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味覚の秋・米フェスティバル!
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「どこも楽しそうで、どこに行くか迷っちゃうよー!」
出店をぐるりと見回して、首から二眼レフカメラを提げた小学生の
椎名 あさひ
は、嬉しい悲鳴。
美味しい匂いもそうだけど、皆が楽しそうにしているのは、不思議と胸が温かくなるものだ。
「おかず券で何もらうかも、迷っちゃうな……あんまりたくさんも食べられないし……」
唇に人差し指を当てて、あさひは ほんのり困った笑顔。
小さな鼻をくすぐるのは、食欲をそそるサンマを焼く匂い。
「はぁー、すっごくいいにおいだから、焼きサンマは けっていかな……あとは何にしようかなー?」
「おいで、漬物をやろう」
漬物屋の親父・
梅川 照喜
が手招きしている、あさひは酒盛りする爺達の輪の中へ入った。
「ありがとう、んん?」
こてんと細い首を傾げた、あさひの目に飛び込んで来たのは、招き猫。
「おつけもの屋さんの まねき猫さん可愛いなぁ。
良かったら おじいさん達と一緒に、撮らせてもらっていいですかー?」
お団子頭のあどけない少女のお願いに、爺ズはガッチリ肩を組む。
「もうちょっとよってねー、まねき猫さんも 入るように。OK。はい、1たす1は~?」
「「ニッ!!」」
ジョッキを持ち上げ、ニカリと歯列を見せる爺ズ。
「すてきな笑顔を、ありがとうー!」
「なんのこれしきじゃ!」
礼儀正しく頭を下げる あさひに、目尻が下がりっぱなしの爺ズである。
「あれ? 校長先生こんにちは、何しているんですか?」
そこへ
御剣 刀
が、
宮祀 智瑜
と共に漬物を買いにやって来た。
「照喜さん、梅干を買いに来ました。校長先生も皆さんも、こんにちは」
「チャオ、楽しんでるかい?」
たくわえた髭にビールの泡をつけながら、太鼓腹を叩く校長に、智瑜は店で来れなかった祖父母の事を思い出した。
「ご飯を、おにぎりにして持って帰っても大丈夫でしょうか?」
「構わんじゃろ。米のアピールとしては、申し分ないじゃろうて」
照喜はそう言って、おにぎり用に余分に梅干を包んでくれた。
「あ、あさひも作るよー。おかあさんが味付けのりと、塩とラップを持たせてくれたから」
「へえ、用意がいいな」
感心する刀も。彼も出来たての熱々を食べれると、おにぎりを作る気だ。
「お母さん直伝のラップでつつんで作る、ねこさんおにぎり作るよー」
可愛らしく並んだ猫の顔を思い浮かべて、あさひは上機嫌。
「私達も、どこかに海苔が売ってないか探してみましょうか」
「俺は味海苔より、焼き海苔がいいな」
「私、サンマも買いたいです」
「あ、ちょっと待って。いただきます!」
智瑜を待たせ、刀は立ったままで漬物と一緒に、米を掻き込む。
「ご馳走様でした! 行こうか」
「え……?」
智瑜はきょとんとして、聞き返す。
「いや、今のはウォーミングアップ。これからが本番だろ?」
爽やかに言い切る少年に、智瑜は少し眩暈を感じたのだった。
●
「唐揚げは主菜ってことになるのかな。あとは副菜にお味噌汁を貰えば、バランスとれるんだろうか?」
なんて言っていた
津島 直治
だったが、いざ野菜・汁物ブースに訪れると、強烈なカレーの匂い。
「……カレーも美味しそうなんだよなあ」
券はあと一枚、他のものにも目移りするが、さんざん迷った直治が選んだのはカレーだった。
全てをご飯の上に乗せて、唐揚げカレーに。
「直治君、がっつりだねー。
俺もご飯の上にイクラとそぼろを乗せて、丼物にしてみたんだー!」
千鳥 雅人
も自分の戦利品を披露する。
トレーには
澪乃 澄佳
と一緒に選んだ、味噌汁も乗っていた。
「さてさて、いっぱい買ったしあとは……いただきまあす、だねえ」
ほくほく顔の澄佳がニッコリ微笑んで、三人は手を合わせた。
「……!! おいしい!」
唐揚げカレーを一口食べた直治が、思わず声を上げた。
唐揚げは齧れば、肉汁がジュワっと溢れてくる。
食感も素晴らしい。
カレーは市販のルーでは出せないスパイシーさだった。
「お米もおかずも美味しい、こんなに美味しいもの食べられるなんて……!」
そういえば、と直治は思い出す。
昔、母様が作ってくださったカレーにも、唐揚がのせられていましたっけ……。
つい昨日のように思い出す。
よし、今日はお腹一杯になるまで食べよう。
カレーライスを頬張る直治の顔には、子供らしい笑みが浮かんでいた。
「良かったねえ。美味しいご飯に、すてきなおかず。何て幸せ……♪ はむっ!」
鮭を頬張った、澄佳の表情も綻ぶ。
「生きてて良かったぁ……」
雅人もイクラと肉そぼろが、両方スプーンに載るようにして口に運んだ。
「ん~っ、甘辛いお肉とプチプチのイクラが、良い感じにマッチしてる~♪」
「美味しいねえ」
「「はい!」」
澄佳が笑えば、後輩達が声を揃える。
(二人とも、めんこいなぁ)
「あ……」
味噌汁を飲んだ雅人が、眉を顰めた。
「ん、なしたの?」
「うぇ、このお味噌汁……茄子が入ってる」
「お茄子、苦手だったの?」
「はい、でも残すわけにもいかないし……」
雅人のアホ毛が、しょぼんと垂れる。だが澄佳が、雅人の味噌汁から茄子だけを拾ってくれた。
「したっけ、あたしが茄子だけ貰っちゃうね」
「うう、申し訳ないんだよー!」
「なんもなんも、美味しいお茄子さ残したら、いたましいもの!」
朗らかに笑う澄佳に、雅人は「あ」と頬を指差す。
「先輩、ご飯粒ついてるよ?」
「あれ、ご飯粒? ふへ、どこについてるべか?」
慌てて、頬をぺちぺちと探す澄佳。
「そこじゃなくて、右のほっぺたー」
「右……あ、あったねえ。ついついおだっちゃって、恥ずかしいねえ」
「ふふ、慌てん坊さんだねぇ」
俯いて、米粒を口に入れた澄佳だったが、向き合った雅人の頬にも発見してしまった。
「そう言う雅人くんも、お弁当ついてるよう」
「……え? 俺にもついてる? あわわわ……!」
「ふふ、お揃いだったね?」
二人は一斉に、噴き出した。
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月29日
参加申し込みの期限
2014年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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