星ヶ丘寮、エントランスラウンジ。時刻は15時過ぎ。
そこではコンシェルジュやウェイターなどが忙しなく歩き回っている中、寮生やその関係者たちなどがそれぞれが勝手気ままにお茶会を開いていた。
ある席では
猫鳴館の騒動に対してやはり廃寮にすべきだという声があがり、また別の席では、
シーサイドアウトレットの爆発騒ぎに対して胸を痛める者もいた。
そんな茶会の中の一つのテーブル。そこではこんな話が繰り広げられていた。
「星ヶ丘の『PK』ってご存知かしら?」
意思の強そうな眼差しで話を切り出すのは金髪縦ロールが眩しい
剣崎 エレナ、2年生である。指先では柔らかな青の濃淡が美しいティーカップが揺れている。
「ワォ! 超能力(PsychoKinesis)?」
そう答えたのは
レイラ・トンプソン。着崩した制服の胸元がセクシーなブロンドヘアーのアメリカンガール。
エレナは静かに首を振る。
「あ、あの。どうして私はこんなところにお呼ばれしてるのでしょう?」
落ち着きなく周囲を見渡しながら
月海 燈子はおずおずとエレナに質問をする。小動物のように何かに怯えているような振る舞いが可愛らしくも見える。
「ちょうど、そこにいたから」
にべなく断言される。
「あうううう!?」
と、燈子はボブカットの髪を揺らして、さらに落ち着きを無くす。
「ちなみに、ペナルティキックでもないし、プレイヤーキラーでもないわ」
「Hmm...正解ハ!?」
レイラがぐいっとテーブルから乗り出してエレナに詰め寄る。
その様子に少しだけ驚くもエレナは落ち着いて1枚の名刺サイズのカードを取り出してテーブルに置いた。
『星ヶ丘寮生の皆様、今宵貴殿のパンツを頂戴しに参りたいと思います。by Pants Killer』
「パンツ!」
「き、キラー?」
レイラはどこか興奮したようにパンツを叫び、燈子は首をかしげながらも物騒な単語を控えめに口にした。
「そ、だから『PK』よ。だいたいの事情はこう」
と、エレナの話をまとめると以下のようになる。
星ヶ丘寮内で最近パンツを盗まれる事件が多発している。
被害者は全員星ヶ丘寮生であること。
さらには予告状として先ほどエレナが見せたようなカードが今日も複数投函されているとのことだった。
「鼠小僧ならぬパンツ小僧ネ! まるでイシカワゴエモン!」
エレナの話を聞くや否や、興奮したようにレイラは立ち上がる。彼女の短めのスカートが危なっかしく揺れていた。
「それはちょっと違うと思うけれど」
と、エレナは冷静にツッコミを入れる。
「ふええ、わ、私なんかじゃお役にたてないですぅ!」
頭を抱えながら首を振るのは燈子。そんな彼女の肩にエレナが優しく手を置き。
「大丈夫、囮という役割もあるわ」
「余計にダメですー!」
こんな感じで、一部の星ヶ丘寮生たちは他寮生などにも声をかけていき『PK』の話は広がっていった。
そして、この日の夕暮れには有志による『PK』対策班が結成されたのである。
皆様、どうも、『PK』といえば『プレイヤーキラー』が最初に思いつく深城和哉です。
さて、下着とは何でしょう?
古代において、下着とは衣類の原型であると言えます。
そもそもなぜ衣類が発達したかといえば、羞恥などよりも先に人体の保護という観点から語るべきかもしれません。
それがいつの間にかファッションとしての下着となり、キャミソールであったりガーターベルトであったり、男の浪曼の縞パンであったり――(以下略)。
――前説は端折りまして解説へと移ります。
星ヶ丘寮
こちらの設定に準じます。
アクションにおいて寮の個室や日常生活などの設定など書いて頂ければ絢爛に豪奢に描写したいと思います。
ただし、実在するブランド名などについては、寝子島風にアレンジさせて頂きますのでご注意ください。
PK
星ヶ丘寮を騒がせている下着泥棒です。
性別、年齢、職業その他全て不明です。
パンツについて
男女問わず、パンツの詳細を書いて頂けるとその描写を致します。
ただしそういった描写を嫌われる方はパンツについて書かれなければ、セクシャルな描写は避けますのでご安心下さい。
アクションについて
以下のような行動が選択肢となります。
・『PK』調査、撃退など
・せっかくだから気になるあの子のパンツを盗む
・そんなのどうでもいいからラウンジでお茶会
・その他
※また、星ヶ丘寮生の皆様はエレナのように『PK』からの予告状を受け取ったことにしても構いません。
ミステリー風にしておりますが、皆様のアクションによって様々な可能性がございます。
バトルになるかもしれませんし、ギャグになるかもしれません。
はたまたひたすらお茶会の可能性もございます。
自由なアクションお待ちしております。
また、深城シナリオはアドリブ度高めを推奨致します。