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真夜中シンデレラ
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●君と契約を
力を得る為に、画策する王子がいた。彼は考える、揺ぎ無い力を手にする為にはどうしたらいいのかを。城の書庫に眠る書物を読み漁り、自国の遺跡を調べ、彼は結論に至る。――魔界の力を得れば良いのだと。
魔界の力を得る為にはどうすればいい?魔女と契約すればいい、と書物は彼に教える。魔女と接触するにはどうすればいい?魔女の興味を惹く、国を挙げての催し物を起こせばよいと書物は彼に教えた。
そして王子――
八神 修
は妃探しの宴を開く。
「王子、国中の娘達が参りました」
「漏れはないか?」
「は、間違いなく」
修は立ち上がり、舞踏会の会場へと向かう。広いフロアには沢山の年頃の娘がその身を着飾り、踊ったりお喋りを楽しんだりしていた。シンデレラと思われる女性もちらほらと見える。修は注意深く娘達の靴を見る。
ガラスの靴ではなく、毛皮の靴を履いたシンデレラ……それが修の望む娘だ。履物とは地位の暗喩であり、毛皮の履物は異界との通行手段で橋渡しの役目もある。つまり、それを履いているシンデレラが修の求める魔女なのだ。
修は幼い頃に読んだシンデレラの物語を思い出す。普通なら王子の結婚とは政治的な物だ、それなのに市井の娘を妃にする為に舞踏会を開いたのは何故なのか? つまり王子が探していた娘は普通の人間ではないと言う解釈なら納得もできる。舞踏会とは呼び掛けと接触であり、結婚とは魔界の力を得る為の契約なのだ。
そう考えながら、修は注意深く娘達の足元を見続け……目当ての娘を探しだす。
「見つけた、あの娘だ」
修は毛皮の靴を履いた娘、シンデレラへと声を掛ける、そしてその娘の顔を見て驚くのだ。……もちろん、面には出さなかったけれど。一瞬の逡巡の後、ダンスを申し込みシンデレラと踊る。頬を染めて笑うシンデレラは、修が恋する相手……
七夜 あおい
にそっくりだったのである。
彼女が表情を変える度、何か喋る度に修は自分の心が奪われていくのを感じていた。ダンスが終わった後もバルコニーへ誘い、彼女の話を聞けばその知識に修が圧倒されるほど。やがて0時の鐘が鳴る前に彼女は去ってしまったけれど、残された毛皮の靴は修の手の中だ。
「彼女を探し出せ、どんな手を使ってもだ」
修は静かに従者へ命令を下す。それは力を求めているからなのか、シンデレラ自身を求めているからなのか修にはわからなくなっていた。
翌朝シンデレラが残した靴を頼りに国中の娘達の元を訪れ、その靴に合う娘探しが始まった。それは数日を要したが、最後の娘達の住む家で終わりを迎える事となる。
毛皮の靴を履く為に足を切り落とした娘達には目もくれず、修はみすぼらしい姿をした娘に向かい合う。ドレスを着ていなくても、毛皮の靴を履かなくても、修にはその娘がシンデレラである事はわかっていた。あおいに似ている娘を、自分が間違うはずなどないのだから。
そして修は探し出したシンデレラに靴を手渡す。彼女は可愛らしく笑って、その靴を受け取った。それはシンデレラ……魔女が契約を受け入れたに他ならない。
「手を、シンデレラ。君を俺の妃に迎え入れよう」
「喜んで、王子様」
城へ戻ると、結婚の準備が行われた。そしてその翌日に式が執り行われる事となる。
ウェディングドレスを着て綺麗に着飾ったシンデレラはあおいそのもので、修は正しく自分の夢なのだと理解する。理解はしているけれど、その心は止められなかった。
遠くまで澄み渡る青空の下、国民に祝福されながら二人は誓いを交わす。
「君がシンデレラで良かった、正体が何であろうと……多分、俺は君に恋をしたから」
修の言葉にシンデレラが微笑んで見せる。そして、二人の唇が触れ合って……修はその幸せな瞬間に頭の片隅で思考する。
果たして、本当に捕まえられたのはどちらなのかと。シンデレラがあおいの姿で現れた意味を、全ては魔女の策略だったのではないかと……けれど甘い恋に落ちたその身では、全てがどうでも良かった。ただ愛しい人をこの胸に抱きしめる事が出来たのだから――。
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あとがき
担当マスター:
加持蜜子
ファンレターはマスターページから!
お待たせ致しました、「真夜中シンデレラ」リアクションをお届けします。
皆様のシンデレラ、大変楽しく執筆させて頂きました!
それぞれのキャラクターの解釈や考えがとても素晴らしかったと思います。
ご参加ありがとうございました、また違うシナリオでお会いできれば嬉しいです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月21日
参加申し込みの期限
2014年08月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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