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<三羽烏の襲撃1>またたび市動物園が火事です
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●魔窟会談●
【水辺エリア:爬虫類館】
ここは昼なお暗い、爬虫類館。その名の通り、爬虫類や両生類などを展示している屋内施設だ。この建物の奥で今、今回の事件の黒幕、クローネを囲む会談が行われていた。
参加者は
骨削 瓢
、
ミッシェル・ナイスゲイ
、そして
天動 記士郎
の3人だ。孔雀のヒルズも、クローネの傍らに侍って……と言うかその羽根をそびやかして、偉そうにふんぞり返っている。
『ピーッコッコッコッ、全く、愚かな人間め!
飛んで火に入る夏の虫とは、このことだねっ』
そのクローネの前に膝をつき、床に這いつくばっているのは
天動 記士郎
だ。彼だけは他の骨削やミッシェルとは違って、クローネとはこれまで面識もない。気付かれないように彼女に接近し、隙を見てクローネを捕らえようとしたのだったが、特に何の工夫もなく近づこうとしたため、あっさり敵に見つかり、こうして囚われの身になってしまったのである。
「ううっ、や、止めて……もうやめて下さいっ……
お願いです……これ以上はもう、耐えられません……!」
どこか切なげにも見える苦悶の表情を浮かべて、必死に身をよじる天動の様子を、ニヤニヤとクローネが面白そうに眺め回して、嗤っている。
「ええ〜、なぁに〜? 何が耐えられないのよぉ〜。
クローネ分かんな〜い。いったい何を止めて欲しいのか、
ちゃんとその口で言って御覧なさいよぉ〜」
「くっ……お願いですから、何か……
服を着て下さい!
」
天動のツッコミの悲鳴が、爬虫類館にこだまする。そう、ツンと上を向いた乳房と、その豊満な肢体を見せつけるように、彼の目の前で脚を組んでいるのは、人の姿になったクローネ。何かのサービス(?)のつもりなのか、とりあえず登場早々はりきって全裸だ。
「えぇ〜? ちゃんと、着てるじゃないのよぉ〜(心外)」
「それは服じゃなくてヘビという生き物ですっっ!」
ツッコミも律儀な天動さん。クローネが首に巻き付けているのは、この動物園でも
巻いて写真を撮れることで有名
な、ニシキヘビの花子ちゃんだ。この花子ちゃんのおかげで全裸のクローネも、際どい所が見えそうで見えない、絶妙に大丈夫な感じになっている。ありがとう、花子ちゃん!
もっとも、クローネの全裸にダメージ(?)を受けているのは、こんな仕打ちに免疫のない可哀想な天動ぐらいで、骨削はさして動揺もせずにニヤニヤ笑っているだけだし、
ミッシェル・ナイスゲイ
の方も、
「いや〜んクローネちゃん、全裸にヘビなんてファッショナブル!」
とその横でヨイショに余念がない。ミッシェルは以前、
人型のクローネにも会ったことがある
ので、この妖艶な黒髪女の姿を見ても驚かなかった。もっとも、ミッシェルの主観では「何物にも染まらない漆黒」ってイメージだったあの時とは、何だかノリが違うような気もするけれど……。
あと、天動があっさり捕まったのは実はクローネ一味にではなく、このミッシェルの方に、だったりもする。ミッシェルは『ひと』なのにこの世界に召喚されたので、これはテオの嫌がらせと理解、クローネを攻撃しようとする輩を、彼女の側で待ち構えていたのだった。
「クローネちゃんを虐める殿方は(性的な意味で)おしおきよん♪」
天動は抵抗してもミッシェルにクネクネと避けられ、危うく全身を舐め回されそうになった、先ほどの忌まわしい記憶を思い出し、ゾッとする。
クローネは相変わらず目の遣り場に困る格好だし、自分はいろんな意味で足を踏み入れてはいけない、魔窟にうっかり飛び込んでしまったのかもしれない……そう思う。
「やぁやぁ駄烏、新しいペットのお披露目かね」
さて、次にクローネに声を掛けたのは、
骨削 瓢
だ。
『クローネ様を駄烏呼ばわり!? それに僕がペットだとう!!』
当然横にいたヒルズが激昂したけど、骨削はのらりくらりとした態度でクローネの方に、
「おっと、こちらに戦意はないよぃ。そこの売店で食物をくすねてきた、
どうだい、一緒に高みの見物としゃれこまないかい?」
相変わらず真意の読めない骨削の言動に、その間に割って入ったミッシェルが、
「クローネちゃん、彼、また
ハグとケツアゴドリルで昇天
させちゃおうかしらん?」
これにはさすがの骨削も、ヒッと思わず後ずさりしかけるが、
「いいのよぉ〜、なぁに? 面白い話なら、聞いてあげるわよ〜」
余裕たっぷりのクローネにいなされ、ミッシェルも物足りなそうに引き下がった。
「さて、今回はどういった趣向で?」
と適当な食べ物を差し出しながら、骨削がクローネに訊ねる。
「出禁になった天界に部下を送ってまで悪魂石を狙ったり、
ミルの乳飲むのに追われてるおたくが、
わざわざペットの戯言に同伴する程暇とも思えんのだよ。
第一おたくの理想郷は焼け野原でなく砂糖菓子だったはずだが?」
「それにイケメンもねっ! ってあらやだ、それ
私の超深層心理の話
でしょ?
あんた達さぁ、乙女の秘密を、勝手にぺらぺら広めないでくれるぅ〜?」
そう言ってぷんぷん怒り出すクローネは、どう見ても乙女とか言える格好じゃないんだけど、ともかくこの動物園の焼け跡が彼女の望み、って訳ではないらしい。ヒルズはともかく、少なくともクローネの方は。
「テオ公とは天界にいた頃友人だったとか恋仲だったとか噂も聞くよ〜、
そんな故郷を捨ててまで何を望むのか気になるところだぁね」
『クローネ様と、あの猫が恋仲だって!?』
これには隣りにいたヒルズが、ものすごい勢いで嘴を突っ込んできた。
『あんな不細工な猫とクローネ様が、恋人なはずないだろう!
クローネ様の恋人に相応しいのはそう、世界で1番美しいこの僕だけ……!』
(チッ……このクジャク、邪魔だねぇ)
内心で骨削は舌打ちする。今の質問でクローネの反応を見たかったのだが、この孔雀に邪魔されて見そびれた。もっとも、その後のクローネは恋仲疑惑をとくに否定も肯定もせずに、ニヤニヤ面白そうに笑っている。興味だけは引けたらしい。そもそも、2人が恋人だったなんて噂はどこにもなく、これは骨削一流のハッタリだ。
「あらん? アナタ、クローネちゃんの彼氏なのん?」
『ピーコッコ、もちろんそうさ!』
胸を張ってそう答えるヒルズに、ミッシェルも横から意地悪な質問を重ねる。
「あら、そうなのん? じゃあ世界で1番美しいヒルズちゃんは、
やっぱりクローネちゃんよりも、自分の方が美しいと思ってるのかしらん?」
「アッハハハ! そうそう、私も前からそれ、聞きたかったのよぉ〜」
目を白黒させているヒルズの横で、さらにクローネがその質問に乗っかった。
「どうなの、ヒルズぅ〜? 私とあんた、どっちが世界で1番美しいのよぉ〜?」
当の上司からも挟み撃ちに遭い、ぐ、ぐぬぬ……と身を震わせていたヒルズが、やがて渋々こう答えた。
『そ、それはもちろん、世界で1番美しいのはクローネ様で……
世界で2番目に美しいのが、この僕です……』
「ウフフ、そうそう、それでいいのよぉ〜(ナデナデ)」
とまぁ、そんなやり取りでともかく、この場は収まった。ミッシェルは、嫉妬に燃えたヒルズがクローネに攻撃をかますか? とも思ってカマを掛けてみたのだったが、そこまでの修羅場にはならなかった。しかし、この一部始終を見ていた骨削は、内心でほくそ笑む。
(この不和の種は、いずれ……何かに使えるかもしれんねぇ〜?)
「よぅ三馬鹿! さっき外を逃げてったクジャク、
ここの動物園のクジャクと見受けるが、捨ておいてよかったのかい?
おたくよりよっぽど美しかったから、おたく実は
世界で3番目以下のクジャクじゃないのかねぇ?」
『なっ、何いい? またあいつか、あれだけ羽根を毟ってやったのに、
性懲りもなくぅ!(ばたばたばた)』
そして骨削はようやく、口八丁でヒルズをこの場から追い払うことに成功。口から出まかせのつもりだったが、なんかヒルズの知り合いの孔雀っぽかった。
「それにしても、三羽『烏』なのに、孔雀って……」
とバタバタ外に出て行くヒルズを見送りながら、ミッシェルが首をひねる。そしてクローネの方を振り向くと、身をクネクネさせながらにじり寄って、彼女にこんなことをせがんだ。
「孔雀でもなれるなら、人間でも三羽烏になれるのかしらねん?
ねぇクローネちゃん、まだ空席があったら、アタシ三羽烏に立候補したいわん!
アタシ、クローネちゃんのもれいびになりたいの!」
「ごめんねぇ〜。せっかくだけど三羽烏はもう、4羽目まで決まってるのよ〜」
「そう、残念ね……(しょぼん)って、4羽いるんかーーい!」
ミッシェルさんのキレイな突っ込みが入りました。
「三羽烏なのにカラスでも3羽ですらないんだったら、
5人目がいてもいいじゃないのよん! ねっ? アタシも三羽烏に入れて!」
「えぇ〜、どうしよっかな〜〜」
「じゃ、じゃあとりあえず、ヒルズ以外の三羽烏は、他にどんな鳥がいるのよん?」
「2羽目は、
ペンギンのニヒル
ね」
ものすごくあっさり、クローネが口を割った。というか、そのまま部下の愚痴話を始めた。
「でも、ヒルズとこのニヒルは、仲が悪くってねぇ〜。
それで今日も、一緒にココに連れて来れなかったのよ〜。
この2羽が手を組めば、そりゃもう
無敵の能力になる
のに……(ぶつぶつ)」
「ふ、ふ〜ん……じゃあ3羽目は?」
「3羽目はプレイ中だから、まだ秘密ね〜」
「プレイ中って、なによう!」
また何だか重要度がよく分からない情報が出てきた。「教えてよ〜ん!」「どうしよっかな〜」とかそんなふうにミッシェルとクローネがキャッキャウフフしていると、それまでずっと黙りこくっていた
天動 記士郎
が、そこでぽつりと口を開いた。
「……目的は、何なんです?」
へっ?、とこちらを向く全裸美女から全力で目を逸らしながら、天動は理性を保ちつつもう一度訊ねる。
「あなたはこれまでもこの寝子島では、かなり悪意のある騒動を
起こしてきたようですが、今回は特に犠牲が多すぎる。
本当の目的は、何なんです?」
そしてクローネの反応を見ようと、こんな推理を話してみた。
「今回のように何か事件が起これば、それに対応する方法をもれいびは考える。
──これ以上もれいびのろっこんを進化させてどうする気ですか?」
けれどもクローネの反応は、
「えぇ? 私があんた達を進化? よく分かんないけど、この私が
わざわざあんた達を強くなんて、してやるわけないじゃな〜い?」
とキョトーンとするばかり。どうやら天動の推理は、的外れなものだったようだ。ただ、不正解だと分かったことも、また情報の1つには違いない。
そして「今回の事件の目的」については、先ほど骨削も訊ねて、まだクローネから回答が得られていない質問だ。ミッシェルも「愛の巣を作るなんて話、ヒルズが言ってるだけよねん?」とぐいぐい答えをせがむので、その2人の勢いに押されるかたちで、渋々クローネが白状する。
「分かった、わかったわよぉ、でもさっきの2羽目の三羽烏の話も含めて、
テオや他の連中には秘密にしといてくれなくっちゃ、イヤあよぉ〜?」
本気かどうかはともかく、こくこく頷く骨削とミッシェルに、クローネが今回の事件の目的を教える。
「簡単よぉ? 3羽目の三羽烏を、この動物園から解放しに来たのよぉ〜」
「クローネ……!」
そこに突然通路の奥から、ぬっと仮面の男が現れた。
「クローネ、お前がこうやって騒ぎを起こすのは退屈で満たされないからなんだろ?」
灯 斗南
だ。今のクローネの話はまるで聞いていなかったのか、いや恐らく意識が朦朧として、耳にも入っていなかったに違いない。最初の爆撃で焼夷弾を受けたまま、治療を求めることもなくこの園内を彷徨った灯は、まだ全身がボロボロのままだったからだ。そんな状態にもかかわらず、
「なら、もう退屈を感じさせないようにしてやるよ……って、うわあああああ!」
とろっこんを発動させようとした灯だったが、ところがその台詞は最後まで続かなかった。
「チェストーっ!!」
といきなりミッシェルがその仮面をぶち割って、濃厚なぶっちゅーをかましたからだ。灯のろっこんは、素顔を見られてしまったら発動できない……残念ながら。
「そうそう、その調子ぃ〜。ミッシェルちゃん、三羽烏に立候補するんだったら、
実力のある所を見せてもらわないとねぇ〜?」
と後ろでけしかけるクローネに「任せてよん♪」と答えて、さらにヒゲじょり攻撃、お尻さわさわと、性的な攻撃をしつこくねっとりしてくるミッシェルに、弱りきった灯には、もう抵抗する術がなかった。ほんとは、相討ち覚悟でクローネと決着をつけようと、ここまで苦労して来たのに……。
「や、やめろぉ……そのナイスゲイ汁ブッシャー攻撃だけは! うわあああああ! うわあああああ!」
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シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月22日
参加申し込みの期限
2016年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月29日 11時00分
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