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星ヶ丘寮の『PK』
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4.パンツ攻防戦と被疑者
『PK』の噂を嗅ぎつけて星ヶ丘寮へやってきたのは『PK』対策班以外にもいた。
北美浜 薫子
もその1人である。眠そうな瞳がどこか不穏な気配を漂わせている。
彼女は寮へ着くなり、聞き込みを開始する。
「お、それが予告状じゃな、ちょっと見せてやー」
ショートヘアーの女子生徒、
青物 といき
から予告状を受け取り、思案顔になる。
『星ヶ丘寮生の皆様、今宵貴殿のパンツを頂戴しに参りたいと思います。by Pants Killer』
「ふむふむ。なるほどのう……」
薫子は予告状の『貴殿』の部分を指でなぞる。
貴殿という言葉は、男性に向かって使われる言葉である。
もう1つの意味もあるのだが、彼女は男性がターゲットであると推測したようだった。
「大勢に手紙出してるってことは全員の部屋に入って盗む気なのかな?」
といきはそう言いながら、薫子から返してもらった予告状をひらひらと揺らす。
「さてな。読み取り方次第かもしれぬのう」。
「私はちょっと気になるところがあるからそっち行ってみるよ。何かわかったら教えてね」
言うが早いかといきは走り去っていく。得意の長距離走のスタイルで広い敷地内を颯爽と駆け抜けていった。
「うむ、感謝するぞ」
薫子は走り去るといきの背中に感謝の言葉を投げかけつつも、一瞬だけ見えた彼女の陸上用のフィットショーツを目に焼き付ける。
「健康的で色気のない下着というのもまた乙なものであるのう」
そんなことを言いながら薫子は星ヶ丘寮を歩く。
(どうやら『PK』のターゲットは男子のパンツみたいじゃのぅ……。ちょっとがっかりじゃ。恥ずかしがる女の子の姿が見れるかと思ったんじゃがなぁ……。まぁ、男子でもうちは一向に構わないんじゃが!)
「ならば、うちが『PK』すればええの」
何かを思いついた薫子は控えめな胸を張り、邪な笑みを浮かべる。
そこへ鉢合わせるように、『PK』対策班の面々が数人やってくる。何か揉めているようだった。
「なんで俺と御剣がこうならなきゃなんねーんだよ」
庚が不機嫌そうに左手を指し示す。そこには刀の右手と繋がれた手錠があった。手錠は龍八の私物を天野が拝借したものである。
「君ら2人を野放しにするとやりすぎるでしょ? 鍵は草薙に聞いてね」
悪びれもせず天野はそう切り返す。
「これだと『PK』と遭遇したときに戦闘できないだろ」
刀はため息を吐く、左手には木刀が握られている。
3人の男子の後ろでは治、優華、獅子子が歩いている。
優華と獅子子は呆れ顔で、治は少しだけ刀に繋がれた手錠が気になるように見つめている。
「ちっ。今はまぁ我慢しておいてやる。草薙は調べ物に行ったしな……ん?」
舌打ちをする庚は自分の下半身がやけに涼しいことに気づく。
ジャージのボトムス部分、つまりズボンがないのだ。
ダークグレーのボクサーパンツがお披露目される。
「なんだ、こりゃ!」
「『PK』の攻撃か!?」
手錠の相方である庚の異変を察した刀が周囲を見渡す。
「ろっこんけ?」
庚のほうをあまり見ないようにしながら獅子子はそう呟く。
「ああ、パンツってそういう」
意味を察したらしき天野。
そして刀は、建物の陰で庚のズボンを畳んでいる薫子を見つける。どうやら薫子がろっこん能力で庚のズボンを奪ったらしい。
「お前か!」
刀は薫子へ向かって走ろうとするが庚と動きが噛み合わない。どうやら挟み撃ちにするつもりで互いに逆に動こうとしたらしい。
「御剣、お前合わせろよ!」
「如月もな」
「……」
「……」
2人の間に火花が散りそうな気配を察した治が間に入る。
「後で草薙さんに手錠外してもらいましょう、ね?」
困ったような笑顔で可憐な治にそう言われては2人は大人しくなるしかなかった。
刀たちを追い抜いて薫子へ突撃するのは優華。
「『PK』ね! 覚悟っ」
「飛んで火にいる夏の虫じゃのう」
にやり、と笑った薫子の様子を見て、優華は嫌な予感を覚える。
「それ」
と、薫子の手元に優華のスカートが出現する。つまりそれは優華のパンツがお披露目されるということである。
黒髪との対比が美しい淡い紫。飾り気のない藤色のパンツ。
「きゃあああああ!」
一瞬の硬直の後、薫子に迫りかからんとしていた優華は尻餅をつくようにしてパンツを見えないようにする。
とはいえ、地面と制服の裾部分と彼女の手くらいしか隠せるようなものはないのだが。
「やははー、眼福じゃのう」
そう言いながら、薫子はスカートを丁寧に畳んで、庚のジャージの上に重ねる。
「くっくっくっ。次は誰じゃ?」
迫り来る脅威を退けた薫子は少し余裕を持って『PK』対策班を見る。
既に奪われた庚。座り込む優華。手錠のせいで動きづらそうな刀。距離を取った天野。心配そうに皆を見る治。
そして獅子子。
「先輩、信じとったのに……先輩が『PK』なんか?」
「『PK』かと言われれば、パンツキラーじゃがの」
肯定とも否定とも言い切れない言い回しをする薫子。
睨み合いとまではいかないものの場が停滞しそうになる。
そこへ割って入る声。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月02日
参加申し込みの期限
2013年02月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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