイガがジッとしてられなくて逃げようとするのをドッペル修が抑えていた。
「乾かせないだろう? 風邪を引くぞ、タイガ」
苛立つドッペル修。
そんな彼に八神は語り掛ける。
「俺は彼等の一生を共に過ごす覚悟がある。ここじゃなく土地を借りて一緒に引っ越すつもりさ。寿命が尽きるまで全てを共有したいんだ、喜びも悲しみもな……。言っただろう、家族なんだ。大切な存在なんだ」
怒りはもうない。
ただ、八神はドッペル修に理解してほしかった。
「もし人が、人間より長生きで優れた種族を主人に持ったら、最後までその種族と生きたいと願うんじゃないかな? そういうことさ」
ドッペル修は首を振る。司政者としての将来があるのに、誰かに尽くすなど考えられないと。
八神は続ける。
「手緩く見えるかもしれないが、弱者を理解できない者が頂点に立っても良き結果にはならないよ。真の頂点には、全てを受け入れる度量と覚悟が居るんだ」
ケアが終わったマーブルは、上機嫌に八神へ飛び付いた。
一方、タイガは珍しく暴れていた。
「なぜだ? いつもは言う事を聞くのに?」
「ドッペル、教えてやる。タイガは君を主と認めないと言っているんだ。押さえ付けているだけでは、人も動物も心を動かせない」
八神は告げた。
「君に八神の名を継がせられない!」
「くっ! ……これで勝ったと思うな?」
ドッペル修は悔しそうに顔を歪めながら、その場から消えていった。
「……手緩い、か。だが、俺は俺のやり方で、あの人を超えてみせる」
八神は改めて決意を固める。そこへ一斉に家族たちが八神の体へダイブ!
動物好かれ体質、此処に極まれり。
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八神 修
:優しき先導者>
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月05日
参加申し込みの期限
2014年10月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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