this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
冷し中華、始められませんでした
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
10
つぎへ >>
【冷やし中華を作る者達(四)】
《現れた宇宙人(?)の場合》
その頃、海の家の外には新たな挑戦者達の姿がありました。
「冷し中華作ろうぜ!」
赤毛の小柄な少年
ロベルト・エメリヤノフ
くんは電話で呼び出した二人の友人――銀髪の少年、
内藤 武諭
くんと、染色の髪の少年、
神嶋 征一郎
くんに向かって軽やかにそう宣言しました。
『……は?』
二人が同時に怪訝の声をあげました。
「おいィ? 俺は冷やし中華を食いに来たのだが?」
呆れ顔で抗議の声を上げる武諭くんと、
「……そういうことか。なら、予め言っておけ」
どことなくこうなることを予感していたかのような深いため息混じりに言って、じろりと睨みつけてくる征一郎くん。
そんな二人にロベルトくんは悪びれずにニッコリ笑って、
「うん! 二人ならそう言うと思ってたよ。だから、黙ってたんだけどね!」
と、堂々と宣言。
その時点で武諭くんと征一郎くんにスイッチが入ります。
「よし。神嶋、ロベルトの右腕を持て」
武諭くんの声に征一郎くんが無言のまま頷くや否や、二人は光のごとき速さでロベルトくんの左右に取りつきます。
「え? あ、ま、待つんだ二人ともっ! 話せばわかる! あのおじさんの悲しみのポーズを見たら二人だってきっと――や、やめろぉ! そんな、そんな、僕を……宇宙人みたいに引っ張るなーーーっ!!!」
魂の叫びは天には届かず、哀れロベルトくんは20cm近くの身長差がある二人の友人に両腕を引っ張り上げられて店内まで連行されることになったのでした。
《
ロベルト・エメリヤノフ
くんと
内藤 武諭
くん、そして
神嶋 征一郎
くんの場合》
「なるほど。あの御仁に代わって新商品をつくる、か。いいだろう。料理などしたことないが(キッパリ」
「え」
事情を理解し、きっぱりと言い切った武諭くんにロベルトくんは目を見開きます。
「自分も指を怪我するかもしれねぇからほとんどしたことねぇが……、お、アワビにロースもあるじゃねぇか」
征一郎くんもまたはっきりとそう言い放ちつつ、積まれた高級食材を一瞥します。
「……そうか。二人とも料理やらないクチか……。僕も出来なくはないけど得意ではない……。けど、とにかくやってみよう!」
若干(?)の不安に汗を滲ませつつ、ロベルトくんは店のおじさんに自分達も創作冷やし中華に挑戦したい旨を伝え、準備を始めます。
「せっかくだから三人で案を出し合いつつ、三人で三皿つくる。いいね?」
「わかった」
「ちっ、めんどくせぇな……」
ロベルトくんの声かけに武諭くんと征一郎くんがそれぞれに応じます。
「まずは一品目か。とりあえず騎士道にのっとり、中華麺にひたすら高級食材を入れてみようと思うがどうか?」
「騎士道関係ねぇだろそれ……。だが、どうせやるなら店の看板になるものを作りてぇな。アワビとロースが入ってりゃ客の目は引くんじゃねぇか?」
「よし、じゃあ僕は、そこにさらにしいたけとえのきをトッピングしてみよう!」
早くも一皿目の内容を決めた三人は息のあった連携で――
「おいィ、ロベルトォ! なんだか煮立ってきたんだがどうすればいい!?」
「うわー! 内藤さっそくぅぅ!」
息のあった連携で――
「沸騰してんだろ、火止めればいいだろうが(カチッ」
「って神嶋ー!なにしてるー! ……逆じゃないか! 強火にっ、強火になってる!!」
「……わざとじゃねぇ」
――息のあった連携で料理を進めていきます!
そうして無事に(?)一皿目が完成。
『アシエロ麺と名付けた!』
ロベルトくんと武諭くんがハモって宣言し、
「……材料の頭文字っつーのはわかるが、何故その並びにした?」
どこに足がえろい要素があるのかさっぱりだろ、と征一郎くんがツッコミます。
一皿目から早くも波乱万丈のチームトリコロール(髪の色的な意味で)。
彼らは勇猛果敢に二皿目に挑戦していきます。
「二作目! 肉、食べようぜ!」
ロベルトくんの身も蓋もない感じの提案で、二皿目は各自好きな肉を突っ込んでみることにしました。
「僕は鷄ムネときゅうりがいいな!」
「肉か。俺はうなぎにしよう。……魚『肉』だからいいだろう」
「自分はベーコンといりごまだ。あと、こいつを添えるか」
『…………ッ!?』
征一郎くんが三つ目に用意した食材にロベルトくんと武諭くんが目を剥いて、息を詰まらせます。
「……神嶋? その物体Xはいったいなんだい?」
「あ? なにって普通に海ぶどうだが?」
「……名前は聞いたことがある。が、実際に見るのも食するのも今回が初めてだ」
「え? これ食べられるの!? マジで!?」
「……マジではこっちの台詞なんだが。普通、食わねぇか?」
二人の友人の反応に驚きつつ、慣れない手つきでベーコンを切る征一郎くん。
「……神嶋、手ぇ震えてるぜ?」
「……うるせぇ」
そうしてできあがった二皿目。
武諭くんは蠢かんばかりの肉の群れに載せられた海ぶどうを見て、
「海ぶどうを添えるとなんだろう…見た目がこう…魔界っぽくなるな(謎)」
……などというわけで、二皿目は「皿翔肉蠢(サラカケルニクノウゴメキ)」と命名されました。
「そこが魔界なら深淵を覗いてみろ。戻ってこられねぇと思うが(フッ」
今日の征一郎くんは若干ニーチェが入っているようです。
「次で最後だね。……ていうか、これコストとか考えなくてよかったのかな?(ガクブル」
「今更かよ」
震え声のロベルトくんに征一郎くんが突っ込んで、
「なら、最後は徹底的にコストを削減したものをつくってはどうか?」
という武諭くんの意見が採用されます。
「僕はもやしと卵!」
「自分はトマトだな」
「ふむ。あとはキャベツといったところか。こんにゃく麺でもあれば完璧だったが、中華麺で妥協しよう」
こうして出来上がった三皿目。
「なんというか、こう、ダイエット食みたいなのができたな……」
またも武諭くんの一言で、三皿目は「清貧如菜(せいひんなのごとし)」と名づけられました。
そして、いよいよ審査員を呼んでの試食タイムです。
「おお、お兄ちゃん達は三人で三皿か! 仲が良いねぇ!」
なんだか妙に嬉しそう笑う店のおじさん。
「ふうん。これまた作った本人に負けず劣らず個性的な中華が揃ってるじゃないかい」
桜崎 巴
さんも興味深そうに三つの皿を見比べて、一つ一つ箸をつけていきます。
「ぱっと見で目を引く名前がいいな。それにいずれの味も悪くない」
八神 修
くんも落ち着いた様子で三つの皿を食べ比べ、冷静にコメントを述べていきます。
「……内藤、神嶋。僕達ってたぶん彼らの先輩だよね?」
ざっくばらんな物言いの後輩達のコメントに思わず確認を取るロベルトくん。
「別に構わねぇだろ。下手に気ぃ遣われるより、正直に言ってくれた方がよっぽどいい」
「俺も同感だ。料理の世界に年齢など関係ないだろう」
「いや、それは僕もそう思うけどさー」
ロベルトくんは頬を掻きます。ボケたのに、マジレスされて反応に困っているようです。
「いや、どれもいい! ちゃんと美味いのはもとより、三人が楽しく、それでいて食べる人のことを考えてつくってるのが舌から伝わってくる!」
と、そのとき、三つの皿の試食全てを終えたおじさんのコメントにトリコロールな三人は思わずはっと顔を見あわせます。
「……三人で」
「楽しく……」
「……食べる人のことを考えて、か」
どうやら三人とも思いあたる節はあったようで、誰からともなくふっと息を漏らして何か腑に落ちたような表情を見せます。
同じ感想は審査員以外の試食にやってきた人も抱いたようで。
(……お、俺も……いつかこんなふうに一緒に……友達と料理、したいな……)
と、
飛吹 勘助
くんは憧れのような感情を抱き、
「……俺も美味かったと思う。こんな料理、作れるようになったらいいな」
と、
津島 直治
くんも率直な感想を漏らしました。
そうして一気に八、九、十品目が完成したのです。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
冷し中華、始められませんでした
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月20日
参加申し込みの期限
2014年09月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!