this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
酒は飲んでも飲まれるな
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
…
22
つぎへ >>
「今日も、暑いですね~」
「ニャー」
野良猫に話しかけながら、
椿 美咲紀
は、「ひんやり甘酒」の缶を開けた。ぷしゅ、と涼しげな音がする。
「ニャア?」
「これですか? 心配無用、これはアルコール1%以下のソフトドリンクですよ。未成年が飲んでもおっけー! 夏バテ防止です」
猫との会話を楽しみつつ、美咲紀は「ひんやり甘酒」を味わう。
「私の実家は三重なのです。知ってますか? 酒豪型遺伝子の出現率が一番低い県が三重県だって。つまり私は遺伝的にお酒に弱いんですにゃ~。本当のお酒はNG……」
喋りながら、美咲紀はとても気分が良くなってきていることに気づく。おかしいな、ただのソフトドリンクなのに。
「ふふふっ」
上機嫌になった美咲紀は、目の前の三毛猫に手を伸ばし、思いっきり撫で始めた。
「もふもふ~」
人懐こい野良猫は、転がってお腹を見せる。
「いい子だね~、猫缶開けたげようか?」
いつでも猫と戯れられるよう、猫缶は必ず1つ常備してある。熱い抱擁を交わそうとすると―――
「お、猫パンチ。爪を出さないのは優しさですね! このままうちの子になりませんか?」
幸せ満点の美咲紀。だが、ふと顔を上げたとき、近くの民家の壁に寄りかかっている人影を見つけた。寝子高の制服を着た少女が、うつむいて目をつむっている
栗原 瑞穂
が、酔いに当てられて動けなくなってしまったのだ。
「あれ、大丈夫ですかぁ?」
三毛猫を抱いたまま近寄る美咲紀。瑞穂が薄目を開ける。美咲紀の姿を認めた瑞穂は、一瞬の後、ニカッ、と笑う。
次の瞬間だった。
「つーかまーえたっ!」
一瞬の早業で、美咲紀は瑞穂に捕獲された。
「な、何ですか?」
「肌きれい! ポニテかわいい!」
今度は美咲紀がもふもふされる番だった。
「ひっ、くすぐったい! やめて下さい~!」
「きゃはは、あなたかわいいわね!」
旧市街の皆が酔っている今、美咲紀の悲鳴が誰かに届く気配は、ない。
「あれ、れ……オイラ、なんで旧市街に来たんだっけ」
旧市街の通りを歩いていた
琴櫻 輝之助
は、首をかしげた。ちゃんとした用事があったはずなのに、なぜか思い出せなくなっている。心なしか、足元もふらふらしている。酒も飲んでいないのに酔っ払ったのか?
「う~ん、全然思い出せねぇ……まぁ、そこらへん歩いてたら自然と思い出すっしょ」
どうしても思い出せないものは仕方ない。輝之助は辺りをうろうろすることに決めた。
気楽に歩き出した輝之助だったが、まもなく不穏な声を耳にする。
「あの、やめてください! 私、行く所があるんです」
「いいじゃねぇかよ、ちょっとくらい付き合ってくれてもよぉ」
人通りの少ない路地で、不良に絡まれる少女。かなりベタな場面に、輝之助は遭遇してしまった。
「絡まれてるのはきっと寝子高生だな……不良は制服からして、木天蓼工業高校か?」
少女の方は先生たちを心配して探している
綾辻 綾花
だったが、輝之助には知る由もない。だが、彼の男気は俄然、燃えた。
「よし、一丁オイラが正義の鉄拳、食らわしてやりますか!」
輝之助は、指を鳴らしながら不良に近づき一喝した。
「おい! その子、嫌がってるじゃねぇか! すぐ離れろ!」
「何だと! 痛い目見てえのかよ!」
激高した不良が殴りかかってくる。とっさに腕で防いだが、二の腕にパンチを食らってしまった。
「痛え! くそ、絶対許さねえぞ!」
「望むところだ!」
鋭い拳を繰り出してくる不良。しかし輝之助は、不安定な足取りでのらりくらりとかわした。輝之助は、無自覚に彼のろっこん「酔拳-琴櫻流截拳道-」を発動していたのだった。泥酔時、身体能力を大幅に向上させるのが、そのろっこんの特徴だった。
「な、何だこいつ……」
不良の息が切れた瞬間を見逃さず、輝之助は相手のみぞおちめがけて拳を繰り出す。不良は声もなくあっさり崩れ落ちた。
「す、すごい……」
綾花は見事な早業に感心しているが、輝之助の方は、自分がすごいことをしたという感覚はない。
「あれ、結構効いてる? そんなに力入れたつもりはないのに……」
「くそ、覚えてろ!」
なんとか立ち上がった不良は、捨て台詞を残して逃げていった。
「あっ、逃げやがった! 逃げ足だけは早いな……」
「あ、ありがとうございます」
お辞儀をする綾花に、輝之助は軽く手を振って再び歩き出した。
「いいってことよ。……でも、オイラは一体、何を思い出そうとしてたんだっけ?」
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
…
22
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
酒は飲んでも飲まれるな
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月22日
参加申し込みの期限
2014年08月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!