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●バーストアウト・2
「ああっ、危ないっ!」
梢の落下に最初に気がついたのは半魚人たちを翻弄していた創だった――考えるより先に身体が動く。
素早い動きで間一髪、落ちてきた梢の下に潜り込んで受け止めた。
とは言っても、自分の身体をクッションにしたようなもので、両者とも着地の激しい衝撃に目を回す。
常識で考えれば両者ともに重傷を負っても不思議ではないのだが、幸運にも怪我一つしていない。
「あ、ありがとう……」
「えへへー、バスケ部の、体力って……すごいんだよっ♪
でも、疲れちゃったから、あと………よろしくね………」
創は梢の下でそう言うとぱたりと気を失う。
同時に周囲の半魚人たちが包囲の輪を狭め、じりじりと迫って来る――
「お前らぁ、よく頑張ったぁ!」
その時、けたたましい音と共にタイヤから煙を上げて、鋼成の運転するトラックが猛然と浜辺に突っ込んで来た。
一帯は騒然とし、トラックは動揺する半魚人たちの間をすり抜け、砂を巻き上げて急停止する。
「天衣からの連絡だ。怪我人や動けない奴を拾って、一旦シーサイドタウンまで下がるぞ」
鋼成はすぐ近くに刀の姿を見つけると、そう言いながら手にした細長い袋を投げて渡す。
受け取った刀が中身を確かめると、それは曇りない刀身を持ったひと振りの見事な日本刀――
(重い、これが命を奪う物の重さか)
刀は手にした鉄に上乗せされた重さを確かめて頷くと、周囲を取り囲む半魚人たちに向かってそれを構えた。
一呼吸して敵を見据え、ガチンと撃鉄が落ちるイメージを思い浮かべる――
すると刀の目の前の半魚人たちの動きがとたんにスローモーションが掛かったかのように緩慢なものになっていく。
刀のろっこん『加速』が彼の精神と肉体を加速したのだ。
半魚人たちには加速された刀の姿は早過ぎて捕える事ができない。
のろのろとしか動けない半魚人の間を、刀は疾風のように猛烈なスピードで駆け抜け、日本刀を振う。
ひとたびそれが敵をとらえれば、その手を通して肉を切り裂く感触が伝わって来る。
ゲームやアニメを見るのとは違う感覚――
剣士になった時に覚悟していたとはいえ、決して心地良いものではない。
だが、血しぶきを上げて真っ二つになるかと思われた半魚人の姿は陽炎のように霧散して消えていく。
生き物のようで生き物でない。それらはあくまでも掴みどころのない謎の存在であった。
不思議ではあるが、今はそれを気にしている場合ではない。なんであれ攻撃は効き、倒せば敵は減るのだ。刀は一心に目の前の半魚人を薙ぎ払う。
刀の太刀筋に圧倒されて、半魚人が後退した所へ博美が身を割り込ませ、撤退の為の血路をこじ開け、トラックの助手席から飛び降りた天野が、まだショックの抜けきらない梢と創に手を貸して荷台に乗り込ませる。
何体かの半魚人が彼らを追って荷台に飛び込んできたが、天野がひと睨みしたとたん見えない壁に弾かれたかのようにそれらは反対方向に吹き飛ばされた。
天野のろっこん『裏切りテリトリー』の効果だ。
いくら吹き飛ばされても次々とトラックに近付いてくる半魚人の相手をしながら刀は、視界の端によろよろとふわりに手を引かれてやって来たサンマさん(真)の姿を見つけて疑問に思っていた事を聞いてみる。
「このサンマ騒動はお前が関係しているのか? この連中は一体何なんだ?」
「それはこっちが聞きたいぐらいだぜ。まったく紛らわしい上に寝子島を破壊するだなんて許せないんだぜ」
どうやらサンマさん(本物)には身に覚えがないらしい。
では、あのカラスは――?
刀は騒然としている砂浜のどこかにその姿がないか探してみるが、この混乱の中ではそれを見つける事は困難だった。
「というかスーツ脱ぎなよ、ややこしいから」
「スーツ? 何の事だぜ? こっちは本家なんだぜ。脱ぐなら真似してるあっちの方だぜ」
紛らわしさにサンマさんを荷台に引っ張り上げながら天野が言うが、サンマさんは断固それを拒否。
「まったく、しょうがないなぁ……」
天野はやれやれと肩をすくめながらも、またサンマさんが半魚人軍団の中に紛れこんでも見失う事のない様に、こっそりサンマさんの背中に『本物』とスプレー缶で書いておいた。
背中で語る男、サンマさんの伝説がこの瞬間生まれた。(のかもしれない)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
柊いたる
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月31日
参加申し込みの期限
2013年02月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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