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冷し中華、始められませんでした
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【冷し中華を始める者達】
《
仲村渠 鳴
さんと
獅子島 市子
さんの場合》
さて、
仲村渠 鳴
さんの呼びかけの甲斐もあり、いまや海の家にはたくさんの人達で賑わっていました。
「……よかった。こんなにたくさんの人が協力してくれることになって」
まわりの人々の様子を見まわし、鳴さんはほっと安堵の息を吐きました。
「……この島は本当にお人良しが多いね」
肩を竦めて呆れたような口調でそう言ったのは
獅子島 市子
さん。
ですが、何を隠そうそんな彼女もお友達の鳴さんに誘われて冷し中華作りに参加する一人なのです。
「ふふ、市子もありがとうね」
ぶっきらぼうなフリをして困った人を放っておけない友人に微苦笑をしつつ、鳴さんは言います。
「……ったく、しょーがねーな。厨房借りんよ、爺サン」
市子さんは少し照れたようにふいっと顔を背けると、そそくさと調理場に入っていきます。
「あ、ま、待ってよ、市子っ!」
鳴さんはそんな友人の背中を慌てて追いかけます。
そんな微笑ましい二人を見て、名もなき海の家のおじさんは、
「く~、お嬢ちゃん達すまねぇなぁ。具材はここにあるものなら遠慮せずにどんどん使ってくれ。コストとか味とかこまけぇこたぁ何も気にしなくていいからな!」
と男泣きをするのでした。
「……いや、爺サン、味は気にしないとマズいんじゃねーかな……」
市子さんはそんなおじさんに至極真っ当な突っ込みを入れつつ、てきぱきと準備を進めていくのでした。
《
桜崎 巴
さんの場合》
では、ほかの人達の様子も覗いてみましょう。
「ほーう、こいつがトンデモ冷やし中華の材料かい……」
無造作に積み上げられた食材の山を腕組みしながら眺めてそう言ったのは《猫鳴館の魔王》こと
桜崎 巴
さん。
(こりゃトンデモどころかゲテモノまで混ざってるね。しかもおっさん、あんた原価の概念はどこ遣ったんだい?)
明らかに加減と方向性を間違えた材料の豊富さに呆れて溜め息をつく巴さん。
(ま、そんなのはあたしが気にすることじゃないね)
それよりも問題はこの材料の偏り具合にあると巴さんは考えました。
(あたしも案を出そうと思ったが、この材料じゃどうしようもないね。よし、それならここは一つあたしも審査員役に立候補と行こうじゃないか)
巴さんはさっそくおじさんに声をかけることにします。
「おっさん、ちょいといいかい?」
「ん? おねえちゃんも冷やし中華をつくってくれるのかい?」
「いいや。むしろ、あたしは審査員役をやってやろうと思ってね」
「審査員役?」
思ってもみない言葉に目を見開くおじさん。
「そうさ。審査員がおっさん一人じゃ客目線ってものが足りないだろう? プロの視点で審査するあんたに、客の視点で審査するあたしが加われば心強いことこのうえない。そう思わないかい?
もちろん引き受けるからには選り好みしないで全作品きちっと食って評価を下させてもらうよ」
(それなら食費も浮くしね)
と、巴さんは心の中で本音をポロリしますが、もちろんそんなことを口には出しません。
「なるほど! そいつは目からウロコの発想ってやつだ! それじゃあ是非に――」
と、そのときでした。
「その話。俺も乗らせてもらっていいだろうか?」
二人の前に新たなる審査員希望者が姿を見せました。
《
八神 修
くんの場合》
「……おや、誰かと思ったら修じゃないか。あんた、そんな食い意地の張ったキャラだったかい?」
颯爽と現れた八神くんを、桜崎さんは少し意外そうな目で見つめます。
「公平性を保つためには審査役は多い方がいいだろう? それと、店長。少し俺の話を聞いてくれませんか? 面白い企画があるんです」
「面白い企画?」
「ええ。店長は今日出品された創作冷やし中華の中でもっとも優れた一品を商品化する予定だと聞きました。
でも、どうせやるなら今回出品された全ての冷やし中華を実際に販売して売り上げトップに輝いたものをレギュラー商品化するというのはどうです?」
「……ぜ、全部っ!?」
おじさんは目を見開きます。それもそのはず。たとえ一週間の限定とはいえ、全員分の冷やし中華を全て販売するとなれば相当な手間がかかります。
「さらにレギュラー化以外の商品も週替わりあるいは日替わりで『店長冒険の品』として販売して欲しいと思います。つくった人は喜ぶと思うし、今の世の中、何がウケるかなんてわかりませんから」
そう言って、修くんは海の家に集まった大勢の人々の姿を見まわします。
思惑はそれぞれでしょうが、誰もがみな一生懸命に創作冷やし中華に取り組んでいることは間違いがなさそう。
そんななかで。
「へぇ、なかなか面白いアイデアじゃないか。でも、言うは易し、行うは難しだよ?」
巴さんがおじさんの言葉を代弁するように言うと、
「もちろんこの提案が採用されるなら俺も全面的に協力させてもらうつもりだよ。ねこったーやクチコミによる宣伝、写真入りのメニューやHPの作成などできうる限りのことはやらせてもらう」
修くんはそのような反応も織り込み済みと言わんばかりに滔々と言葉を返します。
「ふふん、言ったね」
巴さんはそんな修くんの反応に満足げに鼻を鳴らし、
「だってさ。どうだい、おっさん?」
と、おじさんに話を振ります。
おじさんはムムムと腕を組んで唸り、しばし黙考。そして。
「……よし! おっさんも男だ! その話、乗った!!」
ついに修くんの意見の採用が確定しました。
「だが、競争原理が働く方がみんなもやる気になるってもんだ。全商品化の話は審査が終わるまで黙っといてくれ」
おじさんの言葉に巴さんと修くんが頷きます。
「ふふ、こいつは面白くなってきたね。さて、いったいどんな冷やし中華が出来上がってくるのか。楽しませてもらうとしようか」
くつくつと笑って巴さんがどっかりと椅子に腰を下ろします。
おや? そんな彼女の様子を遠くからじっと見ている人の姿があるようですが――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月20日
参加申し込みの期限
2014年09月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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