大怪獣襲来！～寝子島防衛戦～｜リアクション

大怪獣襲来！～寝子島防衛戦～

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　夕闇の迫る九夜山山中――

「巨大サンマと半魚人軍団はシーサイドタウン駅を破壊した後、スタジアムに向かった。
　しばらくはこっちへは来ない様だな」

　ろっこん『絶一門』で視覚を強化して、島の様子を見ていた天衣祭が状況を報告した。
当初の計画ではシーサイドタウンで仕留められなければ、九夜山を最終決戦地にする予定だったのだが、巨大サンマの侵攻ルートの予測や誘導が甘かったのか、計画は変更せざるを得ない状況であった。

「とんでもないことになったな。
　まさか、あんな馬鹿でかいサンマさんを見る日が来るとは思いもしなかった……」

　集まった防衛メンバーに食事を提供した高梨煉が後片付けをしながら感慨深そうに言う。。

「しかし、何でカラスの鳴き声がしたんだ？」

　テオの話を聞いていた時に聞こえたカラスの鳴き声。
　それを事を気にしていたのは煉だけではなかった。